21ヶ月のカウントダウン

日付は先に決めたものの、退職願をだすタイミングがむつかしいなあと思う。制作のまっただなかで、というのはきびしいのではないか。後輩がひとりでもいればまたちがうのだけれど、わたしがずっと最年少のままきてしまった。そういうところもよくなかった。

夜、ひき肉とロメインレタスとプチトマトをフェヌグリーク、ホワイトペッパー、カイエンペパー、ナツメグ、ケチャップ、塩で炒めたソースでフジッリを食す。チーズが合いそうな味だがせんじつ使い切ってしまった。ウォッカの巨峰カルピス割も1杯。ボトルがなくなってしまった。

ごはんを食べおえると1時前。もっと健全な生活がしたい。水シャワーを浴び、フライヤーの調整を考え、インターネットを見、寝る。


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朝、サイレンみたいな声を定期的に上げるひとがおなじ車両にいる。そう、通勤電車なんて社会通念に毒されたキチガイしか乗っていないのだ。あれはそのことをしらせるカナリアの合図なのだ(いや、炭鉱のカナリアは鳴くのではなくその死をもって危険を告げる)。駅に着くまで、5回、鳴いていた。

ひとの論理をあげつらう悪癖について。内容≒意図とその内的な論理をべつにして考えているから、つよい摩擦熱をもってすれちがう場合がある。いいたいことはわかるが、その論理はまちがっているという気づき。上司からは「結果だよ」とよくいわれるが、時代は「過程」に移りつつあるのではないか。SNS全盛における、あらゆる過程の資本主義的開示。

通勤が再開されてから小説がまったく書けなくなっている。それもしごとを辞める理由のひとつだ。制作に人生をシフトしたい。全人生を制作のための時間にしたい。