カマキリ・ナイフ・クライシス

もじ イメージ graphic展@21_21 design sight。ワンジーホンの本が資料としておいてあったのがよかった。ほしい!と思った頃にはもう手に入らなくなっていた、彼がデザインを手がけた本のカタログ本である。すぐれたしごとがいくつも収録されているすばらしい本であるのとにちがいはないが、閲覧コーナーで巻末のコメント以外は通読して、むりして古本を手に入れなくてもいいなと思ったのだった。これ以後の作品がまとめられる際には買いたい。

大原大次郎「HAND BOOK」@ggg。展示構成はわたしがおもしろい!と思うところにフィーチャーしているのではない。しかしおもしろいと思うところがいくつもあって、2121で展示のもととなった(?)本をパラパラしたときの「べつにむりして行かなくていいかな?」のきもちは鑑賞しているあいだに解消されることになった。手わざ。

蔦屋で本をパラパラしたのち、集合時間が1時間遅れることになったので渋谷まででてhmvbooksへ。多和田葉子『穴開きエフと初恋祭り』を買う。装丁、単行本のほうが断然よかったなと思う。この考えは読みおえたら変わるかもしれない。装丁は購買時だけではなく、所有の段階でもそのちからを発揮するのである。

西荻にてHさん、Tさん、Hと卓を囲む。のち、MさんやSさんもやってきて、グッドナイトをする。

Hさんの出発を見守り、Qさんとダラダラしたのち、西荻の名店・キャロットへ。赤身ステーキ(牛とうがらし)とトマトチキンソテー。うまい! ボリュームもすごい! 山盛りのライスを食べすすめながら、「とうがらしってついてるけど辛いの?」「いや、辛くないですよ」とQさんと会話したが、とうがらしは部位であるということをのちのち調べてしるのであった。つぎはハンバーグを食べたい。サーモンフライも付けたい。

marks&webで石鹸を買ったり紀伊國屋書店で植物図鑑(野草・野花についてしりたいのですがなにかいいのありませんか)を探したりしたのち、ゴールデン街は十月へ。行く日が直前まで決まらなかったのでとくに連絡はしていなかったのだが、IさんやWさんらとも会え、ハッピー。のち、プリキュアバーと名高きgimmickへ初潜入。入店すると店内は満員で、あ、今日は無理かなと思ったが、「プリキュアですか?」という店主から呼びかけに「そうです!」と応えると、先客のプリキュアたち(?)と相席で座することができたのだった。むろん、全プリキュアライブ全通の、わたしなんかよりも筋金入りのプリキュアたちである。プリキュアについての話をこのように話す機会なんてないので、めちゃくちゃ充実の時間だった。とはいえ、同じプリキュア好きと言えどもどこに着目するかはやはり異なるもので、あの演出がどうこう、というような話もいつかしてみたいのだった。同卓にはふたりおり、そのうちのひとりは「俳優になるためにちかぢか東京に出てこようと思っているんです」と語る遠方からライヴを観にきた夢を追う若人でひじょうにまぶしかった。

朝、長時間労働に出発するHさんを見送りつつ、わずかなねむりをはさんでだらだらと支度をし、これまた長時間労働帰りでベッドに沈みこんでいるQさんに別れを告げて帰路へ。「帰る前においしいもの食べれるといいね」と出勤の際に祈りをこめてくれたHさんの顔を思いだしながら、コンビニでツナマヨおにぎりとカレーパンを買って、食べながら駅まで向かう。途中で鼻もかむ。

まっすぐに新幹線に乗り換えて、ひらくのは福間健二『あと少しだけ』。新白河に至らんとするあたりで頁から窓に目をやると白い。帰ってきたという感じがする。風も吹いている。本のカバーの背のあたりには今回の滞在で傷ができた。摩滅して撚れた紙の繊維が、竜巻のようにして反り上がっている。「おたがいがんばりましょう」。昨晩聞いた目をきらきらさせた若者の声が、2024年の1月の昼下がり、わたしの耳に木霊する。東北の風はつめたい。



寒さの質が段違いだと上着のファスナーを閉じながら在来線に乗り換え、自宅を目指す。途中で『あと少しだけ』を読みおえる。付箋を『ルート29、解放』にはさんだままトランクにしまってしまっていたので貼ることができなかった。詩手帖での連載に書き下ろしを1編あたまに足した構成。「〜だ」と断定するのではなく、「〜のか」と宙に放り投げる詩行の歩み、あるいは、否定型によって前へすすもうとする足取り。福間健二のそういうところにわたしは惹かれる。つぎに向こうで買った多和田葉子『穴あきエフの初恋祭り』読みはじめる。「胡蝶、カリフォルニアに舞う」、夢オチの可能性を感じた幕切れだった。

デスワーク。気合でやる。

夜、肉どうふ。うまい。

飲み会。Kさん、Kさん、Tくんと。飲んでる場合か!というタイミングではあるが、前々から日程調整をし、わざわざわたしのために(ほんとうか? おまえだけの思いこみではないか?)企画してくれたものなので万難排して馳せ参ず。このように、この場所で、かつての同級生ではないだれかと卓を囲むのはひょっとするとはじめてなのでは?とこれを書いているいま思い当たっている。いや、KとIくんが遊びに来てくれたことがあったなとすぐに思いなおす。3人ともしりあってまだ日が浅いので、そこまでつっこんだ話はしなかったが、こういう場が今後もつづいてくれれば、日頃の生活にももう少し張り合いがでるのでは?と思った。

ほんとうにどこにも上陸できなかった

ひろプリ49話。ラストバトル回。ブラックスカイの青い焔を瞳に宿したすがたに、ブラック★ロックシューターや!と見たこともないのに名称がでてくる。ここまで書かれて感想はおわっていた。最終話の1話手前だというのに!

昼前頃に起きてきたHさんから昨晩Tさんに勧められた太ったおばさんを今朝読んだんだという話を聞き、イチオシだというラーメンを食べに阿佐ヶ谷へ。雨が降っていたが、すぐ止むだろうと傘をもたずに出発したがさいご、駅に着く頃にはあたまがビチャビチャになってしまった。9割坊主なのでとてもつめたい。しかし髪の占める面積は1割なのですぐ乾く。

一笑にてラーメン×すっぱベジ。うまい。具が別丼でサーブされるのだが、麺とスープだけのシンプルな状態ですでに美味であり、具を乗せても美味であり、さらにそれが混ざりあっても美味であるという三重奏の味わいがあった。量もしっかりあって、うまいうまいと口ずさみながら帰り道を歩いた。ラーメンも具もたくさん種類があったので、べつの組み合わせをつぎは試してみたい。駅でHさんと別れ、横浜方面へ。

当初はプリストを覗こうと思っていたのだが、しらべてみると整理券式になっているようで取りやめ、かなり早いが会場へ向かうことに。当初はスルーするつもりだった物販も、前評判とはちがってめちゃくちゃ空いていたのでトロプリのマフラータオルを買い、ライヴに備える。とはいえ開場まではまだ時間が有り余っており、駅近接の書店やら無印で暇をつぶし、そのときを待つ。

横浜アリーナは初。デカかった。自分が行ったことのあるライヴ会場でいちばんおおきかったのではないか。ほかに浮かんだのは武道館かあるいはホステスクラブオールナイターで行った幕張メッセ。メッセもおおきかったが、向こうはワンホールでないので横アリの「でかい……!」感の方がまさっていた。席はアリーナ席のサブステージ側で、視力のおわっているおれにとってはだいぶ「遠さ」を感じる場所だった。なおかつ、左隣はひとりごとの多い発達障害、右隣は服が臭いオタクというラインナップ。あいだに挟まっているわたしはピンクカラーのモヒカンに仙人髭の風貌であり、そこにはドツクゾーンならぬヤバゾーンが形成されていたのだった(前の席の男の子が今日ポケチャンネルを見て開演を待っていたのがまたよかった)。

そしてプリキュアの、というかアニソン系のライヴもはじめてのわたしにとってはペンライトを用いた所作の掟(?)がよくわからず、訓練されたオタクたちの流暢なムーブに「おお……」と感心するのだった(それを見たいきものがかりの水野は「タメがあるんだね」とMCの際にこぼしていた、そうあの独特のタメ! わたしの身体のグルーヴとは異なるノリかた!)。同時に、わたしのあたまに浮かんだのはゴッチがよくいう「自由に踊っていい」みたいな言葉で、みんながみんな決まった振りじゃなくていいじゃんねとも思うのだった。



「ワンダー☆ウィンター☆ヤッター!!」「シュビドゥビ☆スイーツタイム」「H@ppy Together!!!」あたりがうれしかった。アンコールの「Come on! プリキュアオールスターズ」以外は聞き馴染みのある曲だったので、基本的にずっとたのしい時間だった(アンコールといえば、よくある拍手だけのスタイルでもなく、「アンコール!」と声を上げるスタイルでもなく、「プーリキュア!」コールなのにひじょうに感動した、いや、そうだよな、プリキュアだよな!と胸を震わせていた、その呼びかけを受けてでてくるのがいきものがかりというのもおもしろかった)。

ほか、印象に残った点など。声の通りのいい合いの手ガールがわたしのすぐ後ろあたりにいて、ほぼすべての曲にコールを入れていくのがたのしかった。フレプリのEDでひときわテンションがブチアガっており、当時そこからプリキュアに入ったわたしも「わかる……!」と「P・R・E・C・U・R・E」のアルファベットを静かに噛みしめていたのだった。また、開演前にカメラに抜かれていたちびっこプリキュアたちのかわいさもすばらしかった。とくにキレキレのダンスを披露していた子、公式から本ライヴの円盤化の予定はないと明言されていたが、もし何らかの折に映像作品として発表されることがあれば、ぜひ収録してほしいと思うくらいにすごかったし、彼女のダンスがスクリーンに投影された瞬間、開演間近の会場のボルテージが一段上がる感じがあった。1日目にはガンバランスが3連続で披露される時間があったと後からしり、初日も行けばよかったなと思わされたのだった。2日目には1曲も披露されなかったのである!

菊名ルートを通って帰路につくひとはほとんどいなかった。

帰宅後、ラーメンの辛味の影響か、腹痛に悩まされているHさんとフライヤーの打合せをしつつ、モンゴル800やお笑いの話をする。出会ってもう10年以上経つが、お互いモンゴル800が好きであるということがいまにして明らかになる(以前もモンパチの話はしたことがあるが、アルバム曲でこんなに盛り上がれるとは思っていなかった)という、人体というメディアのおもしろさ。

Qさん、とだけメモ書きに残されていたが、読みかえしてこれを書いているいま、何を書こうとしていたのかはまったくわからない。

富士そばかき揚げ丼セット。小諸そばを恋しく思いながら食べる。

髪の毛をピンク色に染めているひとの陰毛がピンク色だったらおれはすさまじく感動するだろう

起床、たかだか30分の雪かきで両肩のあたりに痛みが走っている。

堀元宣『メタリックルージュ』(2024)第1話。言葉少なに作品世界のなかに入っていく感じに00年代の非萌え系オリジナルアニメのムードがあり、かなり好感が持てた。あたまによぎったのは、テクノライズエルゴプラクシーウィッチハンターロビン、ムネモシュネの娘たちなど。いまの時代にこういう語り口を選択する意気をまず買いたい。視聴中は「アイキャッチがカッコいい」としかメモしなかったが、期待通りのものが観れたという満足感がある。世界観の提示から、主たる登場人物の紹介を済ませ、しっかりバトルアクションまでやって決着もつけてしまう、すばらしい圧縮の第1話だった。

髪を脱色する。ニャンたちがブリーチ剤の硫黄臭に興味をもって少々たいへんだったが、2回やり、いい感じに色が抜ける。のち、邪魔な髪を刈り、カラーシャンプー(hoyuのソマルカ、マジで染まる!)をしてよりグレードの高い変質者にエヴォリューションする。

気づいたら左手の小指側の側面の皮が剥けており、薬剤に触れてしまったかと顔を顰めながらペリペリめくる。わたしの手はすべすべだと巷(?)で評判がいい(?)ので、手荒れマンにはなりたくないととくに日頃ケアしているわけでもないのにぼんやりと思う。

ワーク。余裕がでてきたなどと昨日書いたが、まったくそんなことはないよという連絡が急遽来て、ヒエーとなる。今週さえ乗り切ればどうにかなるはず! やっていき!

夜、大根葉人参叉焼のヒハツ海老だしスープ、豚バラ大根生姜味。うまい。

ワークワーク。深夜までやりつつも、いまはまだ徹夜のタイミングではない!という決意のもと、明日の作業の準備だけしてニャンズを抱えて寝室へ向かう。

ワークワーク。なんとかもろもろの調整がつく。

夜、納豆、ひき肉と玉ねぎのサルサ味噌炒め、鶏からチリソース(惣菜)。うまい。



ワークワーク。いったんフィニッシュという感じ。

夜、大根のジーマー豆乳味噌煮、ぎょにそのオイマヨ炒め、たまごサラダ。うまい。

荷造りを今日中におわらせるぞ!の決意で準備をしていたのだが、途中、部屋にやってきたニャンが眠いニャとすり寄ってきて、しょうがないにゃあ・・と夢の世界にランデブーするのだった。

ニャンたちに別れを告げ、出発。洗って干したままになっていた猫用トイレを家にしまおうとしたところ、物干し竿代わりにつかっていた古いママチャリを派手に倒してしまい、その音を聞きつけてニャンのかたわれが窓辺に走ってきた。かわいいね。

出発前に立ち寄る恒例の本屋ではホームレスのひとが同じタイミングで店内におり、自分が臭気を発しているのか、それとも他人がそれを放っているのかで少々混乱した。他人からしてみれば、わたしこそが異臭のもとであると判断されてしまうであろう髭をわたしはたくわえているので(ので? つながらない接続詞!)。

バス。洟を定期的にすするひとがちかくにすわっており、イヤホンをもたないわたしはひどい不快を感じる羽目になる。これが数時間続くのかと乗ったばかりのわたしはこの文字を打ちこみながら嘆いている。type-c対応のイヤホン、買わなきゃだめだろうか。わたしはスマホではほとんど音楽を聴かないし、聴くにしたって寝室のみであり、つねにそこに置いてある画面のイカれた古いスマホにはイヤホンジャックがあるので、これまでは所持せずとも困っていなかったのだが、こういう場面にでくわすと一気にその必要性がいや増す。そんなことを書いていたら、おもむろにティッシュを取りだし鼻をかんでいた。さいしょからかんでください!

移動中は中尾太一『ルート29、解放』を紐解く。冒頭だけなんどか読んで長らく読みさしてあった。そのような本がわたしの家には数多くある。都内に着いたあたりで読みおわった。わたしが詩についての詩が好きなのは、「詩がみずからのことを語り始める「終わりの季節」」に詩を読みはじめたからだろうか、などと該当の詩行がでてきた際に思った。

十月に酒を差し入れ、えっちゃんラーメン。で中華そば。以前来たときよりも麺量もチャーシューもスープの量も減った気がするがうまいのには変わりない。どうやら近辺にはちゃん系ラーメンの店舗が続々とできているようで、波が来ているのだなと思った。次はべつのちゃん系にチャレンジしたい。

ビールとポテチを買い、HQハウスへ。飲酒。Hさんがついったに投下したという怪文書によってTさんも駆けつけてくれる。初日からなんてハッピーなのか。明日はプリキュアのラストバトルなんですよ!と叫びながら寝た気がする。

みずうみをながめていたいと思うときがあるひとらのあつまり

夜、カレー。ひき肉、豚バラ、厚揚げ、ほうれん草、玉ねぎ、にんじん。にんにく、生姜、赤缶、ハバネロペパー、カイエンペパー、ブラックペパー、フェンネル、カルダモン、クミン、クローブコリアンダーバルサミコ酢、醤油、塩、コンソメ、はちみつ。うまい。

ポケモン、ねっさのだいち・ヘドロばくだん・じわれランドロスという未知の型に負けて愕然とした。

ひろプリ49話。ラストバトル前哨戦回。スカイランドの民が話していた「噂」から「エルレインの裏切り」が起こったとするストーリーテリング、かなり批評的だ!と思った。能登半島の震災においてもそうだが、わたしのあたまによぎったのは関東大震災である。怒りに身を任せ、「力」そのものになったカイゼリンと、「誰かを想うきもち」によってそれをくつがえすプリキュアたちの構図は、300年前にカイゼリン自らが父に対しておこなった身振りの立ち位置を反転した上での反復でもあり、かなりグッときた。Aパートラストのバタフライの「ましろん」呼び、あるいは終盤の「少年」呼びの「わかってる感」もすばらしく、カバトン・ミノトン・バッタモンダーの再登場もこのようなかたちで訪れるのか!とテンションがアガった。カイゼリンの救い手をプリズムに設定するという作劇もマジでサイコー。物語の端々に「1年」という時間が流れている。アップドラフトシャイニング前にスカイとプリズムががっしと手をつなぐのも美しすぎる。EDキュアはキュアウイング。

リコロイ。おばあちゃんとのお別れ回。彼女からリコに手渡されるものが冒険日誌であるところに、ゲームとのシナジー(スカーレット/バイオレットブック)を感じ、ちょうどオーリム博士とのイベントに偶然遭遇したばかりだったのでいいな!と思った。「さむいギャグ」をかますランドウも○。

ワークワーク。苦労するしごとのあとの、文を削る作業はたいへんたのしい。メインの料理担当でなく、下拵え担当なのであまり好き勝手にはできないが、それでもやっていてテンションが上がるワークのひとつである。ぶじ〆切前におわらせ、安堵する。



機嫌のわるいひとが場にいることの効果。会社にいたときも考えていたことだが、本当によくないと思う。自分も機嫌がかんたんに発露してしまいがちな性質なので、気をつけないといけないとささくれだったにんげんを身近に感じながら思っている。

夜、ちくわの豚バラ巻きとしめじのソテー、豆腐とあおさの味噌汁、水餃子(冷凍食品)の生姜酢だれ。うまい。

永遠に届かない荷物、問い合わせをしたらなんでそうなっているかわからないがとにかく明日再送するみたいな返事が来る。今週中に届きさえすればいいのでまあいいのだけれども、、

「原因を確認中」という文言が返信のなかにはあったが、けっきょくその確認・調査の内訳はこちらに明かされることなく、商品が届いたらチャンチャンということなのだろう。似たようなことがワークにおいても現在進行形(?)であり、マジでクソだなと思っている。こちらからの問い合わせを丁寧にやっているからか。初手からブチギレないとだめなのか。そんな世界はまちがっている! クソが!

ワークワーク。このところ寝る間際になると急激にやる気がでてくるのだが、寝る間際なのですでにつかれがたまっており、その状態での稼働時間はあまり芳しくないのだった。新しいワークも続々と投げられているので明日明後日あたりでその整理をつけないと月の後半は死ぬことになる。

本格的な積雪が始まる。雪かきの日々が始まる。起床後即、たるんだ身体に鞭を打つ。30分ほど雪をかく。

ワークワーク。すすみよし。この調子であれば心配事を抱えず東京入りできそう。

夜、鶏肉とくるみの炒め物。カシューナッツ炒めをあたまに思い浮かべながら。にんじんと玉ねぎも入れ、にんにく、トウチジャン、酒、酢、塩胡椒、ジーマージャン、味の素、中華だしで味付け。うまい。鷹の爪とか入れるともっとよくなる。

精神的な余裕ができてきたので、長らく塩漬けしていたフライヤー制作ノートの執筆に取り掛かる。あまりすすまず。

気分転換に同人誌のあとがきも書きはじめる。刊行直前になったら書くところ以外は一瞬で完成する。何を書くかが決まっていると手が早い。

あとがきを書いたあとに制作ノートにもどったらそれなりにすすんだ。慣性の法則だ。目標は1月中にアップ。応援してください。

書くといえば、先月の毎日更新の余波で記事のマージンがほとんど存在しなくなっている。ので、ちかぢかしばらく休むかもしれない。

襲撃犯のための練習コース

次作のプリキュアである『わんだふるぷりきゅあ!』のシリーズ構成が成田良美であることが発表された。年の初めからこんなにうれしいことはない。東映アニメーション、ありがとう&あいしてる。オトプリは正直どうしようもなかったが、ニチアサにおける「成田良美」の信頼はすさまじいものがある。めちゃくちゃたのしみ。

キャラデザの内田陽子って魔法使いtai!のめちゃかわイラストを描いていたひとではないか? それを見てから伊藤郁子の系譜にあるひとだと勝手に思っていたので、ここでプリキュアとつながるのか!というよろこびがあった。

メカスのブルーレイボックスがとどく。海外通販で物を買うのはドキドキする。とくに損傷などもなく、にっこり。封を開けるのはしばらく後になりそう。特典としてフィルムが入っているというが、何の映画からセレクトされているだろう!

夜、大根と挽肉の塩生姜スープ、豚と長芋と長ネギの味噌だれ炒め。うまい。

ワークワーク。すすみよし。交通整理ができる。今週中にもろもろ解決させればメンタルが回復しそう。

合間にポケモンもやる。選出とプレイングがマジでカスなのだが、構築はかけた時間だけよくなってきている気がする。まずは4桁台目指してがんばります。

夜食にチーズタバスコもち、ハムそせじチーズにんじんマカロニ。うまい。

昼、ジンジャーベーコンチーズホットサンド。うまい。せんじつの寿司についてきたガリの再利用。新生姜の季節になったら自家製でガリをつくろうと思った。

ワークワーク。せんじつのいとこ会で暴食して以来、胃腸の調子がわるい。しりも痛い。そんなところに気を取られるのであまりすすまず。

夜、ジーマーにんにく豚もやし、豆腐の味噌汁。うまい。



同人誌の原稿を書く。前号同様、次号も複数掲載予定ではあったが、手をうごかすにつれて1本きりでもいいかもなという気がしてくる。詩を掲載する際、2段組みになってしまうのがまいかい気になっていたのだが、今号では1段組みでいけそうなのである。詩は語が配置されてある紙面の余白も含めて、その磁場を形成する。その際、もっとも詩行が際立つのは1段組みにおいてだとわたしは信じている。

ワークワーク。集中するまでに時間がかかったが、とりあえず今日のノルマはおわる。

夜、鶏蓮根人参のチーズ味噌炒め、しめ鯖(できあい)。うまい。

朝、昨日ののこりにオリーブと醤油を足して炒飯に。うまい。

オフにしてポケモンに全力を注ぐ。勝てる試合を負けに一変させるプレミが多すぎて嫌になってくる。テラスの切りどきでよくつまずいている。新しい構築も考える。

夜、しめじの海老昆布だし汁、豚あぶらげしめじ大根の炒め煮、もやしのナムル。うまい。

ワークワーク。在宅ワーカーなので親が早くに帰ってきたりするとストレスがヤバい。文字起こしの最中にでかい音量でテレビを見はじめるひと、ひととして無理だ、、(そしてすぐさまでかいいびきをかいて寝始める……(似たようなことをすでに何度も書いている気がする(人生はやりなおすことができない! そのことのあらわれとしての存在……(何歳でもひとは生まれ変われるという言説、端的にそれは嘘である

ラジオを休止にしている所為で日々に圧力がかからないのでこのところ怠惰な生活が送られているなと記事を読みかえして思った。かといって複数の〆切に追われてもいるので、なかなか読んだり観たりができていないのだった。がんばれおれ!

new music playlistで流れてきたpile、めちゃくちゃいい。


▼この曲じゃないのだがプリオキュペイションズみたいな気配を感じたのだよね
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二日前に発送通知がきた荷物、いまだに追跡サービスには番号が登録されていないと表示され、注文する店をまちがえたか、、と気落ちする。べつに急いでいるものではないのだが、発送したよんと連絡が来たのに数日経っても運送会社はそれを引き受けていないと表示されてしまったらいやでもマイナスな感情になる。

一方、似たようなタイミングで注文したヨドバシの迅速さはいつ頼んでも感動する。ありがとうヨドバシ。送料無料に安易によろこんでいていいのかとつっこむおれもいるが、単純にうれしがるおれもいる。

夜、舞茸と豚の塩スープ、焼き豚玉ねぎ卵炒飯。うまい。早帰りなのに何も家事をしないクソゴミヤローにキレながら調理したので味がいつもより刺々しい。このスープは傑作になるポテンシャルがあると思った。

ワークワーク。今日のノルマぶじおわる。

制作のモチベーションもかなり尽きている。いま抱えている〆切がおわったらフライヤーの制作ノートに着手してギアをチェンジしたい。

metalic lyric

ポケモンSV DLCことゼロの秘宝を買い、やる。たのしい。メインのサブキャラクターであるゼイユ・スグリ姉弟もかわいい。SVのキャラの魅力はこれまでのシリーズに比べても図抜けているのではないか。

ということで今年はポケモンをやりながら年を越した。碧の仮面を図鑑埋め以外はだいたいおわらせ、藍の円盤に突入した。ランクマは相変わらず勝てないが、新しい構築を試せているのがたのしい。シーズンがおわるまえにマスボ級にもどりたい。

でかい地震によって落ちこんでいたメンタルにグワッとゆさぶりがかかり、ベッドから這いでる。シャワーを浴び、寿司を食い、妹に描いてもらった絵で年賀状をつくる。2024年がスタートする。

新年会。まずは二次会で利用するかも?と言っていたGに0次会として立ち寄る。ビールを1杯。店主のKさんのご好意で、入荷したばかりのIPAとほぼワインみたいなビールもいただく。隣には今年ブルワリーをはじめようとしているHさん。サイコーの酒初めだ。

のち、べつのKさんらと合流し、K寿司へ。あん肝やぶり照りなどに舌鼓を打ちつつ、ビールと日本酒。0次会のおかげで気分が高揚しており、だいぶいい感じになる。はじめて会うひとらが多いあつまりのまえに酒を飲んでからいどむのはありかもしれない。二次会ではこれまで頑なに断っていたカラオケも歌う。カラオケで歌を歌うなんていったい何年ぶりなのか、、わたしがコンバトラーVん歌ったのをきっかけに、ガッチャマンデビルマントリトンなど往年のアニソンをリアタイ世代が歌っているさまがよかった。

帰宅後はインスタントのシェントウジャンと納豆餅を食べ、ニャンたちと就寝。

ランクマ、マスボ級に到達する。アブリボンパでのぼってこれたのがうれしい。来シーズンは水オーガポン、ヒスイドレディアあたりを軸に構築を組みたい。5月までレギュレーションが変わらないのがゆるいプレイヤーにはありがたい。

年末年始にたまった大量のゴミを処理場まで車ではこんで捨てに行く。ゴミの悪臭ただよう工場内では職員がガスマスクのようなものを顔につけており、いかしている、とおもった。

夜、長芋ととろろ昆布と生姜の海老だし味噌汁、人参ごぼうキャベツとひき肉の炒め物。うまい。

妹の恋人と初対面する。



夜、豚しいたけ玉ねぎ大根のすっぱ炒め煮。うまい。

水ガポン構築を組む。DLCをやるまえは厨ポケ!のイメージしかなかったが、碧の仮面をクリアすると、かわいいね!に変貌し、自分でもつかってみたくなったのだった。潜るのはまた今度。

ワークに本腰を入れないとそろそろまずいがモチベーションとメンタルが死んでいる。深夜になってむりやり気合を入れて多少すすめる。

昼、ひき肉チーズ青タバスコもち。うまい。

ワーク。匍匐前進。

夜はいとこたちと新年会。中華料理屋のS。何を食べてもうまく、しかも会計も安くてサイコーだった。ひさびさに腹がはちきれんばかり食べた。

おわったあとは我が家にあつまり、ボードゲーム。かるたののちは、これまたひさしぶりの人狼系ゲーム「レジスタンスアヴァロン」である。チュートリアル含め3ゲームほどし、7名という人数もあってかなり盛り上がる。ほんとうにおもしろいゲーム。いつかやりたい、10人プレイ。

すさまじく怖い悪夢を見、午前6時前に悲鳴をあげながら目が覚める。

おぼえていること。全身隈なく鏡餅ほどの白いブツブツのある猫人間と婚姻しているという男の隠れ家(高架下的な廃墟のような場所)にいくと、無数のそれらがわらわらとひしめいている。気がつくと、いっしょにきていたうちのひとりのすがたが見当たらず、べつの部屋からでてきたと思ったら、にたにたとわらいながらちいさくちぎった紙を皆に配りだした。紙には「見たよ顔」とだけ書かれており、なんだこれは、おまえはいったいだれなんだ?!とパニックになったわたしは窓を突き破って絶叫したところで夢が覚めた。

ひろプリ47話。エルちゃんエルさん化およびスキアヘッド退場回。エルレインのちからを授かってエルさんになったエルちゃんを見たソラの「エル……さん?」というリアクション、スタッフインタビューを読んでいるわたしなどは大人エルちゃんが「エルさん」と呼ばれていることをしっているが、そんなことをしらないメインの視聴者が「エルさん」を「エルさん」として一発で認識できるすばらしい作劇だったように思った。なんだか性急な話運びのように感じたが、そのスピードを、青山作画が絶妙なバランスで中和していたように感じた。自爆テロまでしてカイゼリンに身を捧げたスキアヘッド、おそらくは事後的にそのバックグラウンドが開示されるのだろうが、それを事前に描かない点がいいと思った。この「謎」は、カイゼリンが次回へのヒキとして告げた「エルレインの裏切り」と対比(?)関係に置かれているはずで、敵サイドのことは最小限のヴォリュームで語るという本作のスタイルが徹底されている。EDキュアはキュアマジェスティ。

自画像・自撮り


今年はここ10年でもっとも映画を観なかった年として自分史に記録される(映画をただの1本も観なかった月が4つもある!)

と2022年のふりかえり記事の冒頭で書いたが、今年はさらに「観なかった年」になってしまった。いよいよ「年間映画ベスト」というカテゴリ名称との乖離がはげしくなってきたが、今年も1年をふりかえっていく。


▼2022年のふりかえり
seimeikatsudou.hatenablog.com
▼2021年のふりかえり
seimeikatsudou.hatenablog.com
▼2020年のふりかえり
seimeikatsudou.hatenablog.com


映画。昨年に引き続き5作。

1.田中裕太『映画 プリキュアオールスターズF』(2023・劇場)
2.ラース・フォン・トリアー『キングダム エクソダス』(2023・劇場)
3.シャーロット・ウェルズ『Aftersun/アフターサン』(2023・劇場)
4.三宅唱『ケイコ 目を澄ませて』(2022・劇場)
5.大塚隆史『ちょ〜短編 プリキュアオールスターズGoGoドリームライブ!』(2008)
(リンク先はそれぞれの感想の書かれている記事、以下の文章でも同)

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『映画プリキュアオールスターズF』はオールタイムベストを塗り替えた大傑作。『キングダム エクソダス』と『Aftersun/アフターサン』もすばらしかった。5作には漏れたが、ヴィクトル・クバル『The Bloody Lady』もよかった。「最低2週に2本」とかいう年始に立てた目標はまったく達成できなかった。今年はそういうのは掲げない。



音楽。去年に引き続き、年間ベストでどう、みたいなのはとくになかった気がする。強いていうならOGRE YOU ASSHOLE『家の外 EP』。テンションがアガりすぎてスマホをこわしたのだった。1曲目から2曲目への流れ、ライヴで聴きたすぎる。長野でやる自主イベントに足を運ぶという手もある。PAWS『PAWS』、田我流『OLD ROOKIE EP.1、なんかもよかったが年間ベスト級なのかと言われるとちがうという去年同様のおれがいる。ピロウズベスト10を編んだ影響もあって、ピロウズをめちゃくちゃ聴いた1年だった。新たな出会いとしては、Maria BCとIAN SWEETがとりわけよかった。なみぐる『ずんだもんがいっぱい』も、ボカロをアルバム単位で聴くというはじめての経験をさせてくれたいちまいなので印象深い(これを書きながらアルバムを聴きなおしていた際、無限再生で南ノ南「陰性インフルエンサー」が流れてき、その流暢な発声に「ボカロ感」ってマジで薄らいでいるんだなと衝撃を受けた)。曲単位だと、ガァララ(黒沢ともよ)「すた〜らいとカーニバル☆」がちょうよかった。プリティーシリーズを観たことはないが、おれはアニソンも好きなんだよなということをあらためて思いださせてくれた。


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本。読みおえた順に、アラン・バディウ+ニコラ・トリュオング『愛の世紀』(2012)乗代雄介『それは誠』(2023)保坂和志『草の上の朝食』(1993)が◎。

漫画は酢豚ゆうき『月出づる街の人々』(2022-)が飛び抜けてよかった。まだ単行本化されていないものとしては千葉ミドリ『緑の予感たち』(2023-)がかなりのヒット。印象という意味では、山本直樹『定本レッド』(2022- / 元の連載は2006-2018)インパクトがあった。買いつづけているなかでは、安田佳澄『フールナイト』が相変わらずおもしろい。


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アニメ。

[完走]
深澤敏則『デリシャスパーティ♡プリキュア』(2022)
小林寛『機動戦士ガンダム 水星の魔女』(2022)
浜名孝行『キボウノチカラ オトナプリキュア'23』(2023)

[視聴中]
小川孝治『ひろがるスカイ!プリキュア』(2023)
西尾大介ふたりはプリキュア Max Heart』(2005)
富野由悠季機動戦士Vガンダム』(1993)

[頓挫]
安濃高志THE八犬伝』(1990)2話にて


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去年に比べてかなりスケールダウンしている(『AMON デビルマン黙示録』は1本かぎりのOVAだから除外した)。視聴スピードも超低速で、そのスパンだけで考えれば視聴中と頓挫の境目が曖昧である(Vガンなんてさいごに観たのは夏である、八犬伝のほうがあとだが、おそらくつづきは観ない気がするので、、)。グレンラガンも再開できなかった。2024年は冬のあいだに視聴中の作品を完走するのを目標にする。



その他。いちばん大きいのは街にでるようになったことだろうか。まだでるようになって数ヶ月だが、確実に自身の生に影響が生じているように思う。ひととのかかわりが生まれている。冬は積雪のためにふたたびひきこもり生活になってしまうだろうが、とまで書いて、これまであまり好きではなかった春のことが、ちょっとたのしみになっている自分のすがたを行間に見た。ロードバイクは熊とニアミスした所為であまり乗らなかった。2024年は熊のシーズンが本格化する前にライドできたらいい。

スイッチを買ったのも自分のなかではビッグトピック。ドラクエモンスターズ3の発売にテンションが上がるくらいには(けっきょく買わなかったけれども、、)小中学生の頃はそれなりに励んでたいたはずだが、高校以後、あまりゲームをやらない人生を送ってきたので。ポケモンの新作を10数年ぶりに買い、3ヶ月くらいはちゃんとやり、はじめてのランクマにも潜った。さいきんになって再開までもした。スパロボもやりたいきもちがある。が、買ったとしても十三機兵防衛圏同様、積む未来が見えている。

遠出はたまに都内にでるくらいでおわった。2024年は九州か、あるいはチャリで東北か。

ラジオでも触れたが、去年に引き続き(!)『ツイン・ピークス』の視聴もすすんでいないのだった。おどろくべきことに、1年かけてたったの1話も!



目あてのふりかえり。プリキュアラソンは超鈍足ながらもMax Heartの後半へと差し掛かっている。2024年はまほプリ2がはじまるので、MHのあとは途中を飛ばしてまほプリを観ようかなと考えている。

夕立コンパイル10周年はひとまずzineの企画を複数立て、それぞれ手をつけるところまではいったが刊行には至らなかった。スケジュールと予算の問題。作品の発表という点では、ひさびさに個展を開催できたのはよかった。グラフィックのモチベーションは、ブログ用のデイリーグラフィックをつくるようになった点を考えても、それなりに高いまま2024年に突入できるのではという感じ。先に触れたzineは、そのすべてを刊行するかはわからないが、2024年内にパブリッシュしていくつもりでいる。

パブリッシュといえば、同人誌が継続しているのもすごい。次号はいよいよ10号。春めく頃合に刊行予定です。おたのしみに。


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ラジオの再開に去年のふりかえりで触れていたが、ちゃんと再開していた。えらい。いつまでやるかはしれないが、まだしばらく続けるつもり。水曜24:30-25:00でほぼ毎週やっています。と言いながら、1月は休みます。


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2024年の目あては何か。ポケモンマスターになる!くらいしか浮かんでこない。意気や情熱みたいなものが20代の頃に比べて明確に低下している自覚がある。それを焚きつけ、研ぎ澄ませることをひとまずの目標にしておく。