コクトー梅酒

プリキュア観っぺえとテレビをつけたらマラソンだか駅伝だかにつぶされており、ショックを受けた。何年ぶりかのプリキュアとの対面が! 代わりに妹に釜玉うどんをつくる。わたしはインスタントラーメンを食べる。キャベツとそせじと卵入り。昨日のごはんとさほど変わらないのは冷蔵庫が枯れているからだ。

ラジオのロゴをつくりはじめる。ロゴデザイン、というよりもイラレがむっかしい。こんなしてパスをちまちまやってるよりインデザに特化していったほうがいいのでは、とか思いつつ、ある程度はイラレもつかえたほうがいいのだろうなとも思いなおしてドゥ・アンドゥ・ドゥ・アンドゥ。ともに2ヶ月ぶりの運用だが、てきとうにいじっているうちに感覚がもどってくる。インデザの、ひらいたファイルのうち未実装のフォントを勝手にアクティベートしてくれる機能がたすかる。アプデ多すぎだろと思いつつ、2021をこれからのスタンダードにする。

車に乗り、買いだし。おからパウダーにひさびさに再会してうれしい気分。これは発明である。郊外のでかめのリサイクルショップにも立ち寄るが、お目当ての書籍類はすみっこのちいさなスペースにしょっぼい品揃えでかためられていてなみだする。古着もてんでかわいくないものばっかり。ロボット魂のオーラバトラーヘビーメタルにはちょっと気がたかぶったけれど、中古品とはいえ高くて買えなかった。


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夜、ほうれん草と豚肉炒めをつくり、食べて即就寝。起床後、豆板醤を加えて卵とじにして食べる。ネトフリの『MOVE』のつづき。原語が英語でないからかイスラエル・ガルバンの回に字幕がでてこず、否応なしに吹き替えで観る。映像素材の少なさを感じる序盤、本人が街を歩くカットを両親の語りの合間に執拗にインサートする。子に理解を示すことのなかった親たちのはざまを、ひとり歩く男。フラメンコって映像映えしないのかしらと、その場で小刻みにステップをするさまを幾度もカメラにおさめるスタイルを観て思った。それもうごきというよりも、顔ばかり撮っている。ムーブメント的ではないということ? おどりのすごさか映像からはあまり伝わってこない。伴奏もそうであるが、音がそのおおきな要素として横たわっている。

キミコ・ミラー回は赤い照明に黒い肉体がうねるアバンのきょうれつさからしてオッとなる。ガールズパワー、ウーマンズパワー全開のジャマイカキングストン、あるいは奴隷制プランテーションにルーツをもつダンス「ダンスホール」の話。フェミニズムが画面には流れているのだが、主人公であるキミコが男の子はカッコよくなきゃと息子を教育しているのはどうかと思った。わざとのこしているのだろうな。成り上がりストーリーのように描くのも、家父長制的な既存の枠組みに人生を当てはめてしまっているのではと思わざるを得なかった。

MOVEの最終1話をのこしてロゴづくりの再開。だいたい完成する。リハビリにはいい作業になった。デザイン環境がととのったら週2回のペースで作品づくりをしていきたいとずいぶん前に計画したが、はたして。