歯茎の切断

頼んだおぼえのない荷物がとどき、開封してみるとプリキュアのめちゃでかポスターと封筒が1封入っている。トロプリ映画のサイン入りポスターが当選したのだった。ハトキャチームも含め、計9名のサイン入り。うれしすぎる。畏れ多くて開封できない。額を買いたい。あまりによろこびがあふれて眉を剃っている最中、ほくろに切れこみを入れてしまった。流血。痛い。うれしい。

西尾大介ふたりはプリキュア』(2004)37-38話。37話、オールスターズメモリーズでも言及のあったロミジュリ回。にせプリキュアが衣装担当として再登場するのがアツい。鼻の穴をふくらませてやる気をあらわにする作演出・志穂も◎。何より髪型をチェンジしたジュリエットほのかの美麗さには息を呑む。いつにも増して作画が綺麗である。担当は川村敏江。作戦会議中に歯磨きをする三幹部もまぬけでいい。剣劇シーンのカッコよさもずば抜けており、プリキュアへの変身を劇として取り入れてしまう思い切りや、直後に本気の戦闘となって体育館の天井がブチ抜かれるなど、展開もひじょうに冴えていた。唖然とする観客のカットが時折インサートされるのが効いていた。演出は岡佳広。

38話、亮太1人でおつかい回。心配したなぎほのがこっそり彼のあとをつけるのだが、途中、電車をまちがえたことを亮太にそれとなくしらせるために機転をきかせてミップルメップルに会話をさせるのがよかった。「〜ミポ」「〜メポ」という語尾をむりやり言わせないことで、自然なにんげんの会話だと思わせるギャグがおかしかった。語尾が言えないのって大変なんだ、という述懐があるのもいい。これまでケンカ描写の多かった美墨姉弟だが、何かあったときのためにと出発前に自らの貯金を差しだす姉と、これは姉の大切なものだからとお金を使わずに済ませる絆描写が泣かせる。夕食の場面でそれが明らかになり、家族のほほえましい会話に夜空のカットを合わせるのがすばらしかった。脚本・川崎良、演出・山吉康夫。

夜、ニラ入り肉団子と茄子の炒めもの。うまい。にんにくしょうがを省いたが、入れたほうがよかったかもしれない。

ワーク。

買いだしの折、どのレジに並ぼうかとふらつく老夫がおり、わたしはそのそばの棚に用があったのでちかづくと、彼が振り向いたはずみに接触するかしまいかという場面があった。会釈をして身を避けたが、老夫はなんだなんだというような感じで「おお、おお、」とつぶやくのみで、マジでおっさんは死に絶えたほうが世界がよくなると思った。これは、買い物中、すれちがうひとびとの性別によって、身体への意識の明確な差異が感じられるということでもある。

夜、あぶらげの味噌汁、春菊の白和え、ボローニャそせじ入りチーズオムレツ。胃の調子がわるく、あまり食がすすまない。眠りも浅い。寝つきもわるい。



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夜、豚きのこ炒め。椎茸とエリンギと玉ねぎ。にんにくと醤油、塩胡椒。うまい。

冬野梅子『まじめな会社員』20話、2頁目で「3年後」(つまりこれを読んでいるわたしたちよりも未来へ!)と時間が飛んであみ子が実家に帰っており、これまで以上に胸をかきむしられた。「ライターに専念して軌道に乗ったら東京に戻ろう」は「ライター」の部分こそちがえど1年半前のわたしと同じ思考だし、帰郷後につきまとう家族の介護の問題も同様だ。1年半後のわたしははたしてどこでどう暮らしているだろうか? あと2話でおわるとの報を見、あみ子よどうか幸せになってくれ、と思った。

まあまあいそがしくなってくる。いままでやったことのないワークがあり、それはそれでたのしい。ちまちまちまと明け方までやる。それなりにすすむ。

デパプリ7話を観かえし、やっぱりおもしろいなと思う。おふざけ過多な演出のさなかで、ジェントルーの心ない言葉のつよさが際立っている。セクレトルーさんの活躍がはやくみたいと思った。

夜、蒸し鶏きゅうり添え。鶏煮干スープ。鶏は新玉ねぎの黒胡椒漬けと、姜葱醤で。うまい。出し殻になった煮干しも食べる。うまい。年が明けたらラーメンをつくるよ、と言って気づけば5ヶ月が経っていた。

ワーク。複数の案件の流れがつねにあり、きもちがせわしい。うしろに控えているものが差し迫る前にいま抱えているものの見通しがつくとよい。そんななかギャラ未払いの案件がみっつもあり、さすがにきもちが萎えてくる。

さいきんはめまいに悩まされることがとんとなくなった。枕を高くした効果はでているよう。