あくび風、既決!

スーパーにでかけるくらいしか外にでなくなったので散歩すんべえかと思い立つ。わたしの家の周囲には徒歩40分圏内にそれなりにおおきな公園がふたつあり、なおかつどちらも草木や花が生い茂っているタイプなので植物ラバーとしてはサイコーなのだがどちらもぼちぼち足を運んでいる場所なのでべつの場所を目的地にしたい。グーグルマップをひらいてみどりいところを探してゆく。いつか行った住宅地のまんなかにひらけた花園にたどりつきたいのだが、なんど行こうと思っても場所がわからず足を疲労させるばかり。きちんとメモをとっておけばよかった。

きょうは友人とビデオ通話をした。ラッパーとシンガーというミュージシャンなメンバーだった(わたしもいちおうベーシストである)。コロナ下の近況報告をしあい、わたくしの「wi-fiないから」というかなしい理由で1時間ちょいでおわる。さんざ導入しろしろいわれる。にく食いたいだのラーメン食いたいだのおかし食べちゃうだの主に食べものの話をしていた気がする。

翌日、鬼頭莫宏福島聡の漫画を読み返したり、子午線や稲川方人×瀬尾育生『詩的間伐』をパラパラめくったりする。詩を書いてたいと思う。いろいろと迂回ばかりしているが、まいかいけっきょくそこに行き着く。「どうせ死ぬんだ/詩集を作ろう」。松本圭二のはげましが骨にこたえる。さいきんは過去に書きかけた詩篇に手を入れて「完成」に向けた執筆をおこなってはいるものの、新たに書きだすことはなくなっている。もう2年ちかく前に編んだ詩集のことが気がかりなのだろう。書きおえたって発表の場がないのだからほんとうにむなしい営為だが、唯一のこった牙城であることはたしかで、ここがくずれたときにおれもくずれるのだろう。詩集刊行費用のためにと書きだした小説はカスのような結果しか残せていないのにもかかわらず、懲りずに書きつづけている。とはいえぜんぜんすすまない。時間を持て余しているというのに、このざまだ。ズブロッカを浴びるほど飲む。深夜、目覚めてきょうれつな吐き気に襲われる。


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ひさびさに白米を炊き、バクバク食べる。たまには酒を抜く日も設けようと酒の代わりに米を茶碗になんどもよそる。レンジでチンするだけの茄子の煮浸し、最強か?? 保存するつもりが食べきってしまった。こんなんばっかりだな。いいのである。こんどは山盛りつくろう