ライフル銃ください

ゴミをだし、洗いものをし、掃除機をかける。ソファで昼寝し、制作のための手書きスケッチ。つづけてインデザで実作業。リハビリテーションリハビリテーション。細部の詰めをどこでフィニッシュさせるかに難儀する。疎密のバランス。日が暮れてきた頃、白菜を刻んで下敷きにし、焼売をフライパンで蒸していく。黒酢、胡椒、ラー油をお好みで。ベリうまい。うますぎてビールをあけてしまった。何が禁酒か。ロング缶1本でへべれけである。作業をつづけるも、アルコールの効果かねむたくなったので自室に退却する。22時台には没。

8時前くらいに起床。このくらいしっかりとねむれると心身のもちようがちがう。おれはまいにち10時間ねむりたい。どこでおわらせたらいいのかわからんくなっていたグラフィックを見かえし、一点修正して完成とする。寝ることが作品の完成のための最後の一手になることが多い。間を置くことの有用性。文字の場合もいっしょで、このブログも書いてからあっぷするまでに時間を置くことで、補正がはたらく猶予を設けることができる。SNSにはそうした推敲の時間が排除されてしまう構造がある。母と妹がでかけるのを見送り、べつのグラフィックの制作にとりかかる。1月なかばくらいまではデザインでおまんまを食っていくための気構えというか、体勢をととのえる時期になるのだろう。本格的にやっていくのはそれ以降になるはずだ。どのくらいの時間でどのくらいの作業ができるのかを身体化させていくこと。これは会社員時代にもよくつかめなかったことのひとつだ。そんなんでええのかねと思いつつ、そんなんでもいい社会の方が幸せだとも思う。ラジオの開始時間を22時「頃」にしているのはそうした意味合いもこめている。待ち合わせの時間もアバウトにする。競争・勝敗・効率のネオリベマインドには反していきたい。

KEXPの動画を流しながら作業している。今朝はステラ・ドネリー→ワイズ・ブラッド→エンジェル・オルセン→モーモー(モルモル?)。MorMorははよう来日してほしい。わたしが東京にもどったあとあたりで。昼食はあまった焼売のタネをハンバーグにしたものに、スクランブルエッグとプロセスチーズをつけあわせて白米といっしょに。うまい。タネの味気が濃いので卵には何も足していない。文字/ヴィジュアルのうち、文字の作業をすすめつつ、夕飯を何にしようか考えはじめる。


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つくったのは冷凍していた豚肉と大根の葉と皮を、赤とんとめんつゆ(?:冷蔵庫にあったなぞのつゆ)で煮こんだもの。早めにつくって冷まして味をしみこませてゆく。制作のほうでは、これまで予算がなくてほとんど携わることのなかった特殊印刷や特殊加工の知識を急ピッチで脳にたたきこんでいる。会社員時代、印刷所に出向くことはそれなりにあり、そこでの経験から知識を援用したいものだが、後半の年月は髭が理由でほとんど社内におしこめられていたためにたいした知見がない。セクハラかつパワハラでしかないクソのような話だが、そうしたクソが跋扈するのがいまの世なのである。せめて自分のまわりだけでもバッコも跋扈もばこばこ排除していこう。「バッコ」とは東北の方言でうんこのことである。