きみの字を想像する

せんじつ強打したひざをふたたび打つ。色濃く刻まれた痣の深みが、さらに増してゆきそうだ。

昼はタコス。塩胡椒と醤油で炒めたひき肉に、いぶりがっこタルタルとハラペーニョソースで。指をベタベタにしてパクつきながら、べつに飲みたいきもちではないのだが、ものを無駄にしたくないという感性の優越で、中途半端にのこされたレモンサワーもあけ、『ミッドナイト・ゴスペル』をさいごまで観る。「気のもちよう」の話を以前にしたが、つまるところ、あらゆるものごとは「気のもちよう」なのではないか、と観ながら考えていた。ビイヒアナウ、生と死、悟り……。こうしたニューエイジ的なことがらだけでなく、日々の生活や人間関係、社会のシステムや科学、思想といったすべてのことが、「気のもちよう」に過ぎないのではないかと、そういわれているような気がするし、わりと納得できてしまう自分がいる。それはともかく、しらぬうちにはねた油でみぎのなかゆびをやけどしており、痛い。この痛覚こそが、ビイヒアナウの感覚を与える「傷」である(ジョー・ブスケへの接近)。

どいらじでれいとさんが紹介していたゾゾゾというチャンネル(団体?)の「捨てられた心霊写真」の回を観る。このチャンネル自体もはじめてしる。『残穢』を観たときにも思ったことだが、こういう日本的ホラーというか、「ババーンキャー」系じゃないホラーはわたしはあんまりたのしめないのかなと思った。黒沢清なんかはたのしく観れるのだが。ゆーちゅーぶのホラーといえば、もう何年も前に観た「子供が何かが憑依したようにとつぜん笑いだす」映像がめちゃくちゃに怖かった記憶があってもう一回観たいのだが、どんなワードを入れてもたどりつけなくてモヤモヤしている。たしかテーブルを囲むように子供が二人(?)いて、片方が尋常じゃない感じでわらいだし、もう片方の子どもはビビり、やがてそのわらっていた子も泣いてしまうというそういう映像だったように記憶しているのだが、、だれかこれでは?というのが見つかったら教えてください。


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しごとの請負いかた、というか、どのようにしごとをやっていくかということがひじょうにむつかしい。わたしはもう(ばかみたいに)はたらきたくないし、たがいが擦りきれるような思いをしてまでなにかをつくろうとは思わない。それを共有できるひとたちといっしょにしごとをしていくために、どうしたらいいのかと悩んでいる。そういうステートメントを書いてみるのがまずはよいのかな。たんぶらーをどのようにしていくかもようわからんくなっている。世代のちかいデザイナたちのウェブサイトをちらちらながめつつ、自分の向かう先を考える。

夜、豆腐の味噌汁、サーモンとタコとキャベツの塩昆布かつぶしサラダ、納豆、牛たん。わたしだけ固い牛たんにあたり、みるみるうちにうれしいきもちがかなしいきもちに変貌していった。