火星には、あなたと行きたい、つめたい水を両肩にぶらさげて

朝まで麻雀を打ちつづけてしまう。沼に入り、それなりによかった成績がしょっぱい数値に変わってゆき、時間が溶けてゆく。何もいいことがなあではないか! プリキュア放映前にログアウトし、リビングのソファに腰を沈めると、かたわらにNintendo Switchが置いてあるのが目に入る。Switchの下にはマリカ、スプラ、スマブラ、アソビ大全とネット対戦ゲーが積まれてあり、ここに手をつけたらおわりだぞと警鐘があたまのなかで鳴りひびくのがわかった。


www.nicovideo.jp
これを聴きながら打っていた、三波春夫の「ジャン・ナイト・じゃん」、iPod nanoが盗難にあって以来なので10年ぶりぐらいに聴いたが、イカした楽曲である


プリキュア。敵幹部に救いをもとめられる展開。赦しの問題が描かれようとしている。憎しみあいのその先へ。途中に挟まる幼児向け雑誌のCMで、いよいよ次作『トロピカルージュプリキュア』にフィーチャーした付録があらわれる。

ポケモン。「ローティーン向けじゃないやつをつくってくれよ」というOが訳していた海外ポケモンファンのアニメに対する熱い想いを思いだしながら観る。初期ポケスペ的な方向のアニメがあったらおもしろそうだとそのポテンシャルの高さを思う。

ミッドナイト・ゴスペル。3-6話。いろんなことを考える。スピリチュアルへの抵抗があるので、そこで話されていることがらは紙一重、というかもう突きやぶってしまっているのでは、とか。緑の液状馬にまたがる薔薇をくちにくわえた騎士がかっちょよかった。


f:id:seimeikatsudou:20210128202528p:plain
277


炊飯。鶏と大根の八角煮をしこみ、昼夜逆転を修正していくために寝る。深夜にめざめ、MKRのポケモン実況をずいぶん後方から追いかけ、明け方に起きて昨日つくったおかずで朝食。キムチを明太子つき。食後はシャワーを浴びて洗濯などをしながら、野中モモ野中モモの「ZINE」 小さなわたしのメディアを作る』を読む。おもしろい。やる気が湧く。日本におけるZINEカルチャーの牽引者のひとりでもあるモモさんの同人体験や留学体験などにも触れた来し方と、さまざまなスタイルでZINEをつくるひと(zinester:ジンスタ)や、ZINEにまつわる場を運営するひとへのインタビューなどによって構成された、ひとがものをつくる、あるいはつたえるという営みの原初的なよろこびがギュッとつまった一冊。頁をめくっていくたびに、おれもわたしもやるぞ、というきもちになる。ダイアログでおこなっていたように、こっちでもZINEのイベント──にかぎらずカルチャー的なもよおし──をやってみたいなとも思うのだが、そういう場をこの地でひらいているすがたが想像できず、なかなか実行に移せずにいる。同時に、Webマガジンでもやってみたいなという感情も起こる。個人でやれることは個人でやるので、集団でなにかしらやりたいというきもちがふくらんでいる。なぜならネット以外で他者をカルチャーめいた話ができないから!!! 渇望アンド絶望!