涙のたどりつかない場所の夕暮れ

外で飲む。さいきんは週1ペースで飲むために外出している。長年(?)のひきこもり生活からはとうてい信じられないことである。店では前回よくしてもらったひととまた会え、女将さんにも柿などをサービスしてもらい、なんていい店なんだとうれしくなった。ビールも日本酒もうまい。おぼえやすい風貌をしていてよかった。もう1軒まわっていこうと思ったが、あてにしていた店は軒並み定休日のようで、でかける曜日を勘案する必要性に迫られることとなった。祖母の介護との兼ね合い!

酒を飲むと無限に腹が減る。よくない。よくないと思いながら米を食らう。うまい。

いきなりめちゃくちゃ寒い。ニャンが暖をとりに膝の上によくやってくる。

昼、鶏椎茸玉ねぎのバター醤油ピリ辛炒め。うまい。

インスタの広告で流れてきた映像にビリビリきてしったmaria bc、めちゃいい。セイクリッドボーンズレコーズサイコー!


▼薄闇でマリアが上下動するシーンのせんれつさ(広告ではカメラがさらに寄りになっていてそれがまたよかった)、後半のドラムが入るところのカッコよさ
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さまざまなモチベーションが死んでいる。よくない。

夜、芋を揚げる。うまい。

ユリイカpanpanyaで特集を組む報を目にする。すごいところをつくなあと思う。タイミングとして「いま」なの?と思うのは、わたしが商業デビュー以後をほとんど追っていない所為だろう。コミティアにわたしが行っていた頃の記憶とつよくむすびついている。

ピロウズベスト10を編みおえる。10位内の順位づけは変動があるかもだが、11位以下との差し替えはない!というところまで突き詰める。かなり難産だった。

オトプリ6話。りんちゃん回。インハウスのジュエリーデザイナーであるりんちゃんが、入社以来社内コンペにまったく通らず営業に飛ばされんとする描写、あまりにも「げんじつ」がつよすぎる!と胸が痛む。SSの象徴的な舞台装置である「大空の木」が、ディベロッパーたちによっていとも簡単に伐採・整地の対象となる描写にも、スプラッシュスターを観ていないわたしでさえ衝撃を受ける。このげんじつとフィクションのぶつかりあいはかなり意図的に作品内に実装されている。「プリキュア」というフィクショナルなヒーローが、今後どのようにしてこのげんじつと相見えるのか。そこがたのしみである。脚本は村山功。

TIMEから夜勤・残業組としてかれんさんとりんちゃんが去る場面、ふたりの立ち位置がかれんさんが「わたしこっちだから」というような台詞を放つカットとそれ以前で反転しているのだが、それがのちの「はげまし」のポジション変化(かれんさん→りんちゃんからりんちゃん→かれんさん)を暗示するものとして演出されているのだとしたらいいな!と思った。

夜、まぐろ刺身、豆腐とわかめの味噌汁、チキンカツ、きゅうりピクルス。うまい。 



ここのところアップしているこのグラフィックのシリーズは言葉と判型をひとから投げてもらってつくっているもので、言葉にはストックがあるのですが判型は募集しても応募がありません、あらゆる手段で気軽に投げてください、つぎの作品はあなたが投げた判型が採用されます


五木田智央『PEEKABOO』読む。帯=ポスターを部屋に貼ろうかなと一瞬思うが、ニャンたちにズタボロにされそうだと思って取りやめる。本つくりてーーーーというきもちになる。

つづけて『777』も読む。1/5くらい。造本はマジカッコよ!なのだが、読む際にはハンパな長さの帯をもてあますことになり、苦労する。利便性とデザインの衝突。

ひろプリ40話。エルつば結婚回。「この頃勉強にかかりきりでわたしにかまってくれない!」というエルちゃんのきもちを察することのできないツバサに対してのあげはの話法がとにかくいい。「エルちゃんはさびしいんじゃない?」と本題に入る前に、「(勉学に励む)少年はカッコいいね!」とまず褒めから入るそのテクニックは、むろん、「最強の保育士」目指して奮闘する日々の生活から生まれている。こうした細やかな演出にグッと心をつかまれる。変身後に配された、ウイングのプリンセス呼びからの、マジェスティのツバサ呼び演出もサイコーである。どこまで遡れるのかしれないが、この演出法をさいしょに考えたひとは天才である。ふたりでケーキカット風の攻撃をしかけるのも、エルちゃんがテレビを見て憧れた「結婚」をアクションとして再演する意味合いがこめられており、マジでオトプリもこういうコンテ・演出の水準でやってくれないか?ともどかしいきもちになる。EDキュアはマジェスティ。

リコロイ。サブタイが変わり、OPがあたらしくなっている! カラフルな色彩設計のいま感。松本理恵的な? ワンピのOPもこんな感じだった気がする。