不足するバーベル/しかし担ぐ気力はない

ひとつの指針がある。ヘルツォークが『アギーレ/神の怒り』を29-30歳ごろにつくったという事実、おれもその頃までに何かを為さなくてはならないと新文芸坐のオールナイト明け、きたねえ池袋の街をあんぽこと歩きながら思った、ってのはたぶんネツゾーで、観おわってから何日か経ってからそのことについてあんぽこと話したのかなあ? かえりのエレベータでたまたまあんぽこのしりあいと乗りあわせたあの感じもよかったなあ、もう6年もまえのこと、、とにかく絶望とはつねに時間とくんずほぐれつのかたちでやってくる。もうあと3ヶ月もすれば27になるわけでひりひりした焦りみたいなものを感じるようになってきた、バックホーンは22のときに『人間プログラム』を世に送りだし、グザヴィエ・ドランは『わたしはロランス』を23で撮っている、はあ信じられん負けてられん殺す! ってなるわけですわ、いやその想いはつねづねあったのだけれどより差し迫ったものとして直面している、たたかいかたを考えなおさなくてはならない、、2019年の目標。

詩集は金がなくてほんとにどうしようもない、詩自体も投稿をやめてからぜんぜん書けないでいる、書いてはいるが作品にならない、メモ書きみたいなかたちで頓挫する、かろうじて書きおえた、と思えたものを読みかえしてみてもたんぶらーにあげる気が湧いてこないようなものばかり(まあたんぶらーにあげたからといっていい作品ではないのだが……)、ゆえに小説に逃亡したわけだがそれがちょっとたのしくなってきている自分がいる、賞金も得て一石二鳥的なうまいぐあいに話をすすめていきたい、このブログでも掌編を週1ペースであげてリハビリ、レッスン、ぷらくてぃす、先日のものはそれの一環として、つぎのもいま書いている、明日か明後日しあさってには投げる、このブログにアップしていくスタイルはさいきんしった乗代雄介のブログのスタンスに多大に影響を受けたものである(本では読んだことないからつぎの給料が入ったら町屋良平なんかといっしょに買いたい、同時代の作家でいえば内村薫風なんかも文庫になるの待ってるんだけれど一向にならない)、、せめてこないだ投稿したやつの結果がでるまでは継続したい、たまったらたまったで文フリにでもだせばいいもんな、

そう文フリ、というかZINE、ミニコミ、同人誌、呼び方はなんでもよいが先日のジンギャザに参加して個人出版のたのしみをひさびさに味わったので、来年は夕立コンパイルでバリバリ活動していきたいのよな、ここで書きちらした小説をもとに漫画を描こうと思っている。それでひさびさにコミティアにでようと友人と計画をねっているところ、とりあえず8pのネームを1本切った、どういう形式でパブリッシュするかはまだ決まっていないけれどもあと1,2作は描きたいところ。手をうごかせばなんとかなるってペーパーにも書いたけどほんとそうなんだよ、なんとかしよう、なんとかしようなおれ。


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さいきんは寝るまえにジンギャザでげっとしたものをちびちびと読んでいるんだけれどめっちゃいいんだ、これが。個人の情念、情熱、情動をだれにも頼まれていないのにわざわざ紙に印刷して頒布する、そのことのパワーがばりばりつたわってきて毎夜サイコーのきもちになる。冊子やペラ1をもりもりげっとしたのでしばらくはたのしいきもちになって就寝できる。

寝るといえば今朝はひさびさに叫んで起きた。マック・デマルコがビル・ヴィオラの養子だっていう事実(いやじっさいは事実じゃないんだけれど)に驚愕してえーーー! と目覚めたのだった。意味わからなさすぎてウケた、ちなみにトップスのMVではマック・デマルコのキンタマが見れる。