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うつぶせの樹の倒立するまで

うちにはIKEAで買ったビリーが3台ある。ビリーとは本棚のことだ。でかくて重くてやすいやつなのだが、先週末はそこに漫画をぼんぼん詰めこむ作業をした。まったく入りきらず、漫画に熱をあげていた大学時代=青春のほとばしりを感じて「すごいなあ」と感動していると、いっしょに住んでいる恋人に呆れられた。シュリンクがかかったまま1巻-最終巻という積読家が涙を流して肩を叩きあう光景がたやすく想像できるようなブツもあるから、仕方あるまいと思う。コミティアで買い漁った漫画たち(とくにコピー本)の扱いに困る。コミケに毎回いくようなつわものたちはいったいどんな風に収納しているのだろう。

本棚がある生活は実家にいたころ以来なのだが、この「自分の棚」をつくる作業がたのしすぎてしかたがない。書店でいい棚を見かけるとテンションがあがるように、自分の棚は自分の好きな本しかないので、ながめるたびにうっとりとする。将来、わたしの家には壁いちめんを本棚で埋めた書斎があり、その部屋にしのびこんだこどもたちが、目についた背に指をかけることを想像する。こどものころ、祖母や叔父の家の本棚から本を引き抜いて、こっそり読むのが好きだった。ああ、文化的再生産。マジディスタンクシオン。たのしいおばあちゃんになりたいよな。

鉢植えと土を買った。春になったらバジルとパクチーと大葉を蒔くんだ。伊勢丹には葉脈がひかる草がうっていていいなあと思った。今日でフライヤーに決着をつけられるといい。1/27-29のどこかはあけておいてください。手がけている本も2月の末には刊行される。ZINEもつくろう。みんなあそぼう。来月はホームパーティーをやる。詩は投函できなかった。代わりに詩を読む。読みまくる。