くりだせ!人生直角おわりロード

ものをつくり、それを発表し、誰かのもとに何かが届いた、と実感できることは少ないが、あった。この「あった」という経験がなければ、とっくにものをつくるのをやめている気がする、とゲラを読みながら明け方にふと思った。東京を去ってからは生身で制作の話なんてしなくなったわけで、そうした時間の欠如はわたしが思うよりも深刻なダメージを与えているのかもしれない。

リコロイ3話。ロイ初登場回。ニャオハにデレるアメジオの女部下のかわいさがひかっていた。ポケセンにて自身のはじめてのポケモンを回復させにきた女の子を見て、自身とニャオハをかさねるリコのシーン、なぜそこでモノローグさせてしまうんだ、!とかなしくなった。ぜったいに絵だけで伝わる! 完全に視聴者をなめたつくりである。EDが「ポケモン言えるかな?」をオマージュ(と言っていいのか?)しているのはよかった。

水魔17話。スレッタ初敗北回。グエグエの株がグングン上がるつくりなのがいい。カッコよさもかわいさもあり、しまいにはvs.スレッタのリベンジ成功でオトすあざやかさ。すばらである。スレッタに対するミオリネの過保護ムーブは、彼女の主体性を無視している点においてプロスペラと何も変わらないので(つまりはダブスタクソ親父を反復している?)、そういう作劇もたのしく観ている。

ひろプリ14話。スカイランド新キャラ盛りだくさん回。OPに本編登場前のカバトンの後継が登場している「予告」感がよかった。自らの娘であるエルちゃんが宙を飛んでも驚かないが、自らの足で歩くのを目にすると涙する王様もおもしろい。プニバード族が住むスカイランドではにんげんが飛ぶことはめずらしくないのか。王様直属の軍隊である青の親衛隊の登場も今回のおおきな要素で、ソラの憧れの存在であるシャララ隊長も、バトることになるベリィベリーもひじょうに魅力的だった(バトルシーンのパースがキレキレ!)。カバトンに代わってあらわれたアンダーグ帝国からの新たな刺客・バッタモンダーのキャラ立ちもよく、今後もたのしく観られそう。EDキュアはキュアフローラ

フォトショップのめんどくせーー作業、簡略化の方法が見つかって「おれはいままでいったいなにを……」と思いつつも助かりの時間を得る。

夜、そせじ目玉焼き納豆エシャロット味噌マヨ。うまい。家族のぶんは前日の残りで済ませるテク。ワークがいそがしいときにつかいがち。コンロに着火する折、風呂に入る前の妹が「わたしのぶんも焼いておいて」と伝えてき、そせじも玉子も余分に焼いておいたのだが、それは翌朝になっても冷えたフライパンの上でころがっていた。

夜、新たま入りたまごサラダ。うまい。マヨネーズが切れたので手づくりマヨをこしらえようとするが、思いの粘度にならず、泡立て器をまわす手首を疲労させておわる。乳化がちゃんとできたがちょいゆるのものと、入荷すらできていないものができあがる。

ワークがいい感じにすすんでいたところでとつじょ「重大なエラーが発生」とかダイアログがあらわれてインデザインが落ちる。ふざけないでくれ。やる気が失せ、ニャンが寝るぞ寝るぞ寝室に連れてけとうるさく鳴くので寝る。めちゃくちゃデカギャラの依頼こないだろうか。

夜、卵春雨スープ、豚舞茸大根の味噌炒め。うまい。



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筆が乗って(?)バチバチにワークがすすむ。完成形がまったく見えないところから、手をうごかしていくなかでカッコいいものがしあがっていくのを見るのはうれしい。

とにかく明るい安村の「wearingで止めてるから〜」のくだりを見かけるたびに「いつまで同じネタをこすってんだよ!!!」とキレる(キレてはいないが)自分がおり、おもしろく思った。それぞれ話者も発話の時間も異なるわけだが、みなが一様に同じことを言い、しかもまいかいそれなりに賛同の声が挙がっているのが解せない。自分でそのしくみに気づいたさいしょの発話者ならまだしも、他人の発見をさも自分の発見のように後追いで発語してなにがたのしいのか。おもんなさの限界を突破している。

new music mixがわやになった話は前にも書いたが、以前にもましてぜんぜん好みじゃない曲ばかりあつめてくるようになって、すこぶる萎えている。わたしからいったい何を学習しているんだ、アップルミュージック。

大学時代の同窓がすごい左巻きのついをしていて、「え、そんなこと言うやつだったっけ?」とプロフに飛ぶとまったくしらないにんげんでわらった。アカウント名の名づけかたとアイコンのチョイス感覚がかさなって+おすすめタイムラインというのもあって、長らくかんちがいしていたのだった。じっさい、コロコロアイコンと名前を変えるひとのことを、SNS上でそのひととして認識するにはむつかしさがある。

夜、豚しゃぶのトマトオニオンハラペーニョソース。豚昆布の吸い物。うまい。

夜、牛タン、たけのことうどと豚バラの手作りマスタードマヨきんぴら。うまい。うますぎる。とくに舌の根元。丸ごと一本を調理したのだが、そして丸ごと一本そのまま食いの夢は叶えることができなかったが、わたしの最も愛する食物であるので、自宅ではかなりひさびさのビールとともに幸福の頂へと昇天する。きんぴらもベリグッドな味だったが、牛タンの前ではその存在が霞んでしまうのだった。ラブ牛タン、ラブ牛タン。この頃まったく使用していなかったタークのフライパンも日の目を見てたいそうよろこんでいたことだろう。