2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ずだだだどろどろ

まつゆりちゃん、今日はいつもとちがって大人っぽくて、なんだか素敵〜とおめめぱちくりまつげはほろり、ついでに口紅ぺろりまでしちゃって、ほわわ〜いま目があった! 目があったよぜったい! わたしとまつゆりちゃんのまなことまなこがどっきんぐ! いやん…

接地面

明後日が出勤日なのに朝の6時まで起きてしまっている。つまりもう前日になっている。『音楽と人』のインタビューアーカイブがおもしろくてしかたがない。ほんとうに勝手な想像だけれども、こういうところの編集者やライター、カメラマンは「好き」をしごとに…

死んだあとに起きる

噴火に巻きこまれ死ぬ夢を見た。浅間山(行ったことはない)を車(わたしは助手席に座っている、叔父やいとこたちがいっしょに乗っている)で登っていると、すぐそばからマグマが噴きだしており、窓から見える斜面は赤橙に染まり、足もとのアスファルトはど…

怒鳴るコミュニケーション

やさしいコミュニケーションにのみ触れて育ったひとは、怒鳴るコミュニケーションをしないのか。どうだろうか。隣に住むおじさんの片割れは怒鳴って会話をする。そこに怒鳴っているという意識がはたらいているのかさえあやしいが、ふたりの隔たりのある力関…

ポリマー的にどうですか

11冊目、荒川洋治『日記をつける』。岩波書店、2010年刊。単行本は2002年刊行。絵日記・交換日記・ブログといった形式、あるいは子供のもの、大人のもの、戦時中や行商記など、書く主体や書かれる題材、さらには「書く」と「つける」のちがい、日記における…

段ボール、ボール、ル、段、段ボ、ボ

有名人のついーとにぶらさがってるリプライ見てると地獄みたいな気分になってくる ここはついーとしなかったついーとを成仏させる場でもある。有名人にかぎらない。政治性が前面にでたものなどもそうであるが、そこに書いてある言葉への「読めなさ」、あるい…

乳牛でも肉牛でもない牛

ゴミ出しチャレンジを3日連続で失敗する。そろそろ燃えるゴミのにおいがつらい時期にさしかかってくるが、幸いなことに今週はずっと気温が低い。天気予報の平年並みか平年より低く(あるいは平年より高く)というときの、「平年並みか」のでしゃばり具合につ…

おれはばあちゃんのやさしい心に背かないよう生きていきたい

人生で何を守るかといえばもうそれしかないんだよという気さえする。いやそんなことはないなと1日経ってから思いなおす。携帯を買い替えたようで、祖母の新しいメールアドレスと電話番号が母から送られてくる。なんとラインのアカウントまで送られてきたので…

短刀

トイレの守護神。餌をやりたいが餌となるような虫がなかなか家のなかにいない。どうやら彼女は母親だったようで、ちいさな子ぐもが3匹ほど壁に止まっていた 腹が痛い。このところ頻便である。血もよくでる。友人が切れ痔になったとブログに書いていた。病院…

ニャオズ/毛毬遊び

こないだつくっておいしかった玉ねぎのクミン炒めをつくろうとしたらクミンとまちがえてフェンネルを大量に入れてしまってたいへんな思いをした。クミンは入れすぎたってたいてい大丈夫だが、フェンネルは完全にだめである。すべてを台無しにしてしまう。チ…

跡づける仕草

誰も書いて残すことのなかったものは、おぼえているひとの記憶のなかでのみ生き、その死とともに跡形もなくなってしまう。むかしオダサガに住んでいたとき、サウザンロードという駅前からのびる商店街にちいさな個人経営のスーパーがあり、そこでよく買い物…

シソ科の茂みを打つ輪ゴム(群れは蒸れててたのしそう

さいきんまた見かけるようになってうれしい思いをしていたオールレーズンもレーズンサンドも、ふたたび近所のスーパーの店頭から消えた。オールレーズンのファミリーパックに至ってはもう何年も手にしていない。おれはかなしい。マイフェイバリットお菓子の…

生えてるゆびの本数に疑問をもったことある?

歯の本数でもいい、毛の本数でもいい。何の必然をもってその数なのか。こうした思考の行き着く先が人間原理というのはやっぱり傲慢な気がする。そこは突き抜けるべきなのではないか(いったいどこへ?)。朝起きると、手の火傷の跡が、ちょっとアダルトでセ…

耳、耳的ミソロジー

何かが空を飛んでいく音がよくきこえる。その何かのすがたを見たことはない。昼夜問わず、飛行機か、ヘリコプターか、そうしたでかい機械の飛ぶ音が頭上からよくきこえる。などと書いていたらちょうど窓の枠内を、雲を背景に、一機のヘリが下辺の方位から上…

投石までの軽装

さいきんは風がよくでている日が多い。机にむかって本を読んでいると、豪邸の裏手(向こうからすればこちらが裏手なのだろうが)に生えた大木の葉擦れの音が窓から入りこんでくる。この屋敷の裏庭(こちらがわである)のおおきさを思うとポン・ジュノ『パラ…

古い友人たちの掟

毎夜、体重の記録をつけることにした。いまは54-56kgのあいだをいったりきたりしている。去年の今頃は53-54kgをふらふらしていたはずなので、そこまでもどろうと思っている。58kgに到達しようかと思われた1月の頃を思えばいい感じである。朝起き、洗濯機をま…

無痛の苦痛

連休おわりのかなしみは在宅勤務でもかわることがない。朝8時。風がつよい。窓ががたぎし音を立て、外の廊下の目張りがバタバタとはためく。カーテンの裾が畳の上を這いずる。涼しい春の風が部屋のなかを通り抜ける。わたしは糸の切れた凧のようにそのなかを…

淡水公園から歩いて5分

8冊目、長嶋有『猛スピードで母は』。文藝春秋社、2005年刊。単行本は2002年にでている。ふたつの中編が収録されており、先に入っているデビュー作「サイドカーに犬」を読んで放置していたのを、さいごまで読み通した。深夜の読書にぴったりの、たまらないき…

ユー・キャンセルド・オン・ミー

あいもかわらず先行執筆、ストック数7と8をいったりきたり。べつにわるいことではなく、むしろよいことなのだが、その熱情が奇妙だ。おなじ書くにしても文学の方へもうすこしかたむいたらどうか?「噛んじゃだめよ」という年増の婦人の声がまいにちきこえる…

煮え煮えの正午

模様替えをした。といっても、机と椅子を寝室兼居間からキッチンへ移動しただけである。もともとキッチンに置いていたものなので、元通りにしただけともいえる。キッチンは冬とても冷えこむので防寒のために暖房のある部屋に移動していたのをもとの位置にも…

さいしょノそうしょデちずヲかく

いま思えばさいしょに住んだアパートは階下が大家さんの物置で、ウーファー床置きでも苦情がくることなく済んでいたが、いまのすみかはふつうにひとが住んでいるのでうるさくひびいているのかな、と思って居住4年目にしてスニーカーの空き箱を下に敷いた。な…

セレモニー、霊、霊たち

ゴールデンウィークに突入した。これを公開するころにはもうおわっていることがつらい。一生つづいていてはくれないだろうか。緊急事態宣言が継続するかぎり、わたしは会社に行かなくて済むのだろうか。わからない。そもそもこのままずうっとつづくのならば…

母体を内から割ること

香港・ファシズム特集の『HAPAX』の酒井隆史インタビューを読む。ひとの来歴を読むのはたのしい。そして運動史を読むのも。外山恒一の『全共闘以後』を思いだす。このインタビューでは1980年代後半の大学時代が振りかえられていて、その数年のあいだでも劇的…

消された記憶の残存形象

なぜなかったことにするのか? 確実にそこにあったものごとを、われわれの記憶に存するその何にも代理されることのない出来事を。それは「ふたり」の結束を隠蔽するとともに、より強固にするまじないともいえる。意味づけは隠されることによって強調される。…

構わないという連絡の境界

書くことに時間がかかりそうなテーマを導入すると、書く→あっぷするのずれが多少はおさまるのでは、とそのような記事をとくにこのことを意識するわけでもなく書いていたら思うようになった。アパートの住人が寝床から起きだして、トイレに向かって歩いていき…

水没の投擲者

考えでなく考えかたを学ぶこと。これは何においても役に立つ思考法である。ふだんそんなことは意識していないが、あらためてこう文字にしたてると「うむ」といううなずきがあたまの裏のほうでなされる。と同時に、その自己啓発的なひびきに嫌悪のしわが眉間…

濁り湯すいすいドンブラコ

酒を抜くとあからさまに調子がいい。とはいえおそらく週6はアルコールを摂取している。出勤していた頃、飲まないとやってられねえ!とクダを巻いていたが(もちろんひとりで)、そんな外的要因に左右されることなく飲まないとやってられねえことがよくわかっ…

めいめいがめいめいをめいめいする

何か(出来事、感情、考えetc.)を共有する相手がいること。その何かを誰に共有するかを、わたしたちは何をもって判断しているのか。今日食べたもののこと、昨日会った友だちの友だちのこと、先週した大怪我のこと、半年前の引っ越しのこと、10年前のトラウ…

朝酒の境地

日が昇って、日差しがまっすぐに部屋に差しこむわずかな時間、とてもよい気分になる。この家に住み着いてからはじめての体験じゃないだろうか。こんなはやい時間にわたしは起きないし、夜からずっと起きているからこそであえる光景である。1億5000万kmも直進…

夜風のパルテノン

ヤマキのマンゴープリンちょううま。ももプリンがおいしくてじゃあべつのフレーバーもと思って買ったのだよね。うちにはあとアイスランドの乳製品スキルがある。ストロベリをこないだ食べて、ほう、となったので、プレーンとバニラを買い足したのです。とっ…