殺害する心(とってもあったかい)

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chloe moriondo、クロエ・モリオンドという名前のひびきからしていい、まつ毛がバチバチなとこもサイコー、おれはまつ毛にフェティッシュがある、脇毛にもある

起床即資料読み。当てにしていたジュネがおもしろくはあってもつかえなかったのでウーンとなるが、読みおわってトイレに入っているとのこり1/3の書きだしのきっかけがつかめる。明日のわたし(つまり今日のわたし)はいつでもなんとかしてくれる。この未来のわたしが現在のわたしの前に立ちふさがるもろもろを解決してくれるという確信は、かつてそう思ったわたし、かつてそうしたわたしの無数のふるまいの蓄積の上に立っている。過去のわたしも、未来のわたしもえらい、えらすぎる。おしりがどうなるのかはまだわからないが、ジュネを読んでいるあいだにあたまに浮かんだランシエールトリン・T・ミンハをパラパラしてから執筆に取りかかることにする。

夜、冷麺。トマト、きゅうり、茹で豚、卵を具に。うまい。

読書は直接的に役には立たなかったが、輪郭線を削ぐという意味で完成形が見いだされ、日付が変わる前あたりでようやく脱稿する。あとはひと晩寝かせて手を入れるだけ。明日からはデザインワークに集中できる。




デザインといえば排気口『呼ぶにはとおく振り向くにはちかい』デザインおよびコピーを担当しています、詳細・ご予約はこちら


アジカンばかり聴いている。これまであまりピンときていなかった『wonder future』なんかも、いまではおっと思うことも増えた。アジカンはライヴ映像がゆーちゅーぶでたくさん観れるのがいい。バックホーンも以前はそれなりにあったのだが、レコード会社の方針だろう、全滅している。高校生の頃に観ていた動画はインターネットの片隅でひっそりと生きていたりするので、それを再生していた。黒沢清アカルイミライ主題歌である「未来」について語っているインタビュー映像、10年ぶりぐらいに観たのだがめちゃくちゃアツかった。好き×好きの片一方がもう片方に対して好き好き言っているすがたはラブい。

買おうと思っていた熊猫軒グッズ、軒並み売り切れていてめちょっく。次回上京時にプリストめぐりをするしかない。

ワークワーク。校正とデザインの同時進行はつらい。「両方やれる」ということが、対価に反映されるわけでもなく、ただ負担を増やすことにしかなっていないのがつらすぎる。馬鹿みたい、と思いながら、手を抜いたしごとはしたくない、というより己に嘘をつきたくないので地道にやる。この「自身に嘘をつきたくない」というマインドが、自分のなかでおおきい面積を占めていることをあらためて自覚した。会社を辞めたのもここが梃子になっている。テキトーほざきたくないよな。

夜、無印レトルトグリーンカレー。うまい。

山中さわおインタビューをweb版の音楽と人で読み、増子直純が「俺も吉野(寿/eastern youth)も大好きだった。よく呑みながら泣いてた」と札幌時代のさわおの楽曲を評しているのにグッときたり、「クリエイターがピロウズ好きだから楽曲を使いたいって話は、基本断らないんだ」との言に、アニメ版のさみだれは交渉すらしなかったのか?とあたまを捻ったりした。

夜、長芋のねぎ味噌和え、豚バラ玉ねぎ茄子の山椒醤油炒め。うまい。粒山椒がさくれつし、舌の上を夏の鮮烈が走っていく。水を飲むたびに閃光がビリビリと踊る。

ワークワーク。ゴリゴリやる。途中、フジの配信でヴァンパイア・ウィークエンドを挟む。サイコー。祝祭。あまりによすぎてワークの手は完全に止まる。もはや滅多になくなってしまったことだがビールが飲みたい状態にすらなった(ワーク中なので飲みはしなかった)。いい音楽は酒を呼ぶのだ。音響トラブルで静かになった際、観客のさわぎ声が聴こえてくるのもサイコーだった。曲おわりの歓声だってある! ライヴがリヴァイヴしている! にんげんの自由! それでも観客がほとんどみんなマスクしているのにはびびった。

請求書に記載した振込期限日から数ヶ月経っても何の音沙汰もなかったクライアントから突然入金がある。