2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

無双しないから挽肉になるはず

猫がやってくる。キジトラと黒白。かわいい。じきにここにも写真が掲載されることだろう。猫党のみなさん、たのしみにしていてください。冬野梅子『まじめな会社員』1巻開封。そうかあみこは経堂住みだったか、、と連載当時もおそらく思ったであろうことでし…

走破の暗唱

シロップの新譜発売の報によろこぶ。その文言を見かけた際、お!と声がでるほどまだシロップのことが好きなのだなと自分でもおどろいた(いや、もちろん大好きなのだが)。全曲新曲ライヴをやっていたことにいまさら気づく程度のファンだというのに、、朝、…

common command control

さいきんはよく蚊と格闘している。あまり俊敏でないのが多く、しかしわたしの視力もショボショボなのでいい勝負を日夜くりひろげている。夜、ぺたんこハンバーグ、マスタードチーズソース。うまい。クローブ、ナツメグ、シナモン、クミン、塩胡椒。ソースは…

ひらたくなるならきみを挟もう

ユーレイデコ最終12話。POV+3D背景のアバンであらわす「異界」(=ハックの過去)演出がよかった。終盤、前にせりだしてきた「家族」はラストには吹き飛んでしまって拍子抜けしたが、これはこれでまあいいか?みたいな観後感。こういう着地をするのであれば、…

想像以上にびりびりに破ろう

ミシェル・ウエルベック『地図と領土』。ジェフ・クーンズとダミアン・ハーストが対峙しているシーンから始まるように、現代アート(界隈)をモチーフにしている点は美術家の端くれ(もうほとんど「美術家」としては活動していませんが、、)としてつよく惹…

受像のフレームワーク

すでにわれらの憩いの場となった狼騎に行き、映画の話をする。灰皿に増えていく煙草同様、話を積もらせていると背後のテーブルから「黒沢清」という単語が聴こえてきて、なおかつSさんが「審査員いる」と打ちこまれたスマホの画面を見せてきたからにはわれら…

ちゅきちゅき触覚デンタルフロス

「コレクション展1 うつわ」@金沢21世紀美術館。タイトル通り「うつわ」をテーマにしたコレクション展。展示室を限定したこぢんまりとした展示だったが、とりわけ中田真裕の陶芸がよかった。工芸的なものに惹かれる感性をまだあまり持ち合わせていないが、…

マリアナ海溝よりも深いヴァジャイナ

北陸の電車の肌寒さの洗礼を受ける。あまりの寒さに対面のシートに座るおじさんは自らの腕を擦りながらうわ言をうめいていた。車窓に映るのは霧をまとった霊験あらたかそうな山々と、その手前に建立されたべらぼうにデカい工場。そこで働く人間たちの通勤車…

きみを見つめる目の数のなかのぼく

他者の生がなければ自己の生など規定できない。他人のブログを読んでいて思った。行ったことのない場所に住む、名前もしらないひとの、酔っ払ったまま自転車で駐車場を走っているブレた写真を見て、ひどく心をうごかされた。昨日Hに聞いた話は重石のようにわ…

去勢を強いるアホどもに唾を

外から幼児の号泣がきこえる。せんじつ朝の4時にHさんがはじめたグループ通話で、たったふたりの応答者の片割れであるAが「虫の声すごいけど」とわたしの端末にそそぎこまれるさまざまな鳴き声を指して言ったが、このにんげんの叫びのさなかにも何種類もの虫…