夢魔ムウマカントリーマアムマルクス

悪夢を見た。中身は忘れたが、悪夢を見たという感慨だけがわたしの身体にのこっている。

布団でうだうだしながらHAPAXにあっぷされた谷川雁論を読み、思想をうねうねさせる願望の胎動を感じた。両極性について触れている箇所、「あいだ」の話をしていると思った。このブログでもそれに関連してなんどか「宙吊り」が云々書いている。いまではもう手に入りづらくなっている『谷川雁セレクション』を模索舎で買ったとき、店主と話していたレジ前にいた高校生の活動家(?)がわたしの購入した書籍について話しかけるでもなくひとりごちたとき、何か反応すればよかったなあと後悔の念がある。そうしたささいなきっかけをひろおうとするしぐさが、あたらしいむすび目をつくるのだ。

夕食はカレイの唐揚げの甘酢餡かけ。アジかなんかの南蛮漬けを食べたいなと思いながらつくった。餡はにんじんと長ネギと生姜に、酒みりん黒酢醤油で。わたしは骨をあまり気にせず料理してしまうが、親は気になるタイプのようで、不満げな様子だった。


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深夜にかけては執筆と制作と素材あつめ。小説のリハビリテーション。おもんねえなあといらいらしながら書く。リクエストタイプのグラフィックはとりあえず案ができる。たのしいなあとうきうきしながらつくる。いちにち寝かせて様子を見る。インデザのファイルを作成してから2時間半でいったん手離れ、と時間を記録しておく。ものによるのだからこんな時間の目安に頼るなと思うが、のちのちのふりかえりのために書いておく。

山田裕城×白土晴一『OBSOLETE』を観はじめる。原案と脚本は虚淵玄虚淵作品はなにげにはじめて観る。パイセンである。1話を観た時点では、ニッチでフェティッシュなミリタリものという感じ。高橋良輔監修ということもあって、ガサラキみも感じる。