スナカキ・ランディング

富野由悠季機動戦士Vガンダム』(1993)。富野成分をちかごろ摂取していないなと思いたち、3話まで観る。スポンサーの意向で「ガンダム」が初登場する第4話を第1話に移動させているという話はしっていたので変則的な構成はそこまで気にならずに観られた。というか、これはこれで大いにありだと思った。冒頭から戦闘シーンを置いているのだが、その過程で最低限の説明はおこないつつも、「展開」によって「世界」を見せていく。富野はその手腕がずば抜けている。これは∀の1話を観て思ったことでもある。


▼∀の1話を観たときの感想
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クロノクルが発する「白いMSに見えたが……白いMSだと?!」という発語先行・認識後行のニュータイプ的な台詞が飛び抜けてよかった。その台詞自体もそうだが、この世界では「白いMS」(つまりはガンダムである)がヤバい存在であることが一語でわかるしくみになっている。

つづく2話が本来1話として制作されていた回で、敵機を奪って初戦闘する主人公・ウッソという「いい導入だったのにな」と思わせるストーリーラインが引かれていて、もったいな!とも思った。カエルが飛び跳ねる茶目っ気のあるカットが挟まれていたりはするのだが、「悲惨なムード」が基底に置かれている印象がある。この印象は3話でガンガン市民が死んでいく描写に結実し、赤子が泣いているカットだけでわたしの涙腺はゆるむのであった。『閃光のハサウェイ』でギギとハサウェイがアーケードの軒下に隠れるようなカットがあったと記憶しているが、それと似たようなロケーションにカテジナがいるカットがあり、影響の線がむすべるのか?とも思った。

夜、キャベトマスープ、肉豆腐。うまい。

同人会議。「デジモンアドベンチャーの最終回がそれだけでめっちゃ感動なんすわ!」という話をしたら「にどとファスト映画を批判するなよ」と即座につっこまれてめちゃくちゃおもしろかった。インスタントエモーション。MKRのはんじょうの真似をしながらスプラをやる動画、スプラ勢でないわたしにとってもめちゃくちゃおもしろいのだからスプラ勢にとってはもっとおもしろいのだろうとOやAさんに尋ねると、全インターネットにあるコンテンツのなかでもベスト級におもしろいとの返答があり、そうだよな、と合点する。なお、わたしのベストMKRはマリメ実況である。これをきっかけにゲーム実況のおもしろさにハマった気がする。


▼MKRのマリメ実況、総集編なので2時間ちかくあるがマジでおもしろい、ハマったら#1から観てください、#3まであがってます、#1はまだエンジンがかかりきっていないので#2を貼っています
youtu.be



話は変わって、同人誌の試し読み号の公開が決まったので、よかったら読んでください。次号の制作も進行中です。6月発行予定です。がんばります。


▼たくさんの的vol.4[特集:火]、誌面のデザインのほか、わたしは火にまつわる映画を紹介しています

https://www.tumblr.com/seimeikatsudou/683369293195411456/takumato4
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このところ働き詰めだったので今日はオフにする。細々としたワークがあって「完全なるオフ」にはならなかったので、ちかぢかそれもどこかでとりたい。おれはつかれた。年始に立てた2週に1本映画を観る、がたったのいちどもできていないので映画を観るDAYをつくりたい。観たい作品リストは山ほどあるのだ。あと朝から晩までプリキュア観るDAYS、キボウノチカラ放映までにいけるか、5gogoまでの完走。



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深夜にHさんから電話。Qさんも交えつつ、明け方まで話す。話を聞きながら、思えば遠くへきたもんだ、というような感慨があった。これからもっと遠くまでいくのだ。

Tさんと話して以来考えていること。わたしは同じ作品をなんどもくりかえし観る習慣がなく、どうせならば観たことのないもの、読んだことのないもの、食べたことのないもの、と「未知なるもの」に対する執心がつよい。この傾向のちがいはいったい何に兆しているのだろうか? また、その影響がどのように作品にあらわれているのだろうか。

夜、変わり種酢豚。豚ロース、えのき、厚揚げ、玉ねぎ。うまい。

抱えている案件が多少整理される。が、増えもする。さらに混雑するような連絡をこれからしなくてはいけない。嫌すぎる、、

会社員時代、メールの文面のなかにある「人間味」とでも呼べるようなものは排除するように指導されていた。その反動もあってかフリーランスになってしばらくは人間回帰的な志向があったのだが、ここにきて人間味を消失させたほうが楽なのかもなと思いはじめてきた。「楽」がいいことかどうかはしらないが、というか、とうていいいこととは思えないが、それでもそっちに流れていきそうになる心情がある。まちがいなく負荷がかかりはじめている。

昼、しらすトースト、ハムチーズトースト。うまい。

夜、トマトと卵の炒め物。うまい。

よく休む。妹と買いだしにでかける。幼い頃にわたしに受けた仕打ちをしっかりおぼえている妹と、何ひとつおぼえていないわたしの非対称性。「嫌だったからおぼえてんだぞ」という声をわらっていなすわたし。サイテーである。

夜、寿司、ケーキ。祖母の誕生日。うまい。最初の一貫をのどに詰まらせ、つらそうになる祖母を見て妹とわらう(と、書くと薄情な孫たちだと思われるかもしれないが、もちろん心配はしているし、本人が大丈夫そうだからわらっているのである)。先日読んでなみだがこぼれた以下の記事のことを思いかえしながら、元気に長生きしてほしいと思う。


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