富野作品マラソン

不届き者の死滅・消滅・絶滅

パークに走りに行った妹から電話があり、利用するためのカードが自室の机の上にないかと問われる。しばらく探すも見当たらず、ビデオ通話に切り替えて机を映し、「そこは? そこは?」と指示をもらいつつ、時折カメラをインカメにしてわたしの顔を映したりし…

スナカキ・ランディング

富野由悠季『機動戦士Vガンダム』(1993)。富野成分をちかごろ摂取していないなと思いたち、3話まで観る。スポンサーの意向で「ガンダム」が初登場する第4話を第1話に移動させているという話はしっていたので変則的な構成はそこまで気にならずに観られた。…

ぽぽぽぼ

村瀬修功『閃光のハサウェイ 』(2021)。同じく村瀬が監督を務める『エルゴプラクシー』がこれまで観たアニメのなかで五指に入るほどに大好きな一方、伊藤計劃原作の『虐殺器官』はあんまりだった(小説はラブです)にんげんですが、これはサイコーでした。…

fixed a pool, tutorial needles

出渕裕のロングインタビューを読む。媒体特性のことを考える。原稿のなかでも触れられているが、だれしもが他者の検閲なしに文字をパブリッシュできる時代であることと、事実上「紙幅」の存在しないインターネット空間について。精度や密度の高いテキストは…

かしこい足並み

同人誌の2号を発刊。しらないひとにとどいてほしい。SNSをひさびさに稼働させる。干刈あがた『十一歳の自転車 物は物にして物にあらず物語』、1編読む。夜、にんにくきかせた鶏と蕪のスープ、ねぎのせ三角揚げを焼いたもの。同人会議。ぶじ刊行できたことを…

同速の口笛

ようやく芽生えたがんばろうと思うきもちを、どのようにして枯らさずに守ってやれるか。朝倉かすみ『てらさふ』を6章のあたままで。起承転結でいえば転の域。そっちにころぶんだーとたのしくなる。デヴィッド・リンチ『ツイン・ピークス』(1990-1991)シー…

ぜんぶ元気のもんだい!

デヴィッド・リンチ『ツイン・ピークス』(1990-1991)シーズン1序章。2、3年前に冒頭をNくんのスマホで肩を並べながら小田急線の車内で観た記憶がある。ひなびた国境沿いの田舎町にて、ひとりのティーンガールの死体が発見され、だれが彼女を手にかけたのか…

裏拍で数えた犯罪の見返し

人生がめちゃくちゃにかなしい。精神はそこまで落ちていないが、とにかくかなしい。沈みかたがやばい。かなしくなりたくねーーーー。夜、豚キムチ。フライパンから具材が足の甲に飛び、火傷する。ほんとうにどうしようもないなと思いながらこの1ヶ月半書きつ…

誤入と倍出

富野由悠季『機動戦士ガンダムZZ』23-26話。いつぶりだ?というくらいひさびさの富野作品マラソン再開(会)。14-22話に関してはここで何か書くこともしていなかったので、ここでまとめて書いておこうと思ったが、メモ書きがどこかへいってしまったので頓挫…

どうしようもないぜ、いいあうガールズ、未だ14歳

負のスパイラルがすごい。いかにして正のスパイラルに転じていくか。コードを共有しないひととどのようにして対話を成すのか。これは家族間の話である。献立、茹でいんげん、バンバンジー、卵スープ。スープは鶏の茹で汁をもちいる。滋味深い。親経由でいん…

建造とまではいかない山の下を走る空

ずいぶん前にやめたブロスタをインストールしてしまい、時間がとける。クラロワ然り、スーパーセルのゲームには麻薬的な快楽がある。ポケモンユナイトがはじまったらおれの人生はおわる。21日からとの告知もでた。カメックスもサーナイトも登場予定とある。…

逆らいのたまり場

つくったペーパーに誤字を見つけ、落胆。ショックでピスタチオを半袋あける。はんぷくろ。かわいい語だね。反復路をおれたちは行ったり来たり、このくりかえしを死ぬまで続行する。東京を去る前に買った服を売ってた店のアプリをその服を買った折に会員登録…

復活のイデオン

まいにち更新するかはさておき、今日からぼちぼち再開してゆきます。書かないあいだに気づいたのは、ブログを書かないぶん、べつのところに何かを書こうとする意識が芽生えたことと、日々のささいな生活のなかに「これはブログに書こう」と思い立つ時間があ…

残像雑念雑菌雑貨

昨晩作品を提出したコンペが、事前の通知も事後の報告もなしにさらっと〆切をひと月のばしていて、そんなんありかよと思っている。受け取りましたの連絡も、数時間で送りますという自動メッセージを見てからすでに24時間以上経っているにもかかわらず音沙汰…

融解曲線パントマイム

さあ、原稿を送るぞとメールにファイルを添付してからの確認・修正の時間。ここで粘り腰を発揮することが、よりより制作物を生みだす支えになる。そんなことを思いながら、語尾を言い換えたり、語順を整序したりする深夜1時。しばらく奮闘したあと送信し、ひ…

寝言ばかりいう草をむしらないで

富野本がとどく。テンションブチ上がり。気分がみちがえます。ありがとう物体。ということで『富野由悠季の世界』と『富野由悠季 全仕事』をパラパラ読んでしばらく過ごす。昼食はパンとスープ。今後の富野作品マラソンのいい相棒になってくれそう。献立。き…

びびたるタルタル

目覚めると、汗をかいている。季節は5月。これからさらに暑くなっていくというのに先が思いやられる。わたしは暑さよりも寒さを好む。富野由悠季『機動戦士ガンダムZZ』5-10話。5話「ジュドーの決意」で見られるようなZとゲゼによるモビルスーツ・ボクシング…

ザラ紙を踏む足の本数

今日の料理、ニラ玉スープ、豚トマト玉ねぎキャベツのニンニク醤油炒め、笹かまにチーズとかつぶしをのせて焼いたもの。うまし。自主制作のいちにち。グラフィックのほか、詩も書く。現在デザイナとしてかかわっているふたつの媒体に掲載の予定があり、未発…

飛ぶ夜警

富野由悠季『機動戦士Zガンダム』43-最終50話。最終5話あたりの苛烈さにダンバインの終盤を思いだした。これまで長らく活躍してきたひとびとが、バタバタと宇宙に散っていく。46話「シロッコ立つ」の戦況の複雑化・思惑の交差はいよいよ物語がおわるぞ!とい…

ナーフ仲人

夜、トマト豆腐卵長ねぎの中華スープ。ニラ大葉餃子(タネだけつくって寝た)。しごとから帰ってきた母親がめしをつくれを起こしにきたが、もう包んで焼くだけじゃないかとそのまま寝入ってしまった。『未来を花束にして』で、妻の帰りを家で待っていながら…

いくつもの誤解の末の墓場を荒らす

右顎が痛む。耳に通ずるような箇所。咀嚼しようと口を開けると、違和がある。カミール・パーリア『セックス、アート、アメリカンカルチャー』を読みはじめる。訳者あとがきに引かれている以下の発言にまず付箋を貼る。 そんな暮らしで孤独を感じないかと聞か…

嫌い嫌い嫌い(花曇りハンマー!)

また今日も、うまくうごくことができないまま時間が経っていく。周囲との回路を断つことによって、せいいっぱい、自分を保とうとする。精神がよわっているときには、かんたんに瓦解してしまいそうになる。富野由悠季『機動戦士ガンダム』と『マジンガーZ』(…

さびしい道を走ってはゆけない

富野由悠季『機動戦士Zガンダム』29-34話。ジェリドのもう1人の主人公っぷりがあらためていいなと思った。ダンバインでいうバーン・バニングスであり、エルガイムでいうギャブレット・ギャブレー。なんども主人公の前に立ちはだかっては、その度に撃退される…

デカいラブを足の裏に貼りつけてそのまま200年経ったよ

祖母が明るい時間にでかけ、ひさしぶりにひとりの時間ができる。心を落ち着けながら、生姜ごはんを炊き、豚肉を酒醤油コチュジャンでもんだやつに片栗粉をまぶして、しめじとねぎとあわせて炒める。みりん、酢、塩で味の調整。食べながら、富野由悠季『機動…

手をとるまでのわずかな火柱

妹の歌声でめざめる。もともと年間休日が少ない職場なので、感動もひとしおなのだろう。都市も大概だが、田舎の労働環境はひとにやさしくない。富野由悠季『機動戦士Zガンダム』21話。いよいよZガンダムが登場する。21話になるまでタイトルにもなっているロ…

デラックス・ラテックス

富野由悠季『機動戦士Zガンダム』を観ながら朝食。15-20話まで。相変わらずずっとおもしろい。ベルトーチカって川村万梨阿なんだ!としる。彼女がアムロにとつぜんのキスをしたあとに言い放つ「女の愛撫で男を奮い立たせることができるのなら、女はそれをす…

花丸ください、いっとうおおきいやつ

ダニエル・J・クラーク『ビハインド・ザ・カーブ -地球平面説-』(2018)。めちゃわらった。21世紀になってふたたびじわじわと波及しはじめた、地球平面説を信じるひとびとを題材にしたドキュメンタリー。怖い作品でもあるが、エンタメとしてつくられている…

くちづけの貧弱

祖母らとラーメンを食べ、桜を見にゆく。せんじつの祖母とはちがう祖母である。今日のラーメン屋は全国的にも名店と名高い店、評判にたがわぬおいしさに舌鼓を打った。とにかく麺がちょう好み。曽我製麺。肉そばを食べたが、チャーシューはこんなにいらんな…

撃沈したのはきみのほう

昼、キャベツときゅうりと煮干しのサラダ。ガーリックバターライス。夜にステーキを焼いてそれを載せる。煮干しがでかい+かたいで食べにくく、次回はもっとちいさいやつを買わねばと思った。朝はスープを飲んだ。べつにインド系のスパイスをつかっているわけ…

フライドおじゃがを食べませう

富野由悠季『∀ガンダムⅠ 地球光』『∀ガンダムⅡ 月光蝶』をつづけて観る。地球光ってそういう意味か! 50話を2時間+2時間に圧縮するフシギさ。テレビ版を観たあとだとあまりのテンポの速さにわらってしまう。あらためて思ったのは、画で芝居がきちんとできて…