制作ノートが完成する。あっぷ予定日まで余裕があるので、それまでにさらに磨かれることだろう。
朝、ハンバーグ（惣菜）丼、チーズのせ。うまい。
ひろプリ32話。キュアマジェスティ変身お披露目回。冒頭、ましろんがパンを焦がしてしまうことで先日のスキアヘッド襲来の動揺をあらわす演出に唸らされる。落胆するチームを率先してはげますあげは姉のやさしさ。変身できないことを嘆くエルちゃんに対しても、その心情に寄り添い、とことん肯定するスタンスで接するさまがほんとうにすばらしくて泣けてくる。エルちゃんにとってはストレスフルなシーンがつづくが、エルちゃんとあげはが幕をもってスタコラサッサと画面を横切る場転演出も明るさの維持に花を添えていた。いきなり巨大化ミノトンというAパートラストのヒキも○。
「わたしがマジェスティなんだよ（えっへん！）」のきもちでは変身できなかったエルちゃんが、4人を守る、つまりは「誰かを想う」ことによってミラージュペンを自身のうちから結晶化・獲得し、マジェスティになる流れもうつくしいプリキュア作法を見た思いでたいへんよろし。イヤーカフがトゲトゲしていてゴツいのがまたかわいい（敵幹部との共通点では？と言っているひとがおり、するどい！と思った、洗脳説！）。澄み切ったミノトンもベリキュート。絵コンテ・演出は横内一樹。かならずいいしごとをしてくれるつわもの演出家である。EDキュアはもちろんキュアマジェスティ。映画に登場することも明かされた。変身アイテムが天にのぼっていくカットがあったが、ぜったい泣いてしまうと思った。
ただ、エルちゃんとキュアマジェスティをうまくむすびつけられずにいる。え！？赤ちゃんがプリキュアに？！という衝撃。コメコメみたいに成長過程があったわけでもないのに！ はーちゃん（キュアフェリーチェ）のエピソードをしらないのでそっちを視聴したらまた見方が変わるだろうか。
夜、激辛カレーコロッケ。うまい。冷凍しておいたグリーンカレーうどんの残り汁をレンチンした芋と和え、豆乳でのばした小麦粉とパン粉をつけて揚げ、ソース&マヨをかけることでだいぶ辛味が中和された。芋のいいところは米を炊かなくてもいいところである。みっつ食べ、ふたつを冷凍する。
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杉浦次郎『神引きのモナーク』49話まで読む。めちゃくちゃおもしろい。『ニセモノの錬金術師』を読んでいたときのワクワクがある。舞城がいうところの「光の道」を歩もうとする意志がまぶしく、そのかがやきを際立たせるであろう闇の暗さもまたいい。わたしはいわゆる「異世界転生」に興味関心がないのだけれども、こんなにも彼の作品をたのしんで読めているのだから、じつは適性（？）があるのだろうか？とまで思ってしまう。いや、思うだけでじっさいには手をのばさないが（だってほんとうにキョーミがない）。
ハードルは高ければ高いほうがいいと思っているフシがある。そのハードルを越えてきてくれたらうれしいから。越えてきてくれないひとはそれまででいいと思っているから。スマホにプリキュアのシールをいくつも直張りしている30代男性の心境は、こういうことなのかもしれない。
先日、秋からしばらくアジアを旅行するのだという友人に、めちゃくちゃおもしろいよと伝えたことで思いだし、谷口狂至の『アジアマリファナ旅行』を本棚からひっぱりだしてきてパラパラと再読。やっぱりめっぽうおもしろい。ディープであやしい未知なる世界が、すべての見開きにこれでもかと詰まっている。わたしが大麻カルチャー（？）に触れたのはおそらく小学生の頃に新古書店で立ち読みした『ねこぢる旅行記インド編』がさいしょなので、いつか現地のチャイ屋でバングラッシーを飲んでみたいと思っている。そして腹を壊し、脳みそグルグルの状態でボロいベッドに横たわってガンジスの偉大さに触れるんだ。おすすめの紀行本があったら教えてください。
賞を取ってから観る／読む／聴くetc.ようなカス（言いすぎ）にはなりたくねえとつねづね思ってきた。たとえ徒労になろうとも未知の現場へと足をはこび、できそこないの塵芥にもせっせとつばをつけ、何が生えてくるかもわからない青田を買ってこそのカルチャージャンキーだ。かつて自分が尊敬していたにんげんが、是枝がカンヌかなにかで賞を取った折に「どんな作品か見ものだね」みたいなことを言って日本での公開をたのしみにしていたのをおぼえているが、どうやら彼はそれまで是枝の作品を観たことがないようで、それはもう文化の放棄だろと思った。そしてそれが歳を取るということなのかと加齢のおそろしさをのどもとに突きつけられたきもちにもなった。第一線で文化芸術に触れ、創造していたにんげんでさえこうなるのである。わたしはいったいいつまで、いまのわたし、かつてのわたしが〈否〉をくださないわたしでいられるだろうか。
夜、鮭バタ生姜ごはん、インスタント味噌汁、フライドチキン（惣菜）マスタード添え、きゅうりのピクルス。うまい。
気づいてみれば執筆完了から公開まで最大ひと月以上時差があらわれる状態になっており、さすがに離れすぎか？と思った。ブログの話（と書いてからさらに半月のび、圧縮の必要が？と思うまでになった、どうしようか
