遠因ユニヴァース

あっという間に体調が最悪になる。あたまが痛い、吐き気がする。うごくのがつらい。ふらふらする。いわゆる熱中症。むりやり食べものを胃に入れ、水をガブする。きもちわるい。吐きそう。シャワーを浴びる体力すらない。

保冷剤で首周りを冷やし、冷凍ソルティライチをのどに流しこむといくらか回復してくる。めざましいうまさ。ライチ嫌いなのに。ラベルには同じく苦手なグレープフルーツ配合みたいな文言まで書いてあった。嫌いな食べ物二大巨塔。逆に言えばこれら以外はだいたい食せる。

昼、ひき肉トマトかつぶしポン酢醤油たれでそうめん。うまい。

食後、ワークやんぞ!とデスクに座るもあたまがまったくまわらず、ふらふらしはじめたので何通かレスするだけでベッドに逆戻りになる。明日には回復してほしい。

よくねむり、窓をばちばち言わす暴風雨によってめざめ、たけのこ入り肉豆腐をつくり、ごはんを小盛りにして丼スタイルで食べる。うまい。だいぶ生きかえっている。しばらく横になって胃を慣らしたのち、期限がやばそうなほっけも焼く。シャワーも浴びる。自転車屋に問い合わせをし、自転車の納車日がだいたい決まる。冷凍庫をあけるとプリキュアのゼリーが入っていて爆笑した。元気になる。



熱中症でくたばっている最中、外からひびいてくる轟音に目が覚めてカメラを向けた風景


ワークワーク。リハビリがてら同人誌まわりをガガガとやる。〆切的にはコンペまわりを先にやったほうがいいのだが、そっちはだせなかったらだせなかったでいいので相手がいる方を優先する。デザイン作業もあることにはあるのだが、提出用の英文をつくるのが主な作業なのでやる気もあんまり湧かないし、、そろそろ寝るかなというタイミングでスマホがやかましく音を立てる。「高齢者等避難」の警報通知。ハザードマップを確認し、河川が氾濫しても大丈夫そうだったのでワークを引き続きやる(我が家には祖母がいるので念のため明け方まで起きておく)。


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これを読み、ブクマにある「これと同じで男性もスイーツ専門店に勇気出して行けばいいし、そういう人を見かけたら他の人も入りやすいよね。一歩踏み出せば、新しい楽しみに出会える」の文言を読んで、昼間にトランスジェンダー(というより性自認?)について考えていたときに思いだされた記憶がふたたび脳内に浮かび上がった。20代前半、当時の恋人へのプレゼントを探していた際、代官山だか中目黒だかのヴィンテージショップで女物のラックや棚を物色していたところ、背後から店員がわたしに声をかけてきたときの表情が「客」に対してのものではなく、明らかに「不審者」に対するものだったこと。このことと、性自認(やそれに伴う「区分け」)の話はむすびつけられる気がする。わたしが店員に「不審者」として見做されたのは、その空間にとって異物であるはずの「男」と見た目で判断されたからであるが、ひどい話だと思う(ここで思いだされるもうひとつの記憶、会社員時代、駅から家までの帰り道、すこし前を歩くスーツすがたの女がとつぜんこちらを振り向き、直後に全力疾走で逃げだしていった場面/あるいは、大学時代、サークルの新歓に来てくれた新入生に対して「〜さん?」「〜くん?」と見た目で性別を判断できずに敬称を迷って発声してしまった場面)。わたしは正直自分でもワンピースが着たい。バキバキにきまったドレスを身にまといたい。ライヴ衣装でワンピース/ドレスを着ている男性を見かけるたびに、めちゃくちゃいいなと思う。どんどん話がずれてきている気がするし、これ以上話を深めていく見識もないので、「槍玉」に挙げられていたサラ・アーメッドでも読むことを決める。ほんとうは「おれの性自認攻撃ヘリ」が読みたい。タイトルの勝利すぎる。

夜、茹で枝豆、ちくわとピーマンとチーズのかつぶしからしマヨ和え。肉豆腐のあまりも食べる。うまい。

つくるだけつくって後手後手になっていたもろもろの告知の準備をすすめる。だいたいやりおえたらコンペをどうするか考える。英語はむつかしい。

夜食、肉豆腐のあまりに生姜の酢漬け、卵、山椒トッピングしてうどん。うまい。

夜、ラーメン。チャーシュー、茹で卵、ねぎトッピング。わたしが行きたかった店のお土産ラーメンだが、期待していた味ではなかった。実店舗での実食が待たれる。

転職するぞというマインドのときに登録したポートフォリオサイト、会社には属さずにフリーランスでやっていくことになってもう長らく放置しているのだが、ときたまわたしのページを見た企業から反応があって通知がくる。作品を更新すればここから新たなワークにつながったりするのかしら。