中級の精神(難易度グラフにおける評価はC)

いちにち安静にしている。が、血便が止まらず、病院へ。内科に行ったところここでは対応できない(そりゃそうだ)と言われ、すごすご帰る。水とヨーグルト、トマトジュース。深夜に病院の予約をし、就寝する。

朝イチで病院へ。診察中、ベッドに横たわったわたしは尻に指をつっこまれ、思わず「ウッ」と声がでる。これが侵入される側の身体か……とジェンダー論的な思惟が痛みのなかに芽生え、おそらくは「虚血性腸炎」でしょうという診断がくだされて点滴をして帰ることになる。点滴中、カーテンの向こうから胃カメラ検査について管を鼻から入れるか口から入れるかを問答する声が聞こえていたのだが、看護師の放った「お口で予約しておきますね」のひびきにわたしはそこはかとないエロティシズムを感じたのだった。

帰宅し、水とスポーツドリンクでいちにちの栄養摂取をおえる。

デパプリ最終45話。変身ノルマの消化のしかたとして、大きすぎる祝勝ケーキのローソクに火を灯すため、という理由づけがよく、さらには決め技である「プリキュア・ライト・マイ・デリシャス」まで撃ち放ってしまう展開にわらった。映画を観たひとも、観ていないひともうれしいおまけとしてパムパム&メンメンがヒト化したり、反省中のセクレトルーとナルシストルーがひさしぶりに揃って「ブンドルーブンドルー!」ならぬ「ガンバルーガンバルー!」を唱和していたりと、にぎやかな最終回だった。プリキュアたちと妖精たちの別れのシーンにおいて、いちばん幼かったコメコメが大人ぶっているすがたにグッときた。

ふりかえってみて、わたしにはそれほどハマらなかったというのがデパプリの感想。三叉路のシーンが印象的な12話や、「鏡面」を用いてらんらんのアイデンティティを掘り下げる16話、おぼえておきたいコンテぢからが発揮されていた24話など、印象的な回はあった。しかし、不正アクセスによる話数削減なども影響してか、どうもあつみがあつみとしてわたしに認識されなかった感がある。これはキャラクターのおもみ、と言い換えてもいいかもしれない。

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小川孝治『ひろがるスカイ!プリキュア』(2023)第1話。ファーストカットは空・雲のカット。OPでの瓦礫引っ張りカット、つまりは初代OPオマージュにしびれないプリキュアファンはいない。安易だが、そこだけで満足している自分がいた。2度にわたってのおなら描写だとか、カートゥーン風な空中からの落下描写だとか、コミカル要素がつよめな走りだし。変身後のバトルシーンにおいて、第1話にしていきなりパースのつよい攻めのくずし画アクション作画が展開されていたのはアツかった。初代における山田起生のような。キャラデザの時点でだいぶ惹かれてはいたが、予告の「(何もできていませんが)えっへん!」感といい、キュアスカイはかなり好きなプリキュアになりそう。シリーズ初の男子プリキュア、成人プリキュアがメインのプリキュアチームに存在する、新しい要素が目白押しの20周年記念作。期待大である。

ヨーグルト。梅。夜に卵かつぶしお粥少々。便から血の気配が消える。めでたい。

ふたたび病院へ。午前中に来てくれと言っていた医者はそこにおらず、べつの医者が診ることになったのだが、やはり齟齬があり、なんとも微妙な感じで診察をおえる。こんなことならば自己判断で来なくてもよかったのではと思ったが、とりあえず採血はしたのでその結果を待つことになる。

昼、ひやむぎの煮麺。ほうれん草・玉ねぎ・鶏肉入り。豆乳味噌味。少量ずつ、2回に分けて食べる。うまい。ひさびさのまともな食事という感じ。ふらふらしていた脳みそも血がよくめぐっている気がする。

夜、豚もやしキャベツの豆乳味噌スープ、厚揚げ玉ねぎ豚の砂糖酢醤油炒め煮。スープだけ飲む。うまい。

東京から帰ると鬱期に入るのが恒例だったが、肉体的な病気になった所為もあってかモチベーションが高い。まだ病み上がりなのでからだはついていっていないが、精力的な気分がある。本を読まないといよいよヤバい、という感覚があり、通院時の待ち時間を利用して助走をつけている。今月もそれなりにワークがワクワクしそうなので、同人誌の原稿を早々に仕上げて同人内で共有する。1ヶ月以内に完了させなくてはいけないめんどうな雑務が先に控えていることがきもちを萎えさせはするが、現時点ではやる気が負けていない。すごい。このような文を書いて自身を鼓舞していく。