ビョーテキなヒョーテキ

今日もワークすすみよし。母は旅行にでかけ、祖母がショートステイ中なのがよい影響を与えている。ひとりでの思索の時間をきちんととれているのがこの実感を生んでいる気がする。代わりにニャンたちが構って構ってとよく鳴く。たまにリボンで遊んでやる。

夜、ねぎ卵わかめの中華スープ、豚じゃが茄子トマト玉ねぎのスパイスヨーグルト炒め煮。クミン・カイエンペパー・パプリカパウダー・にんにく・塩胡椒。うまい。ヨーグルトにはまっている節があるのでちかぢかライタをしこみたい。

続々と追加のワークがやってくる。すでに手をうごかしているものからすすめていく。その合間に、心的負担のでかかったものを片づける。天気がわるい。予報を見ると、いっとき晴れ間が差したあとは向こう2週間ずっと雨とある。チャリへのモチベーションがふっかつしたところにこの仕打ちはない! 

ちかごろニャンの片割れの甘えが尋常ではない。これは母や祖母がいないことと関係しているのだろうか。寝ているわたしのそばによってきて鳴き、あたまをぐりぐりと押しつけてくる。尻を撫で、耳周りを掻いてやる。

ほしい本は日に日に増えていくが金がなさすぎて何も買えない。おわっている。

ロシア内戦勃発の報。開戦時のような気の高揚がある。この隆起する心のうごきを否定しないこと。これが終戦への一歩になるといいですね。プーチンが演説をするというのでテレビをつけたはいいが、どの放送局に変えてもロシアのロの字もでてこず、これまた開戦時の空気感を思いだす。せめてNHKは放映していてほしかった。おわっている。

ワーク。アナログでの作字に時間をかけていたが、デジタルでの仕上げの段階で調和が取れず全ボツ。単独ではいい感じでも構成全体では浮いてしまった。すでに9割完成している箇所の詰めの作業をしつつ、未着手の箇所をどういう具合にしていくかの見当をつけはじめる。まだ原稿が出揃っていないので、あまり前のめりになると無駄足を踏むことになるが、かといって〆切はすぐそこなので暗闇のなかを前進せざるを得ない。ある程度すすめたらプレビュー端末をスマホに切り替えて、改善点をぽろぽろ見つけていく。



580


青山ブックセンターで手にとったアイデア最新号の定価が3600円とかで高すぎないか?と思ったことを思いだす。いま自分のPCまわりに置いてある2019年発行の号の定価は「2,829+税」とあるので、まあそれでも雑誌1冊の値段と考えればけっして安くないのだが、だいぶ差を感じる。物価が上がっても収入は増えない。おわりである。

一夜明けると内戦が終結(?)していた。そんなに簡単に決着がつくものなのか。

ひろプリ21話。ヨヨさんの畑でのツバサ掘り下げ回。「自分には何もない」と嘆くましろんにフィーチャーした前話を受けて、ツバサもまた同様に「自分には何もない」と嘆くという話の連接のしかたに唸る。他人と自分を比べてしまうこと、そしてその内実はそれぞれの視点によって変わるということ。その過程でツバサがプリキュアチームそれぞれの将来を想像するシーン、「むん!」「エヘッ」「アゲ〜」「ほえ〜」とキャラごとに締めとなる結句を変えていておもしろかった。ツバサから見た個々の性格がよくでている。今回はヨヨさん回でもあるが、彼女が「しりたいと思うきもちはつながってひろがっていく」とツバサに教え諭すシーン、一陣の風を画面に吹かすことによってその伝達のさまをあらわす演出が心憎かった。ネガティブだったツバサが、かつて自身が制作して不要になっていた鳥の模型が畑の鳥避けとして役立っているのを見たり(ましろんとアゲハがその際に画面に入っているのがいい、個々のキャラクターにしゃべらせずともそのうちに信頼を形成させていくカットワークだ)、ミックスパレットの未知なる活用法を披露していたアゲハに対して、さらにその新たな手法を見いだすことで自信を回復させていくストーリーラインも○。プリキュアになったことによって不要になってしまったと思いこんでいた航空力学の知識が、ランボーグ戦で役立つというオチもすばらしい。「この物語を子供向けアニメーションでやっている」ことがさらに一段レイヤーを積み増した感動を与えてくれる。プリキュアには徹底した倫理がある。脚本は井上美緒。絵コンテ・今千秋、演出・岩井隆央。EDキュアはキュアブロッサム。「アホまっすぐ」なソラもベリキュート。

水魔23話。ソーラレイ発動回。絵コンテ7名という見たことのない布陣から察するに制作環境は苛烈を極めていそうだが、そんななかでも最終話一歩前にてOPに追加カットが入ってくるやる気がすごい。気合の入りかた。ハロの接続されたオートマトンのこわさにもビビる。マスコットキャラクターが殺戮マシンになるギャップ。怒れるラウダくんとの兄弟喧嘩による「グエグエ、おまえ死ぬのか……?」な展開は思わず固唾を飲んだ。とりわけウテナみのある回想シーンだった。血縁のドラマツルギー

ワーク、よくすすむ。フライヤーの制作は片面からもう片面へのフィードバックがなされる瞬間があり、それをおもしろく思う。冊子の制作も後に作ったページが前に作ったページに作用することがままあり、その相互作用がたのしい。