何もめでたくないパーティのはじまり

いとことラーメン。たびかさなるハズレに懲りずに新店チャレンジ。なんだかんだ数ヶ月ぶりか。2店舗候補があり、ひとつめは列ができていたのでもうひとつの方へ。チャーシュー麺。1100円。ふつう。決しておいしくないわけではなく、ハズレというにはもったいない味ではあったが……。いつになったらあたりにいきつけるのか。書店に寄ったのち珈琲屋で茶をしばき、我が家でもチャイを飲んで解散。フリーレンのプレゼンを受けたので1話だけでも観てみるか?のきもちに多少なる。

朝、ひき肉もやし椎茸の甘辛炒め。うまい。

西沢信孝『マジンガーZ対暗黒大将軍』(1974)。アニメスタイルの「アニメファンなら観ておきたい作品50」リストからメモっていたもの。マジンガーは第1話だけ観たことがあるほかはスパロボでしかしらないが、そんな前知識でも(だからこそ?)たのしめた気がする。子供が画用紙にクレヨンで描いたと思わしきマジンガーの絵をOPカットに用いているところから目を惹かれ、ボスたちが根城(?)にしている廃墟の鳥瞰レイアウトから、さやかのダンスシーンでのパンモロ煽りレイアウトなど、とにかく構図にリキを感じる。演出面では、その兜甲児と弓さやかのはげしいダンスをシルエットで描きながらサイケデリックアニメイトさせ、それを機械獣(戦闘獣)たちが世界の都市を襲撃するシーンと交互に映しだすカッティングがひじょうにクールだった。主人公がたのしく踊りくるっているあいだに凱旋門は破壊され、ニューヨークは火の海になるという対比。のち、東京や光子力研究所にも群れなして機械獣たちはやってくるわけだが、その徹底した破壊ぶりがすさまじく、劇中では「壊滅ではない」みたいな発言があったのが信じ難いくらいかなりめちゃくちゃやってるな!とテンションがアガった。破壊された東京よりも、弟シローをとる甲児のメンタリティもいい。瀕死のシローに対して自身の血を差しだす輸血シーンは、もしやイデオンに通じているのでは?となんども画面に映しだされる心電図(イデ!)を見ながら思っていた。

東京での戦闘でボロボロになったマジンガーを駆り、自身もまったく万全でない状態の甲児が出撃する場面、昇る太陽にマジンガーごと立ち眩んでしまうアクションがあるのだが、そこにマジンガーZの身体性を見る思いがした。ロボでなく、にんげん的なものとして作品内に存在していること(コメディリリーフであるボスボロットがまさにそのように画面に登場している!)。戦闘シーンでは、スパロボ(第四次〜F)ではカスのような武装でしかなかった光子力ビームがバンバン活躍しているのにギャップを感じ、それだけでちょっとおもしろかった。

機械獣たちによってマジンガーがむちゃくちゃにボコボコにされ、全身の装甲は融解あるいは弾け飛び、手足も次々に欠損、しまいには串刺しになってもはや絶体絶命!というところで上映時間は残り5分を切っており、「え、ここからどうするんだよ」と鑑賞していたら次作であるグレートマジンガーが颯爽と登場し、圧倒的なつよさを見せつけることになる。この場面に至ってようやく、そうか、プリキュアでいうバトンタッチ回としてこの映画は存在していたのか、と本作の本懐を理解したのだった。このボコされ→挽回のラストのたたみかけがいちばんの見どころであるのはまちがいない。EDなしの幕切れも潔し! ところで、タイトルに明記してある「暗黒大将軍」とはいっさいたたかわないので、少々拍子抜けした。つづきはグレートマジンガー本編で、ということだったのだろう。

夜、鯖の塩焼き。焼いたはいいがわたしのぶんはなく、食べ損ねる。ので、ベーコンチーズエッグ丼をつくって食べる。キムチマヨトッピング。うまい。



ノートブック風ですね


その場に居合わせながらもわたしの存在をシカトしてきたひとのことをずっとおぼえている。

ワークワーク。主に下準備。本格稼働が先なのでエンジンのかかりが遅い。やりはじめればなんとなるだろうという甘さに浸りきっている。ここをどうにかしたほうがいい。

夜、ほうれん草ともやしの海老だし塩ナムル、白菜とトマトのガーリックスープ、大排鶏リベンジ。うまい。鶏は酢とラー油とごまでたれもつくる。五香粉が想定の半量しかなかったのが痛い。まだまだ美味しくなる余地がある。

深夜になってエンジンがかかりはじめるが、だいぶ難航。なんだかんださいしょの山がいちばんでかい気がするので、そしてありがたいことにまだ時間的な余裕があるので、じっくりと取り組みたい。

昼、チキンステーキほうれん草添えガーリックバルサミコソイソース。うまい。れん草大好き。