暗記されたエピローグ

人生の気合を入れなおさなくては。そのような思いとともに、フィクションへの注力が必要だとの想念に駆られている。それはげんじつへの抵抗として企まれているのかもしれず、そうした勇気をわたしは今年の恵比寿映像祭を観ることによって獲得した。いくつか行きたい上映などものこっているので、それらを観おえたあとにパッションのほとばしりがあれば何かしら書きたい。

気のはやいセルフ誕生日プレゼントととして、何年かぶりにときめきをおぼえたスニーカーを探しに街にくりだしたのだが、在庫を求めて足を踏み入れた店のことごとくでバッドな店員につきあたってだめだこれはとなった日、帰りにコンビニでたらみのpureシリーズのぶどうゼリーを買って食べた。そう、胃腸炎になってからというもの、ゼリーにハマっているのである(カロリーも低い!)。おそらくはじめて食べたのだが、ネガティブなきもちがぶっとぶほどのおいしさで、うますぎでは????と途中フリーズし、食いかけだけどもインスタにあっぷするかとかそれなりにながい時間逡巡したのち、きれいじゃないからやめとこと結論をたたきだしてのこりを一気に胃のなかにおさめることとなった。みずみずしいぶどうのつぶがこれでもかと入っていて、これはほかの味も食べなくてはなるまいとはりきって目をらんらんとさせて布団にくるまっている。ようやく寒さが本気をだしてきた。あなたのおすすめコンビニスイーツを教えてください。スニーカーはけっきょく合うサイズがなかったのでリベンジする。

タル・ベーラ『サタンタンゴ』(1994)を早稲田松竹で観る。7時間超の長丁場なので、コンビニで買ったタピオカとちいさなパウンドケーキを相棒に臨んだ。タピオカを飲みながら映画館でタル・ベーラを観たのは世界広しといえどもおれだけではとか劇場をでたあとに考えていて、つまりは映画の衝撃はちまたでいわれているほどではなかったということで、『ニーチェの馬』をすでに観ているのもあるのだろうがまあたらしいなにかを得ることができなかった。たとえばラヴ・ディアス、たとえばクーリンチェ、そうした長さとはまた異質の大作だった。

今年はtnlfによく通っている。マーティン・ルン『サイコビッチ』(2019)、ラース・フォン・トリアー『メディア』(1987)、フリーヌル・パルマソン『ホワイト、ホワイト・デイ』(2019)とすでに3本観た。感想はついったに書いたので割愛。よい映画祭だと行くたびに思う。チラシのラックの上に過去のふりかえりが掲示してあって、わたしがはじめて足を運んだのは第2回ということをしる。フォン・トリアーではじめて観たの『エレメント・オブ・クライム』(1987)なんだ!と自分でおどろく。


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悪循環のなかにいる感覚がつよい。ので、それを断つために家の掃除をした。イベントをひらいていないとすぐに汚くなる。床に本やCD、脱いだ服を置きっぱなしにするのをやめよう。dialogueをはやいところ復活させよう。今年のテーマは「生活のrearrangement」にしました。昨年のテーマは「戦闘的ゴリゴリ」というわけのわからないものでした。