嫌い嫌い嫌い(花曇りハンマー!)

また今日も、うまくうごくことができないまま時間が経っていく。周囲との回路を断つことによって、せいいっぱい、自分を保とうとする。精神がよわっているときには、かんたんに瓦解してしまいそうになる。

富野由悠季機動戦士ガンダム』と『マジンガーZ』(監督がいない?)の第1話を観た。テンポのよさよ。とくに後者の食い気味の台詞のかけあいはわらってしまう。全90話ほどあるようで、完走はおそらくしないだろうが……。半分女性・半分男性で声すらもつかいわけるあしゅら男爵のキャラ造形は神がかっているなとあらためて思った。1stは10代以来に観たが、作画が思ったよりも気合が入っていた。劇画タッチ。一夜明け、福田己津央機動戦士ガンダムSEED』の1話も観る。気づかずに観ていたがHDリマスター版。毀誉褒貶のはげしい作品という印象だが、ここちのよいさまざまな勢力や要素の入りみだれ感とガンダム搭乗までがギュッと詰まったいい導入なのでは。どちらかといえば続編であるSEED DESTINYのほうが評判わるいのだろうか? 1stへの目配せもあるように感じた。


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しごとのまえじゅんびとしての動画も3本観る。おもしろい。こうやって興味関心が育ってきてからの「大学」ってたのしいだろうなと思う。10代のおわりから20代のはじめにかけてのあの時期だけに得られたものももちろんあるのだろうけれど、いま学生になったとすれば、そのときとは異なるかがやきが目に映るだろう。ただ、そんなのんきな妄想よりも、背にのしかかる「奨学金」のげんじつが、学びのじっさいをわたしにたたきつけ、憂鬱な気分にさせる。延納期間の限界があと数年でやってくるが、現状のままいくと「おわる」ことになる。

夜更け、地震がある。地震に対する恐怖は年々増している。ここ2-30年のあいだに東京を直下型地震が襲うという予測がある。そんな環境にわざわざすすんで身を置こうとするのは、気が違っている行為のようにも思える。

深夜4時、階下からモンハンをやりながら通話する父の声が聴こえ、こうして50代の兄弟が和気あいあいとゲームに興じることのできることの「よさ」を考えようとするが、あたまを埋めるのは「わるさ」ばかりで、自身の「家族」に対する旧式の「信仰」にぶち当たることになる。「誰が何やったっていい」という、わたしが重きを置きたいはずの寛容な個の尊重関係に、容赦無く亀裂が入る。