2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧

きみが地獄に行くのをいっしょに眺めてみよう

黎明、すさまじい稲光と豪雨。窓から見えるすこし離れた家の前の電灯が青灰の薄闇のなかで煌々とかがやいており、晩にごみ出しにいったときからつけっぱなしだったなと思いかえしながら神話的・絵画的な質感を眼前から感得していた。風を通すためにすこしあ…

抱きしめのポーズ(視覚と触覚の差異)

アシッドマン(の大木)が好きなバックホーンの曲といえば「空、星、海の夜」であるというのがバックホーンファンにとっての定説であるが、バックホーン25周年に寄せるコメントのなかで実は「未来」の方が好きだという告白が為されていてわらってしまった。…

死を願う

選挙公報をながめていたら、「ダサいチラシ」のことがあたまに思い浮かんだ。公報の紙面を見わたせば、それぞれの候補者によって自身の政策や略歴を掲げる際のデザインにかけるコストがまったく異なっていることが一目してわかるわけだが、デザインを生業に…

新鮮なきもちでなんどでも怒りなおす

展示ステートメント、ひと晩経って細部が磨かれ、ほぼ最終稿がしあがる。ステートメントが書き上がるということは、展示の背骨が完成したも同然なので、作品の制作自体は停滞しているが視界はやけに明るい。なお、今日の制作は全ボツ。これだ!という素材に…

マルマリ現象

作品制作。いつつめの前で停滞がはじまったので、桃のアイスをかじりつつ、日付が変わったあたりで今日は早めに切り上げる。5-6は連作で、片方ができればもう片方も、という感じになるはず。3日くらいかければなんとかなるだろうという目論見。入稿もここに…

うまくいかない生の持ち寄り

抱き上げようとする両腕に逆らって、太陽光が降り注ぐ窓辺に向かおうとするニャンのふんばりが、わたしの足の親指を傷つける。ワークひとつ片づく。展示にあわせてだす予定だった詩誌とアートブックの計画をいったん凍結する。作品の制作に集中したほうがよ…

何百日も前に書いた語とまだ書かれていない語が合わさるとき、うれしいって思う? それがわたしときみの合言葉だったとしたら?

Kさんがインスタにあげていた写真を見て、ノーズカフめちゃくちゃいいな!と思った。ので、インターネットの海を軽く探してみたがよさげなものは見つからなかった。いろいろな形状、つけかたがあるようで、またそもそも眼鏡と干渉するタイプのものが多くあり…

どのような殺されがありうるだろうかという問い

今日は雨が降らない!と見当をつけ、ライド。百均で個展用のフレームを大量購入し、ケータイショップへ、という流れだったのだが、買ったものがでかすぎて運搬に苦戦。でっかいレジ袋が破れそうでヒヤヒヤしながら走行していると、アスファルトの段差に車輪…

わたしも精霊だったはず

もう何年も前に「(見た目が)もっとうさんくさくなりたい」と思ったことをおぼえているが、それがいまでは「得体のしれないものになりたい」と変化しているのを感じる。髭がガンガンにのびているのもそういうことか。髪をどうにかしたい。ふんばりによりワ…

あなたと心を通わせたかった

ひさびさの晴れ間なので靴を洗った、同じ靴をもうさんども洗っている、生乾きで雑菌のにおいが取れない、今回はどうか、明日は雨予報である、就寝中、太ももを湿った感じにくすぐるなにものかがいたので手をのばすとどうもニャンのペロリペロリではない、指…