汚水の急流に耳を貸す

やけにおおきい音で聴覚をみたす。自分の思考と精神を守るための所作。

夜食、ブルダックポックンミョンのカルボ味。卵とチーズと韓国のりをトッピングする。相変わらず辛い。変わってたまるかという話だが。朝までテキストにかかりきりになる。

起きてきた妹とくだらないやりとり(わたしはこのくだらないやりとりこそをすくいあげなければいけない)をいくらかつづけたのち、家事を済ませて『∀ガンダム』37-38話。37話「月世界の門」を観ていて思ったのは、やはり複雑性はそれ自体で作品をおもしろくするのではということだった。敵船からの脱出劇、新キャラ・新勢力・新兵器の登場、裏切り者(?)の出現、恋愛関係の開花、とそれぞれ異なる視点/場所で生まれる複数の展開がぎちとつめこまれていて、ようやく物語にギアが入ってきたぞと感じられた。最序盤にあった観客をおいてけぼりにするような勢いがとりもどされる感。「宇宙にでる」ことのさまがわり感も影響している。

眠気が限界になり、昼過ぎに入眠する。真っ暗な神社に面した道で、車に轢かれた猫の首がブチンと飛んでゆく悪夢を観る。

夕飯時にめざめ、支度。豆腐と卵の中華スープ、韓国海苔クリームチーズとキムチの和えもの、牛タンねぎ塩。なんで牛の舌がこんなにもうまいのか! 華ひらく味がする。


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名刺について先方とやりとりの電話。今回は暫定的に家庭用プリンタで印刷工程を踏むことになっているのだが、遠隔でズレを調整するのに難儀する。決着は明日までひきのばし。最終的な〆切の日でもある。本を読むために自室にこもるが、インターネットをしてしまう。インタビューはいいなと思う。話している内容がつまらなくてもつぎへつぎへと読めてしまう、とまで書いて、はたしてこれは「いい」ことなのかと立ち止まるが、深堀りするのはやめた。喋ったら即文字起こししてくれるツール、しかも高精度。そんなものはもうできているのでしょうか。ゆーちゅーぶの自動字幕とか見てるとそろそろという感じはありますが、、

ほしい本が山のようにあるのだけれど、収入がなくて買うことができない。今月末くらいから入金がでてくると思うのだが、かといってそこに手をつけると車輪がまわらなくなる気がする。技術だけあってもどうにもならんのやなあと、かなしい気分になりながら、ジャネット・フレイム『潟湖』のつづきを読む。