枯木でワイワイ

夜、厚揚げねぎチーズ焼き、玉ねぎとピーマンと寒天のスープ。せんじつ、スープにピーマンを入れるとよい風味がでることに気づいたので再演した。

保坂和志「残響」を読みすすめる。デボラ・フォーゲル『アカシアは花咲く』にも手をつける。

いつの間にかインスタのおすすめ投稿の表示がフードポルノばかりになってしまい、異国のスパイシーでチージーな屋台飯や、ドカ盛りめちゃ盛りてんこ盛りの肉や魚や野菜のヴィジュアルばかりをつつつとながめつづける日々を送っている。

夜、ピーマンと舞茸の炒め白和え。炒めた白和えとはこれいかにという感じだが、、おからパウダーとかつおぶしでもそっとした食感をつくる。うまい。

トロプリ30話。ローラ回。特筆すべきは生徒会長を決める最終演説に臨むローラを、舞台袖でとらえた2カットの対比。いっしょにマニフェストを考えてくれた仲間たちは同時刻ヤラネーダとたたかっていて、わたしだけ戦わずにここにいていいのかと、けっして口にはださず、「いまいちばん大事なことをやる」ことの精神のゆらぎを構図と身ぶりで伝えるすぐれたシーンだった。絵コンテは今千秋、演出は南川達馬。作監稲上晃でおどろいた。3の字のローラの口よ!

バイス4話。おもしろい。家族愛を単純に正当化してしまっている話のはこびにはちょっと眉間にしわが寄るが、1話あたりのドラマの濃さを感じる。ひとつの山を越えてもまだある!みたいな、そんな感覚があった。挟まれるCMにだまされているのかもしれないが。いまさらながらクレジットをながめているとクリーチャーデザインに久正人の名を見つけ、『エリア51』じゃん!とテンションがアガった。


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小説に手をつけつつ、ピロウズ『ペナルティーライフ』を聴く。いいアルバムだ。「昇らない太陽」や「ムーンマーガレット」がとくに好き。ダイアログがふっかつしたらピロウズ・ナイトをやりたい。かつてのわたしが書いた文章を読む体験、それもそれを書いたときのことはだいぶ忘れてしまっているという境遇における読む行為はふしぎだ。そこに書いてある文を気に入ることができるのが、「自分で書いているのだから」当然だと思うのと同時に、「自分で書いているというのに」ヘンテコだと思う。同じ理由でべつの結論がみちびかれるこの二股の道のりを歩みながら、部分のことだけを考えて書きすすめていく。アンチ全体。

ワクチンの副反応で高熱がでている妻を平気ではたらかせる夫、わたしの家のなじみの風景だが、嫌になる。すでに嫌悪よりも呆れのほうがおおきくなっていて、きもちのうごきも薄くなっているが、クソなことに変わりはない。こうしたろくでもない再生産はもうわたしたちでおわりにしよう。

手数料無料日にあわせてお金をおろし、保険料を支払いに行ったところ、しっかりと手数料がとられており、なんでだ!と叫ぶ。外はもう秋の風が吹いている。