偽造された感情(爪を落とすように

朝、チーズエッグトースト。妹にもハムを足してつくる。

池田洋子『ヒーリングっど❤︎プリキュア』44話。ラスボスあっけな感。元気玉演出の無敵さ。プリキュアの正体に気づきながらも気づいていないフリをする町の人々の気遣いがウケる。原画に川村敏江がおり、作監には山岡直子がいる作画にリキの入った回だというのに、無惨にもL字スーパーが画面を覆ってかなしい朝だった。次回はまるまるエピローグ回になるようだが、さいきんはそんなスタイルなのだなとびっくりした。

ABMGシリーズの制作。これだというマテリアルが見つからずウンウンうなる。しばらくやって、おひるどきとなったので、ブルダックのからーいラーメンをヨーグルトと挽肉でしこんで食べつつ、イデオンを観る。22話「甦る伝説」の衝撃! あたまか、配信サイドがバグったかと思った。なんの予告もなしに冒頭数話の総集編がはじまったのだから……。パイパー・ルウがそんなに怒んなくてもいいだろというくらいコスモにめちゃくちゃ怒られてて、そんな編集アリなのかよ?!とわらった。このようにして話を圧縮する際の、削る場所と残す場所の選定法が気になる。フィルムアート社からさいきんでた『映像編集の技法』がほしい。書店でパラパラながめたウォルター・マーチの『映画の瞬き』はあんまりピンとこなくて買っていないのだけれども、気になっていないといえば嘘になる。こんな逡巡しないで済むくらいの収入はほしい。24話まで観る。バッフ・クランのなかに異なるちからのベクトルが明確にあらわれ、ドラマの厚みが増した気配。なんだかんだもう中盤戦である。

炊飯、煮込みハンバーグをつくり、就寝。フリカデレ製法でナツメグクミンだくだく、食パンイントゥ+牛乳の代わりにヨーグルトでタネをつくった。きざんだ玉ねぎはタネの外、トマト缶でぐつぐつと。日をまたいでしばらく経った頃めざめ、のそのそとキッチンへ出向くと、妹がクッキーを焼いており、季節を感じる。それを横目にハンバーグで白米を。さいきんは食事の際にイデオンを観るのが通例となった。そうなるのだろうとの予感の通り、キッチ・キッチン……となる。1話観おわる頃に菓子は焼き上がり、おこぼれをもらう。うまい。ハートやひとのかたちをしたそれをかじりつつ、しごとをする。グラフィックもつくる。エルガイムダンバインのサントラをかける。朝になる。


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わたしが編集者として参加しているのであれば直すであろう原稿に対して、校正者の立場から手を入れるのはですぎた真似だなあと踏みとどまること。そうはいっても校正するためにはもとの文章が必要なわけで、自分で手を入れてこしらえるか、手を入れてもらってから受けとるかの選択が迫られる。であれば、前者をつかみとるのがよりよきしごとへの参加のしかたではないか。そんなことを思いながら、原稿に赤を入れる。

ひと段落させ、夕飯の支度。卵スープ、牡蠣の炊きこみごはん、挽肉茄子生姜の春巻。わたしのパワーが残存しているかつ冷蔵庫がみたされている日の献立という感じ。だいたいしこんだ時点でクソネム状態に陥るが、揚げ物なので起きていなくてはならない、、炊きたてのごはん食べたいしな、、