いつか呼ばれる名前のただしい読みかた

オトプリ10話。全員変身回。グラフィティをポイ捨てなどと同様の「普遍悪」とする作劇はどうかと思った。くるみ・ナッツ・シロップが変身をめぐる問答をする場面、ロケーションがフォウとカミーユがベンチに座って喋る場所みたいでおもしろかった。おばあちゃんの登場で兆しはあったとはいえ、なぎほのの登場は思わずやばすぎると声がでた(服装が中学生時代といっしょなのはわかりやすくするためとはいえちょっとやりすぎではとも思った、おばあちゃんといっしょにいるだけで観ているひとにはちゃんと伝わるだろ!)。

夜、れんこんの素揚げ山椒塩orたらこチーズソース、にんにくの素揚げ、ハムのガーリックオイル焼き、2日目の大根。うまい。

ひろプリ特集のアニメージュ読みおわる。やっぱり組版が気になる。プリキュア関連のデザインに関わりてーのきもちがこういうときに湧き上がる。

ひろプリ44話。カイゼリン初登場回。変身(バンクのテンポがいつもより速かった気がするが気の所為?)後、初手で対話を試みるスカイに、ここさいきんの流れからなる変化(成長と言ってよければ成長)を感じた。即マジェスティクルニクルン→打ち消され→過去へのスピーディーな作劇もダイナミック。過去世界でのソラ→ましろん→エルちゃんの連続変身失敗は、その間の取りかたと、直後の寝室シーンへの間髪ないつなぎに土田みを感じた(じっさい、今話の絵コンテ・演出は土田豊)。失敗云々をかき消すように、エルちゃんがベッドでゴロゴロローリングをかましているのもいい。

300年前のスカイランドのプリンセス・エルレインに対して発される「プリキュアは大切なものを守る力なんです」というソラの台詞は、直接にプリキュア論理を宣言するもので、さらにはスキアヘッドとカイゼリンの「手つなぎ」まで描かれるのだから、終盤の展開はだいぶやばそうである。これまで敵と思っていた者たちの動機と、「わたしたち」のかさなり。脚本はシリーズ構成である金月龍之介。EDキュアはキュアマジェスティ。

夜、白菜としめ鯖のカレー。赤缶、フェンネルクローブ、カルダモン、コリアンダー、クミン。うまい。塩サバフィレなのか、しめ鯖なのか、よくわからなかったので博打で開封。カレーのパワーでどうにかした。



不買運動に対する「商品に罪はない」ってばかみたいな文言だなと思ったが、映画俳優やミュージシャンが捕まったりしたときの「作品に罪はない」といっしょと考えるとばかみたいではないのか、、? いや、これらはちがう事象であり、前者はばかで後者はばかでない。

ふたりはプリキュアMax Heart24-27話。24話は小田嶋先輩/部活合宿回。ラクロスのコートが緑深い森林の真ん中にある、みたいなロケーションで笑ってしまった。今回のザケンナーは合宿所まで生徒たちを送りとどけたバス型なのだが、その攻撃方法として口から座席を吐きだすというものがあり、ユーモアがあるなと思った。次回予告ではめずらしくほのかがダジャレ(「ボートの上で一日中ぼーっとしたい」)を言い、それを聴いたなぎさが「ほのかも(こっちサイドに)落ちた〜!」と嘆くのもおもしろかった。

25話。夏休み/ボート回。なぎさの「気分転換大好き!」という台詞にすごみを感じた。何か具体的な行為を指すのではなく、なにかとなにかのあいだに置かれる概念的なものという意味で哲学的でさえある。ほのかのおばあちゃんが危機に陥る回でもあって、「おばあちゃんを守るためにも!」という変身の際のシチュエーションも相まっていつもより変身ボイスに気合が入っていた気がする。ボートを漕いでいるときのなぎさのぐにゃぐにゃした顔(芸)がいい。

26話。夏祭り回。無印でも同様の回があったので、少々既視感があった。祭りの人出のなかにまぎれこんでいる敵幹部がしっかりと水ヨーヨーをもっているのがウケる。あかねさんの屋台の手伝いをしているひかりのもとに、はじめてのクラスの友だちである奈緒と美羽が遊びにやってくるのがいい。関係性の表出。「将来の夢」をモチーフに、それをもっていないなぎさが悩んでいるというドラマを核に話が進行していく今話。花火大会最大のイベントである打ち上げ花火をその「夢」にかさねているのはまちがいなく、それを見るために友人たちは高台へと向かう階段を登っていく場面で、なぎさのみがその途中で立ち止まってしまうという作劇がちょうすばらしい(藤P先輩がひとりひきかえしてくるのも、そこにザケンナーが襲来する流れもいい)。

27話。夏休み終了間際回。つまりは宿題がおわっていない!回でもある。梨の収穫体験を自由研究のテーマにし、梨園に行って1日で書き上げてしまおう!というシチュエーション。収穫の手伝いがおわり、昼休憩をし、さあ自由研究をしあげるために帰りますかというところで農園主が頼りにしていた隣人が午後の収穫に来れなくなってしまったことが告げられる。自らの宿題がおわっていないという状況を顧みずに真っ先に手伝いますと申しでるなぎさがいい。ひとを思うちから。

祖母が頭を打ち、救急車を呼ぶ。目の焦点が合わず、呼びかけにも応答せずに低く唸っている状態があり、肝を冷やした。検査の結果、とくに異常はないとのことでひと安心。人生にどめの救急車乗車となった(フロントガラスから見える外のちいささ、、

帰宅後、食事の支度をしそこねていたのでカップ麺を食べ、気力をつかいはたして早寝。

自分が目を離した隙に生じた事故で家族が死んでしまったら後悔で憤死しそう。