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思いだし。Fを観たときに流れたデジモンの予告編で和田光司の歌が流れるのに感動した。死後に作品がのこるということの希望がある。

ちなみにデジモンに対しての思い入れはそんなにない。「ペンデュラム」ってカッコいいひびきだな、と思っていたことはおぼえている。

夜、挽き肉大根ピーマンのジンジャーすっぱ炒め。つくって寝る。起きて食べる。うまい。

配信画面用の画像をつくる。アフターエフェクトでうごかすのもいいなと思ったが、チラチラしてうるさそうなのでひとまず静止画で。見えかたの確認のために配信をしているとリスナーがついてちょっとわらう。通常放送のときに来てくれ(そうやって案内すればいいのに茶を濁して放送をおえてしまうおれ(おわっている

その流れでグラフィックも作成。サクサク完成まですすむ。かわいくできたわいといんすたにあっぷするも、見事に反応が皆無でビビる。もうほんとうにおわりなのかもしれない。

かつてだれかの心をゆさぶった経験だけを大事に抱いてひっそりと隠れてゆくひと。

「デザインのB面vol.2 佐藤亜佐美」を読んでいて、滝口悠生はなんてすばらしいにんげんなんだ、と笑みをこぼしていた。以下の文。

佐藤 第一希望が決まったというのに、見学でいろんな幼児に会えるのが楽しくなった滝口が保育園めぐりをやめなくて(笑)。送り迎えも基本は彼がやってくれてるんですが、たまに私が迎えに行くと「Aちゃんのパパはみんなのパパですよね!」ってママ友に言われます。貼り出されるあらゆる園児の名前と誕生日を覚えていて、彼がその都度「お誕生日おめでとう!」って話しかけるんです。

で、その笑みは彼が「パパ」であるからこそ成立するのだという点に気づいた時点でいとも簡単に瓦解してしまう性質のものであることがわかり、なんだかおそろしいきもちにもなるのだった。だれかの「パパ」でない者がこのようなふるまいをしていたら、だいぶ「危険」なじんぶつとして見なされてしまうのでないか。役割に大いに作用される、にんげんの信用のつくられかた。これが杞憂である世界の成立を拒むのもまた、おそろしい「パパ」まがいである(だからって、〈安心・安全〉をもとめる側にわたしは立たない)。


▼むろん、書いているものもすばらしい、『やがて忘れる過程の途中(アイオワ日記)』(装丁は佐藤亜佐美である)に触れた記事
seimeikatsudou.hatenablog.com


▼『死んでいない者』に触れた記事
seimeikatsudou.hatenablog.com



落書きが間に合わないのでラジオの企画の残滓をのっけていきます、これはピロウズベスト11-20


夜、シュクメルリ風。うまい。鶏、さつまいも、人参、玉ねぎ、にんにく。小麦粉、豆乳、鶏油、チーズ、ローリエ、塩胡椒、コンソメ。今日は妹とわたししか夕食を摂らないので米を炊くつもりはなかったのだが、味見の段階で美味すぎたので思わず炊いた。新米にもバッチリ合う。にんにくは6かけほど入れたがもっと入ってていいし、バターの代わりに投入した鶏油がいいしごとをしていた。

オトプリ3話。キュアアクアミルキィローズ変身回。かれんの務める病院の患者であり、術後の回復が「1年後では遅い」(時間!)と嘆く、陸上部ガールがスポットキャラ。こんなところまでひろプリと似通っているなと思いつつ、作劇はかなりちがっている。病室の「窓をひらく」が「心をひらく」アクションの前準備となっている点は光っていたが、見るべきところはそのくらいしかなかった。TIMEでの飲み会シーン、Aパートでは分断されていたりんちゃん・こまちのテーブルが、Bパートではくっついているのは今後の布石なのか。S☆Sコンビのかわいさが飛び抜けている。


▼ひろプリでの手術回
seimeikatsudou.hatenablog.com


ふたりはプリキュアMax Heart11-12話。今月中に半分まで観るのが志の低い目標だが、どうか。11話はラクロス回。開始早々プリキュアにおける最重要アクション「手をにぎる」についての自己言及が為され、プリキュア史のなかでもかなり観逃せない回なのではないかと思った。リーグ戦に臨むなぎさの手をにぎり、「手をにぎるって、ちからとかきもちとか、いろんなものが伝わると思うの」というほのか。チーム内のぎくしゃくもあって、前半を劣勢におえたタイミングで、観客席から飛びだしてなぎさの手をにぎりにいくひかり。それを受けて、チームワークを回復させるために部員全員に輪になって手をにぎらせるなぎさ。そうして勝利をおさめるベローネ学院。「ちから」も「きもち」も伝わった成果。観客の作画が現在のプリキュアCGとは雲泥の差のCG作画でわらってしまった。

そして作画と言えば「かんたんルミナス」として有名な回でもあることがバトルシーンがはじまったあたりでわかり、おお、これがかの有名な、と観ていたのだが、前評判とは真逆、山田起生によるゆらゆら描線・キレたポージングのめちゃくちゃにすばらしいアクション作画が展開されていた。キャプチャ画像で作画を判断してはいけないという教訓。相手となる鉄塔ザケンナーの怪獣のようなフォルムも、アクション中のデフォルメもグレイト。

ところで、なぎさを応援するためにグラウンドまで降りていったひかりが、勝負の決する後半戦がはじまったというのになんでスタジアムの外の公園でブランコに乗っているんだと「?」だったのだが、戦闘後の会話で敵の気配を察して外にでたことが暗示されるのだった。そのような芝居がないように見えたので、そういう作劇もアリなのかと感心した。一人で出撃したことを咎めつつも、ひかりの手をにぎるなぎさという「手つなぎ」の着地のしかたも◎。脚本は成田良美

長くなったので12話については次回。