飛びこみのワークをぶじ入稿までフィニッシュさせ、ひきつづき山を登っていると、介護認定調査のひとらが連れ立ってやってくる。対応は早引きをしてきた母がやっていたのだが、わたしのワークスペースはリビングにあり、つまりは彼女たちが話しこんでいる場所から数メートルの距離にわたしはいるわけで、平日真昼時にパソコンの前に座ってカチャカチャやっている仙人のような髭を生やした「お孫さん」のことをいったいどんな存在としてみとめているのだろうかと心がブリンブリンにはずみまわった(ひとりは昨日も会っているのでわたしが何をしているかはしってはいるのだが、しっていたとしてもそこに奇異の目が介入するに変わりはない、いったいなにものなんだ!の親戚のおじさんにいつの間にかわたしもなっているということだ、子供の頃になんども体験した親戚のあつまりなんてもう何年もとりおこなわれていないので、だれかにとってのそれにはなりようがないのだが、、)。
のち、介護ベッドを導入するため、越してきて以来祖母の部屋で置き物になっていたレコードプレイヤーや埃を被った美術書の類を自室にはこびこんでいく。その過程で長い棒を首を長くして待つテトリス状態の段ボールをいくつか並び替えたりしたが、とにかく持ち腐れているものが多すぎる。
疲れ果て、袋麺を食し寝る。
来客多し。朝から昼下がりまでひっきりなしにひとがき、ふだん他者とかかわりのない生活を送っているがために、ひじょうに心身が疲弊する。インターホンが鳴らされるたびに集中が切られるため、あまりワークもすすまず。介護のストレスを母が100ぶつけてくるのでわたしもだんだん体調がわるくなってくる。祖母のベッドがぶじ導入される。足腰は回復傾向にある。
夜、キーマカレー。いまストックのある赤缶がスパイスだけでなく塩や脂も混ざったフレークタイプであることを失念しており、想像以上に塩気がつよくなる。レタスと水を投入してなんとかする。つくって食べずに寝る。
ずっとベッドの上に寝ころがっているだけでは退屈だろうと祖母の部屋では日がなラジオが流れているのだが、今朝はショート動画のBGMとしてしかもはや認識され得ないであろうアレクサンドロスの閃光がかかっていて、起きがけにくすりとした。サビのタイミングで戸を開けても、とくに動画になるようななにごとも起こってはいなかった。
夜、豚人参玉葱のさっぱり炒め。酢醤油生姜白胡椒。うまい。
さいきんは早寝モードに入っているので18時台には床に就く。20時ごろに入眠し、明け方にめざめる。ヘルパーが来訪するようになったらわたしが応対することになるので会社員時代以来の規則正しい生活がやってくるのかもしれない。
569
ひろプリ18話。バタフライ登場回。アバンでいきなりバトルがある回はいい。なぜならそれは物語が詰まっている証拠だから! 自身の勤める保育園の園児たちから手渡されたプリキュアへのおたよりをめぐってのあげはのウキウキダンス、さらにはそれがソラとましろん、エルちゃんに伝播していく身体コミュニケーションの画的なたのしさ。エンドクレジットに「演出 土田豊」の文字を見、その一連の流れに納得する。このダンスをバトルシーンでのバッタモンダーのよろこびのダンスにつなげていく手腕もあざやか。「蝶のように舞う」のが今回のキーモチーフのひとつである。まだかまだかと言われつづけ、いよいよ登場したキュアバタフライの「ω」のかたちをした口にはなんども目が吸いつけられた。バンク担当は芳山優。やっぱりリミテッド感がカッコいい。YES!的なタイミングで劇中なんどか発されるエルちゃんの「あげ!」という語がつかいがってがよさそうでよかった。EDキュアはバタフライ。
リコロイ6話。ロイとホゲータパートナー成立回。旅立ちの願望を抱えたロイを見送るじーちゃんが無言で頷くカット、こういう描写でいけるのだからモノローグ過多はやめてくれ!と思ったが今回はわりとそれが少なかったのではないか。ロイに対して「一歩踏みだせ」と説くリコに1話からの成長を見、いいなと思った。Bパート冒頭で展開されたであろうレックウザ大暴れシーンはCM中にトイレに行っていたら観のがしてしまった。かといって配信で観なおすかといったらそうしない、というのがいまのアニポケに対する熱量。
たんぶらーをブラウザで見ていると、ある一定の深度までスクロールしたときに「これ以上見るためには登録してね」というようなポップアップがでてくるようになったのを確認する。しらべるとだいぶ前から導入されていたケースが散見されたが、どちらにせよよくない改変だ。なぜ、閉鎖の方向に舵を切るのか。たしかにたんぶらーはSNSであるが、そういうつかいかたをしていなかったのでショックを受ける。これまでながらくHPとしてつかってきたが、べつのところも考えなくちゃか?と思う。
水魔20話。学園めちゃくちゃ回。14話をより苛烈にして反復するようなカタストロフ。にどめということでその光景自体の衝撃は薄くなるが、それぞれの悲惨とぜつぼうをエスカレーションさせていくようなドラマツルギーは心をバチボコに殴打してくる。お兄ちゃん好き好きのラウダくん、グエ兄がパパ殺しの犯人だとしってしまって、そして自身を慕う後輩のペトラも死んじまって、いったいどうなっちまうんだ、、チュチュがフェルシーと共闘する展開はアツかった。
夜、鶏茄子プチトマ長ねぎの味噌炒め。うまい。鶏は塩・白胡椒・花椒で下味。隠し味の酢がいいしごとをしていた。