堤防と硬直

起床即ついったのコンボをキメると、三浦建太郎の訃報が目に飛びこみ、「は?」と声がでる。

落選作のリファインのつづき。まったく別様の作品に仕上がりそうなのでべつのコンペにだそうと昨夜決め、規定の判型がちがうので作り替えの作業をしていく。また、クライアントワークのレイアウト・フォーマットづくりも同時にすすめる。手をうごかせば、ものはかたまる。ものがかたまれば、イメージが共有できる。ひとは想像上で同じひとつのものを触りあっても、まったくべつのものをそこに見てしまうから、いや、そもそもげんじつの上でも同じひとつのものをまったくちがうように見てしまうから、せめてかたちにして、ともにたちもどれるよすがをつくることが大切だ。

今日の献立。新玉ねぎのスープ・チキン入り。チーズほうれん草オムレツ。卵にしおをいれすぎた。玉ねぎの甘さばばつぐん。食事の前、いろいろうまくいかず、ピリついて家族に当たってしまう。よくない。謝る。きもちをコントロールしましょう。ひとの更年期をわらっている場合ではない。

つづくコンペも落選。無を感じる。ひさしぶりに感情がひりひりしてくる。コンセプトを考えたときにはこれだ!と電流が走っていたので、そのぶん落胆もおおきい。ただ、入選者にみしった名前があり、よろばしく思った。負けてられない!とやる気が燃える。がんばりましょう。


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ひとつレイアウトが片がついたのでクライアントに送り、べつのフォーマットに手をかける。そうこうしていると芳しい返信がかえってきて、ひと安心する。のだけれど、落選を引きずってきもちが落ちていて、一瞬浮上したのちにどんどん沈殿していくのがわかる。脳がもやもやし、胃のあたりがずーんとしている。作業のすすみはよかったが、こころがだめになってしまったのでPCを寝かし、わたしもベッドにもぐりこむ。ウーン。つらい。シロップの静脈を聴く。ここに書いたか忘れたけれども、いつの間にかイヤホンが片耳断線してしまったのよな。かなしいね。