湿度のゲンガー/not u

深夜に小泉義之政治論集成がでると月曜社のついを見かけ、高揚します。口頭でも、ブログでも、ラジオでも(ほんとか?)なんども述べていることですが、わたしはこの廣瀬純×小泉義之対談のおかげで、自らを左翼と規定することができるようになったので、刊行がひじょうにたのしみです。

文字起こしをした記事があっぷされていたので、読みます。お話を聞いている最中も相当におもしろかったですが、記事化されたものもおもしろいです。特集である「21世紀のアート/アクティヴズム/ジェンダー」を考える上で、多様な論点がちりばめられたたいへん示唆に富むインタビューだと思います。中学時代に伊藤野枝に熱を上げていたという話、めちゃくちゃはげまされませんか? 《最初の晩餐》の射程とユーモアにも刺激を受けます。というか、そもそもこの特集の立てかた自体がめちゃよいし、執筆陣や、それぞれの記事のタイトル、リード文を見るだけでテンションがアガりますよね。わたしはほんとうにちょろっとお手伝いしただけですが、他の記事もあわせて、ぜひ読んでいただけるとうれしいです。

このところすすめていたテキストはいったん保留にし、渋滞していたもろもろの告知のじゅんびを半日かけてすすめます。PCディスプレイ直撮りで告知ヴィジュアルをつくるスタイル、いいかもしれせん。これはいんすたのストーリーを用いた告知を通して学んだ方法です。のこりの半日をつかって、どんどんSNSに流していきます。

献立、茄子と大葉の豚肉巻き、酒みりん醤油生姜の甘じょっぱ味と、豆板醤コチュジャンラー油酒醤油のピリ辛味。チーズ山椒巻きもつくります。それぞれ美味です。山椒はチーズがつよすぎて死にました。


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一家のうちでは、わたしたち兄妹の幼少期のホームビデオを観るブームがまだつづいていて、夕食のあと、わざわざ新しいケーブルを買ってきてまでテレビのおおきな画面に映ることとなったにくたらしいわたしのクソガキぶりに嫌気が差すのはもちろんですが、現在のわたしをそこに併置させたときに、なぜこんな風に育ったのだろうとふしぎなきもちになります。いったいどこでカルチャーにこじれ、何をきっかけにしてこんなにも屈折したにんげんになったのでしょうか? 高校受験失敗と大学受験失敗がおおきな傷として横たわっているのはたしかなことですが、はたしてそれだけでこうなるのでしょうか? とはいえ、画面上の妹のふるまいを見ていると、現在の妹のすがたも浮かび上がってくるからふしぎです。わたしも同様に、そこにいるのでしょう。