シー・シーイングしたくない?

足の甲にかゆみがある。ふだんはかゆくないが、でかけて帰ってくるとかゆみがでる。靴と皮膚が擦れているんだろか。つまりはサイズがあってないということ?

染髪して思ったことそのいち。気づいたら畳や床の上にちらばっているいつもはむかつく抜け毛も、ピンク色だとかわいく見えてきてストレスが軽減される。ライフハック

未来の自分の機嫌をとるためにずいぶん前に買っておいたハーゲンダッツを食べる。クッキー&クリーム味。おれはレディボーデンのクッキー味が大好きだったのだがいつの間にか終売してしまったのだよな。

いますぐ引っ越すわけでもないのに再上京時のための物件調べをしてしまう。下高井戸とかいいよなと思っている。世田谷線沿線、文化の香りがしてよいのではないか。あとは稼ぎの問題になってくる。

明日、大林宣彦特集に行くか行くまいか迷う。


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諏訪哲史『アサッテの人』を読みおえる。あとがきを読むに、作家の向かおうとしている方向、読み書きに対するアティテュードはとても好みだということがわかる。ただ、本作自体が好きかと問われると、スノビズムというか作為が鼻について素直にうなずけないわたしがいる。同じ作為にしても、ある種の端正さをへし折ってしまったほうがもっと魅力的になるんじゃなかろうか。他の作品も読んでみたい。

真夜中、ねむれないので冷奴にキムチとチーズを載せたやつで晩酌。ブラディメアリ。Aさんの小説のつづきを全体の半ばくらいまで読む。いま食べるかどうかはべつにして、豚としめじのスパイス(ホワイトペッパー、フェヌグリーク)炒めもつくる。深夜クッキング。アサッテの人を読んだ影響もあってか、深夜にものを食べてはいけない、というような自分でつくってしまいがちなルールに縛られている場合じゃない、と憤然としてキッチンに立ったのだった。

実家に帰る前におれは海を見に行きたい。耳を満たすさざ波の音、けっしてやさしくない潮風のタッチ。帰ってしまえば、気軽に海にゆけなくなるのだ。こっちに居たって海なんて数年にいちど行くかの頻度だったが、いつでも行けるといけないとでは雲泥の差である。わたしは海岸できれいな貝殻を探す。わたしは海岸で得体のしれないオブジェを探す。しらない時代の、だれかの遺物を探す。波がくる。波が去る。鳶が鳴く。わたしは海を抱きしめていたい。