シネマヴェーラでムルナウ『シネマライズ』。『裁かるゝジャンヌ』にひきつづき序盤寝入ってしまう。妻が夫から逃げ回っているあたりで目覚め、そこからおわりまでは見届けることができる。愛嬌あふれる妻の挙動がいちいちかわいすぎる。いきなりおどりだすにんげんのことをおれは無条件で肯定する。でてくるシーンのすべてがセットで撮られているそうだが、ありえないだろ！と叫びたくなる規模と絢爛さである。街、遊園地、湖、どれをとってもすばらしい出来。また『〜ジャンヌ』でもそうだったが、サイレント期の映画では表情の豊かさがそのまま演技の質となっていたのだなということがよくわかった。髭を剃る男の顔など見ものである。
帰宅、シャワー、食事は摂らずにレモンサワー。カリカリ梅。塩分水分補給補給。
ドストエフスキーを読みはじめる。『やさしい女／白夜』。まだ冒頭十数頁だが、好きな感じがある。
すさまじい音を立てるはげしい豪雨が降ったり止んだりしている。気づいたら入眠。
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鬼のような眠気。10時前に起きてゴミだしチャレンジにも成功したのだがけっきょく13時過ぎまで追寝。雨の日だし、とくに予定ないし、いっぱい寝るのはいいことだと思って気をとりなおす。
昼、鶏皮香草煮をブルグルで。いまだに適量がわからない。裏面のレシピ例には4人前で1カップと書いてあるがそんなことあるか？ たしかに少量で腹にたまりはするけれども、、ぱくつきながら、ごはんを食べてもそんな汗をかかない気温になってきたことに気づく。うれしい。
食後、気合を入れて執筆。カスのような文章しかでてこないときも、まずはそのまま書きすすめて未来のわたしになんとかしてもらおうとする。どんな話かわからなかったものがだんだんと輪郭を浮き上がらせていくさまを実感できるのはたのしい。書かれたものには直近に観たり読んだりしたものの影響が感じられる。推敲の段階でそれらが削り取られたり均されたりする。
