寝言ばかりいう草をむしらないで

富野本がとどく。テンションブチ上がり。気分がみちがえます。ありがとう物体。ということで『富野由悠季の世界』と『富野由悠季 全仕事』をパラパラ読んでしばらく過ごす。昼食はパンとスープ。今後の富野作品マラソンのいい相棒になってくれそう。

献立。きゅうりとレタスとハムとチーズのサラダ、豚と長芋とみょうがの山椒味噌炒め。ドレッシングはオリーブオイルと塩、酢を混ぜ、白ごまをバラバラかける。うまい。みょうがは熱を通したからか他の薬味パワーがつよいのか死んでしまっていた。これなら妹も食せるだろうが、今日はしごとが休みなので彼女は家にいない。

PCに向きあうきもちにならず、いくつかの相手にデータ拝領の連絡や今後の段取りの連絡はしたが、今日はやすみの日ということにする。在宅ワーカーが自らに休日を設けようとすることのむつかしさ。家事や薄い介護とともに生きているのもあって、会社員時代の「休日」とは異なる時間がそこにはある(もちろん、「営業日」の時間のありかたもおおきく変容しているが)。

代わりに詩に手を入れた。同人誌のほう。2年くらい前に書いた詩だと思う。あたらしく、自発的に詩を生みだすには、『返校』でユーレイが語っていた話じゃないが恋のひとつやふたつでもしないとむりではと思う。それはべつにひとが対象でなくともよくて、そんな風にこころうごかされる瞬間がなければ、なかなか指はうごいてくれないのだった。気性が冷えているということだ。


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自室に入るとすこしばかりの熱気があり、窓を開けると風が入って涼しくなる。今日は雨が降り続いていた。シロップの動脈を聴きながら、富野本のつづき。全仕事のほうは誤字や衍字がかなりの数散見され、重版するときにチェックしろよなとそのてきとうなしごとぶりに文句のひとつでもいいたくなる。内容はおもしろい。ザンボットの放映当時、「お前、いくらなんでも“人間爆弾”の話はないだろ」と社長や役員に言われた話は思わずわらってしまった。放映前にチェックが入らなくてよかったなと思う。おかげで後世のわたしたちも、このすばらしいエピソードを観ることができるのだから。