すこし前にひろプリのボーカルアルバムがサブスク解禁された。いわゆるキャラソンによって構成されたアルバムだ。M2「全力ヒーローガール!」のヴォーカルの語尾のニュアンスがマジでいい。キャラクターとして歌を歌うってすごい技術だ。関根明良が歌っているのではなく、ソラ・ハレワタールが歌っていると聴者に認識させること。
ニャンに起きろと言われ、階下に向かうと妹がびしょパイを口ずさんでおり、わらった。さいきんショート動画によく流れてくるので耳になじんでいた。妹もVtuberを見る習慣はないが、同様にさいきんよく流れてくるという。思わず観て／聴いてしまうポピュラリティ、もとい「魅力・魔力・不可抗力」がある。
夜、玉ねぎさつま揚げ（惣菜）、トマトときゅうりの生姜味噌マヨ、モロッコいんげんのジーマーおかか和え、豚舞茸いんげんのくずし豆腐炒め、笹かま（惣菜）、味のり。うまい。明日から東京なのでつくりおきがてらバリエーション多めの献立になった。
ストライキがいろんなところで起きているのを感じる。それらが報道されるのも含め、めちゃくちゃいい傾向だと思う。みんなバンバンストライキしよう。バイトテロだって言ってみればストライキの一形態だ。悪辣な労働条件を課す資本家に抵抗するのは、労働者の基本のキである。労資関係のフレームワークをとらえなおすための機会になればよい。
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アラームが鳴る時間の30分前まで寝ることができず、目が覚めるとアラームが鳴る時間の30分後だった。あわただしくスマホの充電器を引き抜き、着替えとバッグをひっつかんで階下へ駆け降りる。朝食を摂って、水浴びしてからでるつもりだったのにな、とにどねを悔やみながら出発のじゅんびをし、出勤前の母に小言をぼやかれながら家をでる。始発電車は高校生たちでいっぱい。ホームに立ちならぶ彼ら彼女らを見、このへんにも学生が多く住んでいるのだなと新たに発見する。以前もこんな感慨を抱いた気がするが、それを書いた記事が見当たらない。
此度はバスでの上京。移動時間はまるまる睡眠に充てる。到着後はコンビニおにぎりをひとつほおばってから、ユーロスペースにてウルリケ・オッティンガー『タブロイド紙が映したドリアン・グレイ』。監督はニュー・ジャーマン・シネマの担い手のひとりでもあるので、もちろんファスビンダー的な要素をバリバリに感じるのだけれども、同時にパラジャーノフやロブ・グリエといった作家がもつ突飛なイマジネーションがさくれつした作風を前面に感じ、とりわけ劇中劇として展開される絶叫オペラのすごみに思わずわらってしまった。睡眠不足もあっていくどか船を漕いだが、それなりにたのしんだ。『アル中女の肖像』が観たいがスケジュールはどうなるか？
腹ペコのペコだったので、近場にあったたちひらにてつけ麺。びっくりするほど不味く、かなりつらかった。ここまでハズレるのはかなりひさしぶり。店員の手によって席に置かれた水も、黒カビのようななにかがコップに浮いていて飲めず、しかしだされた食べ物は残さぬようにこれまで生きてきたおれは、けわしい顔をしながら麺を啜って拷問のような東京滞在一食目をおえるのだった。
塩気にやられたのどにペットボトルの水をゴボゴボギュギュと注ぎながら渋谷パルコへ。1階のポップアップストアで流行通信をパラパラめくり（当初は買うつもりだったのだが、じっさいに目にしてみるとページをめくるたびに購買意欲が衰えていった、いつの間にかフェードアウトしてしまった復刊スタジオボイスよ、カムバック！）、期間限定のプリストへ向かう。パルコは前回の滞在時にも寄ったのに、エスカレータを上がった地点を基準にだいたい左サイドしか歩行しないので、右手にプリキュアに特化したスペースがあることにまったく気づかなかったのだった。店内をひと通り見わたし、ロゴステッカーを3枚購入。無印・5gogo・ひろプリとかなりいいあたりかたをする。ムビチケはここでは取り扱いがないとのことだったので、滞在しているあいだに東京店に行かなくてはならない。
のち、新宿へ。眼科画廊にDMを置いてもらおうとひさびさに立ち寄ったのだがここで展示する作家の作風的にちょっとちがうか、、とうろついているうちに思い、各部屋を鑑賞するだけで去る。
在廊。展示目当ての客はいなかったので、なんだかシリアスそうな話をしている男女のとなりで曲がっていた作品をなおしたり、買ったばかりのプリキュアロゴステッカーをスマホに貼ったりしながら時間をつぶす。そうこうしているとIさんがやってき、つづいてHさん、Mちゃん、Kちゃん、Oくんと、続々と、しかしバラバラに展示を観にひとがやってくる。すこし置いてOさん、Kさん、さらにはSさんもやってきて、おどろくべきことに金沢組が勢揃いする。
▼金沢滞在記1-4
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