楊枝で支える(ながめのよい部屋)

深夜の2時をまわったころ、Hさんから電話。Qさんも交えて4時過ぎまでくっちゃべる。ネトウヨアジカンの話でもりあがる、と書くと細やかな情報が抜け落ちて語弊が生まれそうだが、できごとをふりかえるとはそういうことである。わたしに対する「弱極左」というワードがサイコーだったので、積極的につかっていこうと思う。わたしは弱極左である。

遅くに起き、しらすトースト。チーズ載せとプレーン。ハラペーニョソースとマヨをお好みで。オリーブオイルが香る!

昨日の晩に菅波栄純がでているということて録画されたアウトデラックスを観ていたのだが、ゲストとしてパーソナリティのように番組をまわしているひとが和製スプラッタのウルトラ大傑作『死霊の罠』で主演をつとめた小野みゆきじゃないかと時間差でおどろいた。わたしの嗜好に基づいてグーグルの提案してくる記事にその名が記載されており、しってる名前だなとしらべたのだった。

今夜は大根とミートボールの煮物。大根そぼろが食べたいというリクエストをななめうえに昇華した。主に昆布茶であじつけ。ミートボールは生姜にんにく醤油赤ワイン胡椒でちいさめに。寒々とした雪の日にしみわたるお味。明日にはもっとしみしみになるだろう。


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沼田真佑『影裏』を読みはじめる。はずだったが、本を手もとにもってきただけでひらかずに音楽を聴いてしまった。芥川賞つながりでいえば、乗代雄介がまた候補に挙がっているのがめでたい。候補作では『推し、燃ゆ』を唯一読んでいる。また『コンジュジ』の評判も目にしている。昨夜の通話でも話題にでたが、結果がたのしみだ。

実家に暮らしていると、父/父性への悪意がつのりはじめる。母親との会話を聞いているとこっちがいらいらしてくる。コミュニケーションのとりかたも他者に声をかけるのではなく、他者に声をかけてもらおうとするアピールからはじまるのでわたしはだいたい無視している。口をひらけば、「説教したがる男たち」を地でいくような語り口。家父長制という制度・構造が、個人をそうあらしめようとすると思えば、敵は制度かもしれないが、そこにあぐらをかいていられる心性こそを討たねばならない。自らにその片鱗が見つかることもあり、そのたびにいやなきもちになる。