2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

適切な肉体の不明瞭な重んじり

森とんかつ『スイカ』1巻。おもしろい。1話目1頁目の画面構成からしてたのしい。ヤケクソ感のある描き文字の擬音と、車のまま校舎に飛びこんでいく黒田硫黄のブチ抜きゴマを彷彿とさせる出勤風景。エンジン全開である。同人会議、だったのだが開始5分前にね…

差のパルタージュ

書店へ。売野機子『売野機子短編劇場』(2020)、森とんかつ『スイカ』1巻(2021)、乗代雄介『十七八より』(2022)、『皆のあらばしり』(2021)を買う。『十七八より』は単行本(2015)で所持しているが、あまりに好きなので文庫でもほしいと思い、買った…

第4回激痛クラブオフラインミーティング

たいていのひとはゼロかヒャクかでしかものごとを見ることができない。そのことが炎上、とくにイデオロギーのつよく連関した騒動のたびに目に入り、憂鬱なきもちになる。わたし自身のなかにもゼロかヒャクかという判断をしてしまう心向きがあり、だからそう…

不快の請求、にじいろの唇

デヴィッド・リンチ『ツイン・ピークス』(1990-1991)2ndシーズン1話(8話)。ひさびさのツイン・ピークス。衝撃的な幕切れをした1stシーズンだったが、そのショックを緩和するようなホテルマンのジジイがよかった。腹を撃たれて床を転がるクーパーに対して…

たどりついたことのあるひとら(目を合わせられない)

渡辺信一郎・夏目真悟『スペース☆ダンディ』(2014)6-8話。6話にでてくる「その月だけが残されていた」という言いかた。地球に対する月的存在(つまりは衛星)を称する際にナレーションとしてあらわれるのだが、いろんなものをすっ飛ばしてわたしたち観客の…

はりきりのそらの光

29地図の「2021年・映画ベスト10&ワースト3」回のpart1を聴く。今年は映画館に数えるほどしか行けなかったので名前の挙がる映画を9割9分観ていないのだが、語りがおもしろすぎてたのしく聴けてしまう。トロプリ44話。放映前からL字放送がかなしすぎる、と思…

寝静まった頃のきみの左手

雪かきをおえて室内にもどると口髭にいくつも雫がぶらさがっており、呼気が冷えてこうなるのだと感動していた。夜、油そば。チャーシュー、ねぎ、卵(常温6分)、メンマ、かつおぶし、チーズ、ごま油。タレは市販のラーメン用のものをすこしのばしてつかう。…

jullasic justice

夜、豚入りニラ玉、と書くとお好み焼きみたい。歳暮の牛たんも焼く。うますぎる。欲望のままに、胃が満たされるまで牛たんをむさぼりたい。馬刺も食す。うまし。渡辺信一郎・夏目真悟『スペース☆ダンディ』(2014)1-2話。おもしろい。「スペースダンディと…

殘骸(カロウジテ)

今年初の雪かき。日頃の運動不足の成果が遺憾なく発揮され、全身がおわる。事後、たかだか1時間ほどで筋肉痛があらわれる朽ちた身体。スマホをもつことすらままならなくなる。新年セールにあわせてブックオフにゆく。地元のブックオフに立ち寄るのはそれこそ…