去勢を強いるアホどもに唾を

外から幼児の号泣がきこえる。せんじつ朝の4時にHさんがはじめたグループ通話で、たったふたりの応答者の片割れであるAが「虫の声すごいけど」とわたしの端末にそそぎこまれるさまざまな鳴き声を指して言ったが、このにんげんの叫びのさなかにも何種類もの虫たちの音色が秋めいたムードを伝えるのがわかった。

小林七郎の訃報。ウテナに抱く印象の何割かは彼が形成していたのではないかとあらためて思いかえす。劇場版の赤い影樹璃回にでてきた夕景と青の表現、ともにつよく記憶に刻まれている。

デパプリ27話。らんらんの妹弟であるりんちゃんるんちゃん登場回。りんちゃんから自らの身体の特徴に言及されて、耳と尻尾を消してほしいと発明家らんらんに頼むコメコメのけなげさに泣く。かつて「みんなとちがう」ことで悩み、そしてそれを乗り越えたらんらんがお姉さん的助言をするのも泣ける。さらには高木くんとの出会いの場を彷彿とさせる水場+ベンチというロケーションでやりとりしているのがまたいい。自らのみんなとは異なる身体を受け入れ、じっさいに「成長」する展開まで完璧だ。ウバウゾーを強化するためのスピリットルーによる応援ギミックを逆手に取るバトル時の作劇もすばらしい。「食べることなど全然楽しくないもんでごわす」と述べる彼に対し、ごはんも(応援と同じで)元気になる! ハッピーになる!と説くプリキュアたち。そして戦闘の途中で幕切れさせるデパプリ初(?)の2話構成におどろく。脚本:伊藤睦美、絵コンテ:志水淳児、演出:ひろしまひでき。デパプリを通してだんだんと伊藤睦美の名がすりこまれてきた。以前からプリキュアシリーズに関わっているスタッフなので、マラソンを通してその過去作を観ていくのがたのしみ。

ギーツ2話。「世界を変えたければ戦うしかない」世界観、ムリってなる。バトロイ構造ってあんまり好きじゃないのかも。戦隊と放映順入れ替えてくれないか?? 来週もつまらなかったらこの時間帯はポケモンに移行しようと思う。

ドンブラ28話。怪盗回。今回の主役である伊集院がヒトツ鬼化する場面、犬塚に「まさかこういう展開だとはな」とツッコミを入れさせるのがいい。はるかのふざけた肖像画でオトすのもたのしい。彼女の表情のたのしさがよく伝わってくる回だった。



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ブログをゴリゴリ書く。金沢出発前に東京滞在篇の半分ぐらいまでは書きおえておかないと追いつかれてしまう。カップ麺、シャウエッセンめしを食べつつ、文字を連ねていく。

チャリの初期のびをなおしにチャリ屋へ。走行中のブレーキの干渉(何がどうなっているのかわからないが音がする)の調整もしてもらい、快適になる。チューブや携帯ポンプも購入する。帰りに幼少期からの友人(?)Hのお店へ。年齢は20以上もちがうし、会うのも1年以上ぶりだが、話が弾んで5時間くらい滞在する。しられざるわたしの父母の話をきき、さまざまなことを思案する。すっかり暗くなったなかを自転車に跨ると、ライトが切れている。充電して1回(しかも20分程度のライド)しかつかっていないのに!

夜、レトルトカレーシャウエッセン疲労がヤバく、グローブとサイクルキャップも洗えず、シャワーを浴びないまま爆睡してしまう。

ユーレイデコ11話。展開もそうだが、それを盛り上げる音楽がとにかくアツい。全体的に「家族」の前景化を感じる。未だ明かされぬハックの家族が怪人0説、あるのでは(というか、そういう描写が為されている)。

夜、ミートボールとピーマンのトマトスパイス煮。ナツメグ、パプリカパウダー、クローブ、ブラックペパー、カイエンペパー。レタスと目玉焼きもトッピングし、ロコモコ風にして食べる。うまい。

金沢行き前に済ませなくてはいけないワークをゴリゴリやる。ブログも書く。こちらは追いつかれる心配はなさそう。あまねちゃんのアクスタ、買うか迷っているうちに予約受付終了になっている。そういう人生を送っている。海外のコンペに落選していた。そういう人生を送っている。投稿したうち未発表の作品がひとつあるのでどこかであっぷしようと思う。

目を切っているひとを見かけるたびに「MEGAKILL」という文字列があたまのなかに浮かぶ。たくさんの敵を一気にたおしたときに表示される文字。一瞬だけやったMOBA(ゲームの名前すら忘れた)の記憶がこうして元の文脈から離れて反復されることのおもしろさ。

ゴダールの訃報。べつに世代ではないので、われらの時代の監督とは誰なのか?と考える。一人も浮かばない。マジで誰なんだ? そういう時代ではないのかもしれない。