きみのちいさな副葬品が手に触れたとき、

いまだに冷房をつけずに家で過ごせているのはすごい。部屋をぶち抜いているおかげかな?

転職するために登録したポートフォリオサイトなどをひさびさにながめる。まったくアクセスしていないのに、企業からのあしあとが複数、しかも反復的についていて、多少は興味をもたれているのだろうかと思う。同時に、まだわたしが転職活動に積極的だった頃にいくつか声がかかってきて、その内訳というのが、ブラックで悪評高い映像制作の会社と、なぜだかWEBコーディングのポジションでのスカウトとかで、ちゃんと文字を読んでんのかよと不安になったことを思いだした。むろん返答はしなかった。それはさておき、転職ではなく、案件獲得のためにべつのサイトにも登録してみることを決める。電話で相談した友人はクラウドソーシングは食えないとあまりおすすめしない風だった。相場を見ていても安く買い叩くためのシステムだというのはよくわかる。だけれども、自分の技術を安売りしないことは、ひじょうにむつかしい。

朝、部屋に飛びこむ熱線がすごい。暑い。サマー、サマー、サマーディプレッション。どうせサマーならバケーションしたい。永遠のサマーバケーションしたい。

まあまあはやめにしごとがおわる。映画を観に行ってもいいのに、気力がわかない。不安ごとがおおすぎる。負の状態にある。負の状態であることはものをつくる際にはけっしてわるいことではないのだが、あまりにそれがおおきいとつぶされてなにもできなくなる。

夜、洗濯機をまわす。小松菜、春菊、豚バラのザーサイ炒め。塩抜きが甘かったザーサイはもはや調味料である。しおこうじみたいなものである。マヨも足してクラッカーで食べる。ブラディメアリも2杯飲む。生をふりかえるといろいろな分岐点がある。この夏もそうなるだろう気配がある。30代に向けたじゅんびをしなくてはならない。フライヤーの第2案を考える。加減の問題である。外から吹いてくる風がつよい。


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今回はフライヤーだけでなく物販のデザインもある。デザインの型とつくるものの種類を組み合わせれば、けっこう豪華になるのではないだろうか。ぐっとなものをつくるので、ぜひぜひげっとしてほしい。詳細はまたのちのちここにも書く。

というわけでグッズについて、窓口であるAと電話で打ち合わせをする。40分ほど話す。それぞれのデザインがよい感じに煮詰まる。Aとは大学入学時に自動的に配属されたゼミの同級生で、そのときはまさかこんな風にしてやりとりをするようになるとは思わなかった。電話口でも、こんなして電話するなんてね、みたいな話をした。なんというか回復する。このまま回復しつづけたい。こういう具合におまんまを食っていきたい。