夏草に触れる前にきみの目は伏された

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下北沢にてフィッシュカレー、雑居ビルの5Fにあるムーナという店、窓から見えるしられざる風景がおもしろかった、小盛りのいろいろな料理をまぜていくタイプのやつ、食べているうちに味や食感が変化していき、たのしい、こういうフードをダイアログふっかつしたらやるぞ!


食べたのち、トロワ・シャンブルで茶。店内は煙草スパスパパラダイスでめちゃくちゃ煙たい空間になっており、そんなイメージがなかったので店を提案した身として申し訳なく思う。わたしたちはともに非喫煙者だ。あわせて3-4時間ほど、アートやらデザインやら社会情勢やら雑多な話をし、改札前で別れて解散する。K先生は大学時代に編集や雑誌カルチャーなどについてわたしの身体にたたきこんでくださった恩師のひとりで、卒業して5年半経ってもこうして定期的に会って話をしてくださる唯一の先生である。キッスTとボウイTで、バンドTペアルックになった時点からたのしかった。古着屋を冷やかしつつ、月日をのぞき、いつもブログで読んでいる古賀及子さんの日記本を買う。緊急事態宣言下のもので、ちょうどわたしが読みはじめたころのものだ。B&Bは貸切営業で入れず。おしゃれな散歩道ではさまざまな種類の犬が吠えまくっている。ガラス張りの幼稚園の室内を食い入るように見つめる男がおり、視線をたどると壁におおきな絵が飾られている。

夜、ひき肉玉ねぎ長ねぎのチーズペンネ。白ワイン。コアントローライムソーダ割。食べおえ、ダメージがあらわれていた3枚の爪をオフしてあらたに塗りなおす。ムラ塗りがかわいいなとひとつをにどぬりしてしまってから思ったので、のこるふたつはそのままにしておく。

羅川真里茂ましろのおと』、池辺葵『サウダーデ』をどちらも2巻ずつ読む。ともにおもしろいなあ、、と感嘆する。なんてエモーショナルなんだ。後者の2巻は8年ぶりにシュリンクをやぶる。ここさいきんの漫画に手をのばす率はなんなのだ。時間と心身の余裕がそれをなさせるのか、積んでる漫画をなくすのも実家に帰っているあいだの課題にしよう。寝るまえにちよいよ通信制限に陥る。

昼頃起床し、洗濯。ついで荷造りを再開する。今日の目標は冬服・奥の本棚・漫画棚2・CD・ZINE類などをつめて10箱! 明日とあわせて7-8割はおわらせたい。キャンベルのスープ缶を牛乳でのばして朝食。20年ぶりくらいに飲んだ気がする。うまい。ひと缶分、まるまる飲んでおなかいっぱい。幼少期にわたしをいろいろなところへ連れ回してくれたおじちゃんの家でよく飲んだものだった。墓参したいとずっと思っているが、彼はわたしの血縁者でなく、墓の場所がわからないという。