2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

建造とまではいかない山の下を走る空

ずいぶん前にやめたブロスタをインストールしてしまい、時間がとける。クラロワ然り、スーパーセルのゲームには麻薬的な快楽がある。ポケモンユナイトがはじまったらおれの人生はおわる。21日からとの告知もでた。カメックスもサーナイトも登場予定とある。…

逆らいのたまり場

つくったペーパーに誤字を見つけ、落胆。ショックでピスタチオを半袋あける。はんぷくろ。かわいい語だね。反復路をおれたちは行ったり来たり、このくりかえしを死ぬまで続行する。東京を去る前に買った服を売ってた店のアプリをその服を買った折に会員登録…

新しいふんぞり

黒沢清『ドレミファ娘の血は騒ぐ』(1985)、藤井謙二郎『曖昧な未来、黒沢清』(2003)、黒沢清『アカルイミライ』(2003)を立て続けに観る。涙。滂沱の涙。観おわってポタポタと涙が目から流れ落ちつづける。『アカルイミライ』はほんとのほんとに世紀の…

エーゲ海エーゲ海エーゲ海エーゲ海

テレビで流れていたので細田守『おおかみこどもの雨と雪』をひさしぶりに観る。冒頭、終始鳴っているかのように思える音楽に、高木正勝さいきょうか?(当時サントラを買った)のきもちにまずなり、引き画主体の抜け感のあるレイアウトに感銘を受ける。徹底…

プールサイド・ダークドラゴン

イメージヴィジュアルの完成。寝ているあいだに公開され、深夜に起床してついったで反応を見る。それなりに好評のようでうれしくなる。集客に役立てればよい。寝る前につくった豚肉と玉ねぎのガーリックトマトマスタード炒めを食べながら、制作物の公開に伴…

わたしの横でねむるあなたの歌が、隣のキッチンから聴こえはじめる(下)

(前) 旅に読書はつきものだ、と書き出しておきながらかばんのなかに文庫本をしのばせるのを忘れ、後悔しながら地下鉄にゆられている。いつもは清澄白河駅から歩いて向かうところを、木場駅から初夏の陽射し降り注ぐ木場公園のなかを通り過ぎつつ、都現美へ…

信頼によりかかるのよしなよ

真夜中、ベッドの置かれた壁に穿たれているあけっぱなしの窓のあたりでなにかがキイキイと鳴いていて、ブラインドをめくりあげ、スマホのライトを点灯させると、桟になんらかのフンが落ちている。はてさて、なんのフンだろうと見つめていると、突如上からバ…

わたしの横でねむるあなたの歌が、隣のキッチンから聴こえはじめる(中)

(前) ツナと茄子の揚げ玉入りスパゲティで朝餉。蕎麦屋の揚げ玉はうまいうまいといいあいながらひとつのフライパンを三人で囲んだあとは、クーラーのきいた部屋のなかで思いっきりゴロゴロする。ひとしきりころがって、自分たちが猫なのか、そうでないのか…

なにかをうまくやろうとする(不完全)

料理をとりわけるためのスプーンを、自分が食べるためにつかうことのできるにんげん。寝たふりをしていれば、勝手に食事のじゅんびがなされると思っているにんげん。自身が忘れていたことをとがめられ、謝ることもせずにおれだけがわるいの?とすぐさまひら…

わたしの横でねむるあなたの歌が、隣のキッチンから聴こえはじめる(上)

旅に読書はつきものだ。高速バスの出発まで、2時間半。わたしはターミナル横のちいさな書店のなかに、これから始まる夢の日々に向けて準備したひみつ道具がたくさんつまったキャリーバッグをひきひき立ち入り、目についた雑誌をかたっぱしからめくりはじめる…