mushroommustbemammoth

若い女性である、というだけで賃貸の管理会社になめられているひとのブログを読み、妹の職場にやってくる配送業の男が、対応相手の性別によって態度を180度変える話を思いだした。主に自らの育児について書いているべつのひとは、男児を育てる際の「男の子だからやんちゃなぐらいがいい」みたいな育てかたが生む弊害について触れていて、つながっている、とも思った。性役割の再生産・強化は、けっきょくのところ性差別を生む土壌になるのである。だから、みのりん先輩が「最近は女優男優分けずに俳優と言ったりするけど」と唐突に発することの意義はおおきい。プリキュアの話だ。

応募してみようかなと思うことのできるデザインのコンペがふたつ見つかる。コンテストのかたちをとって、パッケージデザイナー兼宣伝マン(自作が採用されれば「クリエイター」はそれをSNSで喧伝するだろう)として体よく動員されているだけ、みたいな感想を抱かないでもないのだが、こうやって地道に認知度を高めていかないとどうしようもないのも事実であって、やり場のないいらだちがふつふつとふくらむ。

午後に寝床から這いだし、冷や飯にスープをかけて朝ごはん。食べながら、ひき肉とレッドキドニー、ほうれん草を塩胡椒とナツメグ、醤油などで炒め煮して夕飯のおかずとする。しめじとおかかの炊き込みごはんもじゅんびしておく。親が休みの日はどうもリズムが狂ってしまうので、自室に篭り、上野千鶴子『家父長制と資本制』を手にとるがいつの間にかねむってしまう。


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2-3時間ねむって食事を摂り、コンペ用のグラフィックの制作。おおきい判型の感覚がつかめていないので苦戦する。天地を90度傾け、横長のディスプレイに最大のサイズで表示させて、なんども首をぐいとひねってブツを確認する。こうして実寸でA3サイズをたしかめることができると、27インチマック買ってよかったねえというきもちが湧き上がる。ヴィヴィッドカラーの新しい24インチのもかわいいよね。薄いし。明日の、というよりも日付かわって今日の〆切に向けて調整作業をつづけていると、Hさんから電話がかかってき、元気がでる。もしかしたら彼らのびっくりハウスに遊びにゆくかもしれない6月の東京、いったいどんな状況だろうか?