えくす・わい・ずぃーの正しくない攻法

待ちに待ったしゃぶしゃぶデイである。黒毛和牛である。仙台牛である。ポン酢だれ(黒酢+ポン酢+出汁醤油)とごまだれ(すりごま+みりん+酒+味噌+砂糖+レモン汁+すりおろしたにんにく&生姜)を準備し、昆布で出汁をとって、白菜としいたけをきざんで出汁のなかに入れて火を通しておく。出汁をとった昆布はカットして豆腐といっしょに食べる。お高い和牛、ベリうまい、、ひさびさにビールをあけてしまった。よい気分。アルコールが入るとねむくなってしまうので、30分-1時間ほどうたた寝する。2/5ほど肉が余ったので、明日焼きしゃぶにして食べることに決める。

年賀状を刷りおえる。このくらいの枚数なら、とこれまでの年末のいそがしさを想起しながら思う。ラジオの宣伝ヴィジュアルの微調整もする。にこにこちゃんについての記事を書きすすめる。無限再生していたなかで流れたCHAIの「アイム・ミー」がめっちゃよい。前にゆーちゅーぶでMVを観ているはずだが、そのときよりもグッと身に迫ってきた。

テレビから流れる素人の叫び声を耳にしているうちに、中身のない声のでかさに対する嫌悪に気づいた。これはM-1の感想にも通ずるのではないか。自分ででかい声をだすのは好きなくせに! 中身があればべつに気にならないはずだけれども。

今日はフルーツケーキ。うまーい、あまーい。紅茶をすすりながら食べる。優雅であるな?

にこにこちゃんについての筆を走らせながら、やっぱり深夜にならないとパワーがでてこないなと思うのだった。こんな生活のしかたでしごとをやってゆけるのでしょうか? やっていくんだ、そもそもなんでみなあたりまえのように昼にはたらくことに身をやつしているのか、クソのような世間に自己を当てはめる必要などないのである。


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ラジオの年末特番のために今年観た映画をふりかえったので、備忘録的にここに貼っておく。今年は10月以降映画館に通えなくなってしまったのでついーとはしない。鑑賞総数92本。うち67本は劇場で観た。年は日本公開年ではなく製作年。

1. 『ポゼッション』(アンジェイ・ズラウスキー、1988)
2. 『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(グレタ・ガーウィグ、2019)
3. 『光と音のマシーンのためのインストラクション』(ペーター・チェルカススキー、2005)
4. 『カミング・アトラクションズ』(ペーター・チェルカススキー、2010)
5. 『マニュフラクチャー』(ペーター・チェルカススキー、1985)
6. 『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』(グザヴィエ・ドラン、2018)
7. 『メディア』(ラース・フォン・トリアー、1988)
8. 『家族を想うとき』(ケン・ローチ、2019)
9. 『ショット=カウンター・ショット』(ペーター・チェルカススキー、1987)
10. 『オーバー・ザ・リミット 新体操の女王マムーンの軌跡』(マルタ・プルス、2017)

ポゼッションは生涯ベスト級。若草物語も年代ベスト級のすばらしさだった。以下はほかによかったもの。

『マリッジ・ストーリー』(ノア・バームバック、2019)
薔薇の葬列』(松本俊夫、1969)
『ブックスマート 卒業前夜のパーティデビュー』(オリヴィア・ワイルド、2019)
海辺のポーリーヌ』(エリック・ロメール、1983)
『TENET テネット』(クリストファー・ノーラン、2020)
『凱里ブルース』(ビー・ガン、2015)
『HOUSE ハウス』(大林宣彦、1977)
『炎628』(エレム・クリモフ、1977)
『CURED キュアード』(デビッド・フレイン、2017)
『映画 ふたりはプリキュア Max Heart 2 雪空のともだち』(志水淳児、2005)
『薄氷の殺人』(ディアオ・イーナン、2014)
『タンズ・アンタイド』(マーロン・リグス、1989)
『パラサイト 半地下の家族』(ポン・ジュノ、2019)
『ホワイト、ホワイト・デイ』(フリーヌル・パルマソン、2019)
『娘は戦場で生まれた』(ワアド・アルカティーブ×エドワード・ワッツ、2019)
ジョジョ・ラビット』(タイカ・ワイティティ、2019)