2018-12-01から1ヶ月間の記事一覧

宙がえるわたしの手のそばに

lily shuのトークイベントにいった。1_WALLでしった作家で、2枚の写真を組み合わせて1枚の写真として提示するスタイルが編集的連接を感じさせて好きだったのだが、今回の展示は1枚で提示するものの割合が増え、そこまでおもしろみを感じることができなかった…

ステーキ ヤングだんごむし

夜の開店時間まではあと30分ほどあった。その日は定休日だったが店先にそのような看板などは見当たらず、よく目をこらしてみれば店内にはあかりが灯っており、ひとまずわたしは入り口のまえにあるベンチに腰をかけて待ってみることにした。この日はわたしの…

あなたの話をきかせてほしい

「感情が成立しないんだよ、わかるかい?」 「それはかたちにならないってこと?」 「かたちにならないっていうか、そもそもわきたつものがないってことかな」 「じゃあどうやってコミュニケーションをとっているの?」 「感情なんてなくたって、ひとは他人とやりとり…

遭遇者のあやまちを経由して

得たいの知れないがんばれなさと無尽蔵のやる気が交互にもりあがってくる。今年もそろそろおわるし「計画を立てようぜ」ってことで来年のプランやらコンセプトをねりはじめている。大学2年くらいのときの年始に目標を立てようと決意してからまいとしなにかしら…

せんちめんたる・ぷらくてぃす

アナログデジタルしごとせいさく問わずさいきんもりもり書くことをしているわけですが、とても思考が整理されよい。もちろんセラピーにもなるので日々健康にちかづきつつある実感がある。ほんとうでしょうか? そんなに単純なものでしょうか?でもほんとにお…

チョロQ駆けてけ

「落ちた方が負け」 辻本はそういってぼくの目を真正面からきっ、と見た。ぼくはすぐに視線を逸らす。いきなりなんなんだよこいつ。むかつくな。ここはオンナの来る場所じゃないってわからせてやる。 「いや、意味わかんないし。なんでそんなことしなくちゃいけ…

ひねられる電球に火傷する筆順

完全にモードがかわった感がある。からだがほっする音楽がかわったことでそれに気づく。モールスや魚座、トレイシー・チャップマンなどがいまの気分。とくにモールスをガンガン聴いている。ほんとに天才だと思う。以前ポエトリーフリーペーパーを刊行したと…

軽量級の暗幕

小説、アップしたあとに気づいたのだが「~だけ縛り」なわけではない、いま書いているものにはついていない、おれの無意識がだだもれている、書いたものは人生のバロメータになる、そもそもこのブログ自体もそんな役割を果たすこともある。先週末は台北暮色、…

葉のかげの、かげではないところだけ

〈葉のかげの、かげではないところだけをあつめたらどのくらい明るくなる?〉 書かれていた、鉛筆はうすく、ゆびでひとなでしてしまえば消えてしまうような濃さの文字をわたしは見た、机の表面に、わたしの机のうえにそれを見つけた。 「なあ皆原もそう思うよ…