ずっとカートに入れっぱなしだった漫画が版元品切れっぽく、各ネット書店が続々と在庫なしになっていたので、まだ購入できるところを探してあわてて注文する。いくら大量印刷でパブリッシュされている漫画とはいえ、「2017年初版発行」=6年前の単行本は現代ではデッドラインである。ついでに乗代の新作やら気になっていた島口大樹のデビュー作の文庫などもいっしょに購う。ほかにもほしい本は山ほどあるが、作品の制作費に可能なかぎり予算を注ぎこみたいのでセーブしておく。おら、こんな調整などしなくていい生活に立ちもどりてえよ、、
『サーフ ブンガク カマクラ (完全版)』を聴いていて思ったのは『ホームタウン』はめちゃくちゃいいアルバムなのではないかということで、いやそんなことはすでに承知しているのだが、完全版を経たいまあらためて再生してみると、より魅力が増して聴こえるようになった気がする。
今年もツールの時期ということでハイライトでチェックしているのだが、ついったでポガチャルと検索すると業者のエロ垢ばかりがヒットして思わずわらってしまった。しゅうまい君的ユーモア。おまえらポガチャルのポの字もしらないのに、、という呆れ。ばかみたいな改悪をしていないでこのようなbotを殺戮してくれと思う。
このところぜんぜん朝に起きることができない。祖母やヘルパーに迷惑をかけてしまう。同時に、いろんな方面からしりをせっつかれている。心身の状態が降下傾向にある。まずい。
個展のDMをしあげる。細かい字組をなおしつつ、仮で置いておいた図版を半分ほど入れ替えたり改変したりする。中身は依然できていないが、ここで構成したヴィジュアルが制作の手がかりにもなるだろう。
届いたきり電源すら入れていなかったスマホのセットアップもおこなう。これで目下のワークに集中できるだろう、と踏んでいたのだが、なんど試みてもeSIMのプロファイルデータ（？）のダウンロードができず、詰む。チャットボット経由でキャリアに問い合わせをするも、明日の朝にならないとにんげんからの返答はやってこないと通知される。無。また、キャリア経由で契約していたApple Musicがどう引き継がれるのか心配していたのだが、回線を切り替えたら勝手に解約されて、何も再生できなくなっていた。無。
排気口『時に想像しあった人たち』フライヤーデザインとコピーを担当しました、ひさびさに紙で刷ってもいます、ぜひゲトって&おいでください、個展でも配布予定です、詳細は以下より
seimeikatsudou.tumblr.com
夜、厚揚げとトマトと卵の炒めもの。うまい。
▼このレシピを参考に調理したが、油を惜しみなくつかい、砂糖を入れるのがポイントのようである、紹興酒とねぎがあったらもっとおいしくなったろう
80c.jp
わたしが漫画にドハマりしはじめた頃、いつも書店の一角にあった（同じく版元が小学館であるIKKIの棚をよく見ていたので必然的によく目に入った）、しかしサブカル好きを自覚しながらもねじれた自意識をすでに心中に育ませていたためにいちども手にとることはなかった浅野いにお『おやすみプンプン』、無料公開に乗じて深夜から朝に欠けてイッキ読みしてしまった。こんなことしてる場合じゃないのに！
読みすすめるにつれてだんだんときもちが落ちてきて、つまりそれは呪い／呪われの人間関係がつらすぎる、あまりにも人生すぎる（初対面の、なぜか自分の家にいる青年に対して、その存在を何も疑問に思うことなくテレビのスイッチを入れてくれとせがむおばあちゃんのすがたにおれはひときわ心をうごかされた）からだが、想像していたよりもすこやかにおわったので多少の胃痛を抱えるくらいの読後感で完走した。ズラウスキーの諸作品を観て自覚した「エキセントリックな女によって人生を破滅させられたい」という欲望とのちがい、を田中愛子という存在を見ながら思っていた。ラストが冒頭の反復でおわるのは、これはべつに特別なことではないんですよという、その突飛さの否定としてあるのかと思った。「共感」時代の表象？
スッキリした状態でワークに臨みたかったのに、朝からスマホのセットアップのための問い合わせのやりとりに消耗する。なんでこんなことに時間を取られなくてはいけないのだ。朝から夕方までかかっても解決はせず、ショップで対応の上、手数料まで取られるとのことだった（のちに減算処理が為されるそうだが）。だいぶげんなりしながらも、やりとりの合間合間で一件の入稿作業を完了させる。それは電話窓口でと案内されたのにもかかわらず、「チャット担当者と電話担当者のあいだで話がまったくついていない」のにも萎えだった。
この回線問題に決着がつくまではApple Musicがつかえないのもさいあくだ。よりによって『サーフ ブンガク カマクラ (完全版)』リリース直後に！ ファック！
