ちょうほうの類ですか?

無限再生で「いかれたBaby」の原曲をはじめて聴いたがめちゃくちゃによく、そのまま『空中キャンプ』を再生した。日本のおしゃれインディーの祖なのだなとおもった。祖ではないか。

ヨルゴス・ランティモスの『アルプス』をジャイホーで観ようと思っていたのに気がついたら配信期限が切れていた。むなしい。再放映するタイミング、あるだろうか?

トロプリ31話。あすか回。なのだがローラのでしゃばりぶりがかわいい。作画が気抜けしている感じがあったが、あたまとおしりにでてくるプリキュアたちが丘を駆けてゆくシーンの疾走感はよかった。ヒーリングっどのオープニングもすこし思いだす速度のみせかた。今回のヤラネーダの襲撃は、走行中の電車に覆いかぶさったり、むりやり停止させたりと、人命がかかっているシチュエーションで、これまでにないものだった。それをシリアスに描かないのがよい。

バイス5話。「見ててください、俺の雄叫び!」。世代であるはずのクウガの記憶はほとんどないが、それでもアツいと思った。オダギリが池松壮亮を主演にしてやっている犬のドラマ、観ようと思って時間帯をメモしていたがけっきょく見逃している。池松といえば、シンで本郷猛役を演じるとの報道を見て、いいなと思った。『夜空はいつでも最高密度の青色だ』を観て以来、日本の若手のなかでもトップクラスの俳優だと思っている。東出昌大もそのなかに入る。ライダーつながりで菅田将暉もでているデスノートの映画、観るべきか?

夜、鶏と人参の炒めもの。鶏はにんにく酒醤油に漬けこんでおいたもの。細切れの人参も漬け汁に浸し、片栗粉と胡椒をまぶして熱す。

乗代雄介『ミック・エイヴォリーのアンダーパンツ』を読みかえして爆笑し、ブログや宮沢賢治「蜘蛛となめくじと狸」も読む。

「さあ、すもうをとりましょう。ハッハハ。」となめくじがもう立ちあがりました。かたつむりも仕方なく、
「私はどうも弱いのですから強く投げないで下さい。」と云いながら立ちあがりました。
「よっしょ。そら。ハッハハ。」かたつむりはひどく投げつけられました。
「もう一ぺんやりましょう。ハッハハ。」
「もうつかれてだめです。」
「まあもう一ぺんやりましょうよ。ハッハハ。よっしょ。そら。ハッハハ。」かたつむりはひどく投げつけられました。
「もう一ぺんやりましょう。ハッハハ。」
「もうだめです。」
「まあもう一ぺんやりましょうよ。ハッハハ。よっしょ、そら。ハッハハ。」かたつむりはひどく投げつけられました。
「もう一ぺんやりましょう。ハッハハ。」
「もうだめ。」
「まあもう一ぺんやりましょうよ。ハッハハ。よっしょ。そら。ハッハハ。」かたつむりはひどく投げつけられました。
「もう一ぺんやりましょう。ハッハハ。」
「もう死にます。さよなら。」

声をだしてわらった。のりしろ節の源流のひとつを見た思いがした。


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きもちがおわりはじめているのを感じる。

池澤夏樹スティル・ライフ』をひらく。表題作を読む。村上春樹の空気を感じるとともに、そういえば友人Oも同じことを言っていたなと思いだし、同人誌の原稿どうしようと思考が着陸する。それはともかく、生活からの遊離の気分と、メタファーによってものを語ろうとする姿勢が、春樹(名前も似ているね!)との共通点なのだと思った。バーで二人の男がスノビッシュな会話をしているというフォーマットは『風の歌を聴け』を彷彿とさせる。

mmm『ほーひ』のなかの「ぼくんち中華屋」という楽曲に「ぴぴるぴるぴるぴるぴぴー」という歌詞があり、「ぴぴるぴるぴるぴぴるぴー」だったらドクロちゃんだなと思い、まったくつながらないけれど、オマージュ捧げてんのかなとぼんやり考える。ついったで検索すると、リリースされた2012年の時点でちゃんと言及しているひとがおり、安心する。なんの安心か。死後くんのジャケがいい。