さっぱりの仲間

夜中にレスポンスがあり、明け方までその対応をおこなう。その中身自体はともかく、こういうはたらきかた、まったくしたくない! 社会構造への抵抗と、実務への責任がいきおいよくぶつかって、自己矛盾に陥ります。威勢のいいことばかりいってられねえぞ!ってことが身にしみてわかりますね。とはいえ、こんなんでめげていたら世界は変わらないので地道にやっていくだけです。超早起きした祖母のゴミだしを手伝いつつ、水分のとんだ食器を片し、こちらもお返事をします。

今日は夜に会議もあるので、いま仮眠をとっておかないとまずいと思い、ベッドに退散して寝入りに本をひらきかけますが、上野千鶴子へのインタビュー記事がおもしろくてそっちを読んでしまいます。20代の女性たち4人が聞き手となって、フェミニズムのありようについて話す座談のようなもので、「フェミニストが一枚岩でいるよりも、多様性があるほうがずっといいと思う」という発言が象徴するように、そのばらつきが愉快でした。こうしたグラデーションに目くじらを立てずに共存していく姿勢はたいせつにしたいですね。

惣菜がたくさんあったので今日は料理をサボります。意識的に休みをつくっていかないと永遠にはたらきつづけることになります。


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apple musicにあるidlesのフロントマンJoe Talbotのおうちプレイリストがめちゃくちゃよく、いろんなしらないバンドに耳を惹きつけられます。とくに、special interestの「Young, Gifted, Black, in Leather」がちょうぜつカッコいいです。若くて才能のある革ジャケを纏った黒人! ひりひりするノーウェイヴサウンド(deli girls感もある)の上で、とにかくそのフレーズを連呼するアティテュードに胸を撃ち抜かれます。タイトルはニーナ・シモンの「To Be Young, Gifted and Black」からきています。ひさびさに和訳記事を書きたくなりました。


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これです、メンバーのヴィジュアルもサイコーです


同人誌についての会議。みなそれぞれ進捗情報を共有しつつ、タイトルも決まり、完成に向けておおきく前進する。こんな風にしてものごとがすすんでゆくのはきもちがよい。みしったコミュニティの居心地のよさと、集団制作のたのしさがある。ほか、映画やゲーム、現代思想、ゆーちゅーぶ、マカロンなどの話をざっくばらんにし、わらいつづけていると3時間が経っていた。わたしの考えるよい場のひとつのモデルとして位置づける。途中、運動にとってのリアルな場の話をしたが、ダイアログはこういうムードをもつ空間にしたいのよな。ホモソーシャル性の悪しき面をそこでどう突破するかはめちゃくちゃ課題ではありますが、、

窓はひとつ。胸に掲げる。